熊野古道を歩こ

九条を守る女のワークライフバランス日記です。

『蔦重の教え』

2014-02-18 20:20:55 | 本の虫
今読んでいるのが、『蔦重の教え』です。


ビジネス書のコーナーにあったのが以外だったのですが、読んでいくうちになっとく。
『もしドラ』のような誰にでも真似できる(かもしれない)経営についての書物です。


江戸期の出版業界に関心のある私にとって、とても楽しい本です。
でも関心のない人にも楽しい、おすすめできる本です。

資本論

2014-02-17 19:15:26 | 本の虫
昔々、大昔。


私がとても可憐な女子大生だったころのことです。
やっと受かった大学で、今までのような勉強でなく古典が読みたいと思った私は、この古典中の古典に挑戦しました。


でも、数学がとっても苦手だったのので一人で読み通すのは困難だと思い、「資本論講座」に参加しました。
一生懸命赤鉛筆で線が引いてあり、書き込みがしてあるのがけなげです。


マルクスのウィットに満ちた文章に夢中になり、その美しい論文構成に驚嘆し。
今でも時々読み返しています。

さかさのこもりくん

2013-07-13 17:21:26 | 本の虫
こもりくんはこうもりの子どもです。
だからいつもさかさまにぶらさがっています。


すると、なぜか言葉まで反対になってしまうのです。
家であるどうくつの前を通る動物たちに、「ぼくはぜったいきみとはあそばない。はやくあっちへ行って」と言うのでみんな通り過ぎてしまいます。


本当は、「ぼくはきみとあそびたいよー。うちに来て」と言っているのですが。
ところがこもりくんの言葉がさかさ言葉であることに気がついたくまくんは、こもりくんのうちでいっぱい遊びます。


このお話を読んだところ、男の子が壁に足をつけて反対になって、
「お前なんかきらいなんじゃよ。あっちいけ。二度と来るな」って私に。



「ほんとは好きなんやけど、よう言わん。いつもいっしょにいて。どこにも行かんといて」て、言いたかったんだよね。
知ってたよ、こもりくん。


「ありがとう。がんばれるよ」

『幻の女』

2013-05-20 18:45:31 | 本の虫
外の空気の匂いが変わってきました。
みかんの甘い匂いから、青臭い木々の花の匂いへ。


この季節になると思い出すのが『幻の女』
ミステリの古典中の古典。


知らない人は読むべし。
ネクタイの色のコーディネートが違う。


そこから始まる物語です。