熊野古道を歩こ

九条を守る女のワークライフバランス日記です。

伊勢路ドライブ 花の窟神社

2013-01-06 18:45:51 | 熊野古道伊勢路
神倉神社はとても男性的な神社です。
それに比べて、花の窟神社はきわめて原始的な女性性を持っています。


社はなくて、岩そのものが御神体です。
山頂の大きな岩からなだれ落ちるように男性たちが駆け下りてくる神倉神社の祭りとは違い、こちらの神社のお祭りは綱引きです。


岩の上から浜まで、美しく花や扇で飾られた綱を引き、イザナミをまつります。
イザナギの命は、死んだ妻イザナミを黄泉の国まで追いかけていきますが、その変わり果てた姿を見て逃げ帰ったという神話があります。


そのイザナミの墓所と云われるところです。
私の学生時代の先輩が書いた本が新書になっていて、昔この地方には風葬の習慣があり、それを黄泉の国に見立てたのではないかとか。


ここに立つと、そのようなこともあったようなそんな気がします。
生きていることも、死んで自然に帰っていくことも同じようなことだった時代も。


熊野はそんなところです。
ここも世界遺産に登録されています。

伊勢路ドライブ 神倉神社

2013-01-06 14:22:07 | 熊野古道伊勢路
あと一ヶ月足らず、2月6日にこの神倉神社でお燈祭りが行われます。
この鳥居の向こうの527段の石段を、白い装束の男性たちが駆け下りてきます。


初めて昨年の夏、仕事で新宮を訪れたさいに下から4分の一ほどまでのぼりました。
そこで諦めて、下りりようとして振り向いたら…、


ほとんど崖でした。
ここを駆け下りるとは、そんな馬鹿な。


私は這いつくばって、下まで下りました。
当然、みんな酔っ払っているのでその勢いもあり、山頂に光った暗闇の中の火の流れはあっという間に鳥居をくぐるとか。


下では、あらかじめ救急車が待機しているそうです。
畏るべしシングー男子と尊敬していたら、上まで上った娘がその英才教育の様子を教えてくれました。



ほんの三才くらいの小さな男の子を連れた若いパパが上ってきて、本能的に女坂というなだらかな道を下りようとする子どもに向かって、「そんな道下りたらあかん!」と叱っていたそうです。


こうやってシングー男子は育つのですね。
まもなくですので、つごうのつく方はお出かけになってみては。


こちらも世界遺産です。










伊勢路ドライブ 熊野速玉大社

2013-01-06 08:36:01 | 熊野古道伊勢路
1月3日は世界遺産の三神社にお参りしました。


まずは熊野速玉大社です。
熊野川のすぐそばにありますが、那智の滝や熊野那智大社のようなひどい被害は見られず、いつもどおりの様子でした。


ここに今までの天皇や上皇の御幸の記録が書かれた碑があるのですが、それによると後白河上皇がダントツの33回。
「どれくらいの熊野好きやねん。」と、ツッコミを入れたくなるところです。


ここで、各種の病よけのお守りが売ってありました。
「インフルエンザ除け」というのがありましたので、さっそく職場におまつりしたいと思います。


新年のお願いは、「インフルエンザの流行をおよけください。手洗い、うがいに努力します。」でした。