明日のカープ

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野球が雑!

2014-06-02 09:49:02 | 2014年
6月1日(日) コボスタ宮城
広島 4 - 1 楽天
○バリントン(7勝4敗)、H中田(3勝10H)、S一岡(1勝2S12H)
本:ロサリオ(5号)

 
 交流戦に入ってから雑な野球が目立つ。パリーグの野球に合わせようとしてウマく歯車が噛み合わなくなってきている感は否めない。それは決してパリーグが雑という訳ではなく、セリーグの中で勝ってきた試合運びを堂々していればよかったのにどうもよそ行に見えてしまう…。


 ところで今ロサリオの株が上昇中。この日も2-1から貴重な追加点とツーランを放って楽天の反撃ムードを打ち砕く(ちなみにこのHRも変化球)。野村監督はミコが戦列を離れている間、打撃重視でフィリップスではなくロサリオを1軍に上げた。ロサリオもHRを放ちその期待に応えているかに見えた。もちろん2度の1軍昇格という短期間の中で5本のHRというのは魅力的な選手ではあるが、守備、走塁に関してはまったく1軍レベルにない。

 この試合でも初回、エルの先制打後1死2、3塁でロサリオはセカンドゴロ。梵が「ゴロゴー」で本塁を狙うが三本間に挟まれる。梵が三塁ベースまで戻ると、今度は三塁ベースに達していたエルが二塁へ戻りだすもタッチアウト。時間的には余裕があるプレイの最中にもかかわらずエルがタッチアウトになると、なんとロサリオはセカンド塁上で余裕のタッチアウト。いったいこの狭殺プレイの間に1塁ベース近辺で何をしていたんだろう?2死2、3塁のチャンスが続くところが一気にチェンジ。

 守備に関しては先日からレフトで打球をポロポロしているのは言うまでもない…。


 今は打撃が好調なだけにあまり目立たないが、これでひとたび不調に陥れば全く使いどころにない選手になってしまう。幸い(?)今日からミコが戦線復帰で再びロサリオの降格が決まった。2軍で守備・走塁を鍛え直してほしいというか、勉強してほしい。バッティングだけでやっていけるほど甘くはない。


 そしてこれはロサリオのせいではないが、もう一つフィリップスでなくロサリオを昇格させたことの弊害が出ている。それは中継ぎ陣に多大な負担がかかっていること。前日にサヨナラHRを打たれた永川は完全に調子を落としているし、さらに前日2イニングを投げた中田はこの日も連投。暑さ30度を越す状況の中でこれは酷。もちろん石橋を叩いて渡りたくなる気持ちもわからなくはないが、3点差ある状況であればベンチ入りしている梅津、小野、西原のいわるゆ負け試合で登板する投手にのいずれかを8回に登板させてもよかったはず。もちろんロサリオでなくフィリップスをあげていればその選択肢もあったはず。
 1年間勝ち試合の継投で永川、中田、一岡に頼りっぱなしと言うわけにもいくまい。であれば、貯金が10ある今だからこそその次の投手を試しておくべきだ。
 3年前、2年前に勝ち試合でも負け試合でも投げ続けた今村は去年から全く精彩を欠いている。中田は今村の二の舞にならなければ良いが…。


 さて走塁ミスにバント失敗、報道によればサインミスもあったとかいう試合はもちろん7回1失点のバリントンの好投によるところが大きいが、ミスにつけ込むことができなかった現在借金10と苦しむ前年覇者のおかげといったところか。

 
 今のような雑な野球をしているとこの後再び対戦するソフトバンク、オリックスが相手になってくると厳しいぞ。


31勝21敗

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