熊野古道を歩こ

九条を守る女のワークライフバランス日記です。

2011-12-31 14:25:16 | 愛するもの
私のこの1年も多くの人と同じように、3月11日をもって大きく変わりました。
当たり前、平凡が幸せであることをしみじみと感じました。



そして、5月に病気になり、友だち、家族、同僚、上司、医師、カウンセラー、サークルの仲間、弁護士ありとあらゆる人のお世話になり、今日までがんばって来ることができました。



また、友の死によって、置いて行かれる寂しさや、生きるということの意味を考えさせられました。



来年は少しは恩返しをしないとね。



この大みそかは久しぶりに家族5人がそろいそうです。



これは娘への遅まきながらの誕生日プレゼント。
緑色っぽい名前の娘にぴったりかなと。

○○○買っちゃった

2011-12-30 08:50:07 | 愛するもの
年金はますます遠くなり、TPPで農業も漁業も医療制度も崩壊か。
消費税もどんどん増税の方向。



でも、将来への不安を見ないふりして買っちゃった。
だって、日本の景気がよくならないと、ますます将来は暗くなるばかりだし(言い訳)。



買ったものはこのとうがらしではありません。
これは息子の母の日のプレゼントで、たぶん韓国で500円くらいで買ったもの。



プレゼントを買う金もないので、まあこれいいっかぐらいのものです。
買っちゃったものはこれを撮ったレ・ン・ズ。



マイクロレンズです。
なんと新品純正品。


職場の後輩に「これで何撮るんすか。」と聞かれて、
「そりゃ、かたつむりとか、ありとか、だんごむしとか…。」


そういえば、具体的に何撮るかとかイメージなかったんだ。
豚に真珠となるか、生涯の友となるか。

ちょっと変な通勤路 島へ

2011-12-29 10:26:43 | 和歌山いいところ
それでは最後に施無畏寺本堂からの海の眺めを紹介します。
白州正子さんや『江戸の本屋さん』の著者今田洋三さんがともに絶景と書いています。


少し大き目の島が鷹島。
明恵上人が京都高山寺より恋しいと手紙を送った島です。



初めてこのブログを見てくださった方は何のことかわかりませんね。
私はふだん車で10km、20分かけて通っている職場への道を歩いてみようと思いたち、リュックを背負ってここまで歩いてきました。


ここからはまだ30分ほど歩かなくてはなりません。
結局往復で28km5時間半ほどかかりました。


リュックの中には職場の人に分けようと思った3kgの自然薯を入れての旅、または通勤。
ただのバカです。



でも、いいところでしょう?
白上も近くまでは車でも行けますので、一度訪れてみたいと思われる方はコメントください。



湯浅の古い街並みや明恵上人の縁の地を紹介します。

ちょっと変な通勤路 施無畏寺

2011-12-28 16:37:16 | 和歌山いいところ
施無畏寺(せむいじ)は畏れること無きを施すお寺。
住職に教えていただきました。



明恵上人開基のお寺であり、四代須原屋茂平衛のお墓のあるお寺です。
明恵上人から坂本冬美、明石家さんままで和歌山出身の方で最も私が憧れるのが須原屋の一族。



江戸期最大の出版会社である『須原屋茂兵衛』がこんな辺鄙な(ごめんなさい…)田舎の出身だなんて。
四代須原屋茂兵衛は熊野を紹介する絵入りの『熊野遊記』という本を書き、六代目が出版しています。



レベルはまったく違いますが、私のブログも同じコンセプトで書いています。
奥の院の紅葉は終わり、訪れる人も見当たりません。

ちょっと変な通勤路 西白上、東白上

2011-12-28 10:26:27 | 和歌山いいところ
明恵上人という名前を初めて知ったのは、湯浅町の偉人を紹介する冊子で栖原地区を担当した時でした。
全員でも6,7人しかいないのに、なぜだか栖原地区にはそのうち4人もいらっしゃい「不公平だ!」と内心思ったのですが、
若いころは仕事を惜しんではいけませんね。



おかげで、明恵上人ともご縁ができたような気がします。
「明恵上人、誰?」と思われる方がほとんどだと思いますが、私には語る資格はありません。


郷土史家の書いたものを読んだり、白州正子さんの本を読んだり、はたまた施無畏寺のご住職の話を聞いたりしましたが、私には実に不思議な方でした。
でも、拙文を書いてしばらくして京都の高山寺でおそろしいほど美しい紅葉を見ました。



その時、明恵上人の樹上で修業する絵がかかっているのを見て、「ああ、明恵上人が招いてくれたのかな。」と感じたものです。
「へたくそな文章を書いてごめんなさい。」と謝ると、笑って許してくれたような気がしました。



海の見えるのが東白上、その後波の音が修業のじゃまになると場所を変えたのが西白上です。
半分崖登りのような場所にあります。



高山寺といい、この白上といい、名誉や俗世の欲とはほど遠いところにいたような方だったような気がします。