「世界遺産富田坂」を越える 安居辻松峠

木漏れ日、せせらぎ、若葉、芽吹き、野花、吹き抜ける風、何もかもが心地よい道でした。
緩やかな登り道を歩くと、安居辻松峠に着きました。


今回は安居の渡しに下りるのではなく、椿駅に下りる道を選びました。
この石仏は旅人を悼んだものでしょうか。




今回歩いたのはこちら。

『世界遺産富田坂を越える』 椿

歩くのは楽しい。



何かに出会えるから。

『世界遺産富田坂を越える』 白浜が見える

一服して体が涼しくなってきたら、さあ歩こう。
これから先はゆっくりアップダウンを繰り返す尾根道です。


大辺路の良さは熊野の山と海の両方が味わえるところ。
富田坂には白浜や田辺が見晴らせるスポットが二ヶ所ありました。


向こうに見えるのは白浜。
空港やアドベンチャーワールドが見えています。


わかるかな。




今回歩いたのはこちら。

『世界遺産富田坂を越える』 わらびのような

うちのあたりではこんな風景は少ないのですが、「熊野」の領域に入るとシダ類が多くなります。
ゼンマイみたいなの、わらびみたいなの、伊勢路にもたくさんありました。


ジェラシックパークとか、アバターとか、太古の風景です。
うううーんと背伸びしながら、葉っぱになっていきます。


ああ風が気持ちいい。



今回歩いたのはこちら。

『世界遺産富田坂』を越える ウバメガシのトンネル

熊野古道の急坂は空の方が明るくなると、峠に出ることが多いです（少ない経験ですが）。
今回も急に明るくなり、カシの木を中心とした広葉樹のトンネルに出ました。


峠ではなく、尾根道に出たようです。
長井坂のような気持ちのいいアップダウンの尾根道を峠に向かいます。


腰掛けてほしげな岩があったので、リュックを下ろし休憩しました。