熊野古道を歩こ

九条を守る女のワークライフバランス日記です。

「おりづるの会」学習会の報告

2010-09-28 04:58:48 | 時事
26日に開いた学習会の報告です。
「おりづるの会」は子どもの非行に悩む親たちのセルフヘルプグループです。



当事者の家族がお互いの悩みや経験を交流し合います。
親たちの「たち」というのは、親の他に兄弟や関心を持ってくださる方などです。








 学習会は、保護司、親、刑務官、行政関係、福祉関係など幅広い方々が30名も参加してくれました。
 
『子どもたちとともに』と題した保護司の木曽さんは、君たちがこれからの社会を担っていく大事な人材だと考えているから立ち直ってほしい。仲間として一緒にやっていこう。
 寄り添うように風のように…聞いて泣いて寄り添って……。我々はじっと聞いてやることが大事。いろいろ問題提起してくれる子どもと一緒に楽しみながら歩もう。
 必ず時が解決してくれる。「自分で働いて自分で食え」という職業倫理を教えておく。「嘘をつくな」「人様の金から一番遠いところにいなさい」大人は忍耐と祈りだが、1人では無理なので、誰かとしんどさを分け合っていこう。
 と柔らかくユーモアも交えてのお話でした。
 ちゃんと子どもの話を聞くのが難しいと言う質問にも「倒れるまで、ずーっと聞いてあげる根性で…」という返答で聞いてあげることの大切さを再確認しました。

 『青少年の生きづらさと薬物』と題した和歌山ダルクの和高さんのお話では、依存症には薬物、アルコール、ギャンブル、セックスなど30項目ぐらいある。
 自分も困って人も困らせてもどうにもできない。生きづらくなって反抗も出来なくなった時に出会ったものが何であったかで決まる。
 回復するためには薬物を使った期間の3倍は必要。
 遠方に行って1年以上ダルクで入寮生活をし、1日3回幾つものテーマに対して話をする、人の話を聞くことなどを通して自分のために丁寧に親切にやり直す。
 自尊心の低い人が心配。薬の使用などで明るくなれた、勉強が出来るようになった、緊張しなくなったなどがあればその子は、必要なものとして使い続ける。
 子どもを変えようと思ったらまず周りからかわりましょう。自分のケースを仲間にゆだねる。寄り添ってもらう。子どもが大変なときはそっとしておく。
 その状況を受け入れ、外にSOSを求める。
 子どもたちの成長に貧困が大きく関わっている。青少年は、苦しくて辛くて大変なので自分を壊していく(人を攻撃するのではなく)。人間はこわれるものだ、行き直せるものだ、ひとはどうそれを克服してきたか、生き方について具体策を教育でおしえてあげてほしいということなどを学びました。

 質問としては、ダルクをでてからの社会復帰支援について、和歌山の薬物事情、ダルクへの入寮について、おりづるの会への参加について等がありました。

 参加者の感想は、「とても勉強になった」というものがほとんどでした。その中で「依存症が病気であること、治療が必要であること、家族が追いつめられていることを知ってください」という感想がありました。今日のような学習会や自助グループの活動を地道に積み重ねていくこと。そして、いろんなたちと協力し合いながら少しでも前へ進めたらみんなの笑顔も増えるかなと思いました。
 10月例会は10月16日(土)9:30~12:00 岩出市総合保健福祉センターです。

ル・カネトン

2010-09-27 10:02:10 | ソトごはん
大阪市中央区にある谷六界隈はとても素敵なスポット。
空堀商店街とともに最近すごく注目されてきています。



土曜日に「ル・カネトン」でランチをいただきました。
4月に夜行った時はふわっふわのフォアグラを食べて感激したのですが、こちらのランチも一皿ぶんのお値段でこんなに食べてもいいの?っていうぐらいの内容でした。




メニューは以下のとおり。
•赤ピーマンのムースとトマトのクーリ
•北海道のサーモンとホタテ、メロンのタルタル
•冷製フォワグラとトマトのチャツネ
•本日の魚介料理
•但馬地鶏のロティ 渡り蟹のアメリケーヌソース
•空堀ロール
•コーヒー・小菓子



あれっ?まだ来るのっていうぐらいで前菜が三皿。
おまけに三皿めがフォアグラ!



これで2800円なんですよ。
1800円のランチも同じボリュームで美味しそうでした。
今、デートは絶対谷六です。



ここは熊野古道に面しているのですが、古道歩きには向きません。
「祈りと再生」とフォアグラはね…、