明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

また1人脱落

2014-06-14 01:01:51 | 2014年
6月13日(木) 西武ドーム
広島 0 - 7 西武
●戸田(1敗)、中崎、久本


 迷走が続く野村カープ。「何か変えなきゃ」と毎日のように同じような監督のコメントはもはや聞き飽きたが、言っているわりにはその「変えたこと」は打順をいじるくらい。というか、それ以外に「何かを変える」術を知らないようだ。前日の「1番・ロサリオ」は狂ったとしか思えなかったが今日も引き続き1番に抜擢…。
 劇的に何かを変えたいなら、このチーム状態がどん底の今だからこそ、2軍でくすぶっている野村監督が嫌いな天谷、倉(石原の離脱で今日登録された)、栗原、怪我から復帰している東出といったベテラン勢の起用は頭にないのだろうか。外国人頼みでロサリオでも良いが、中継ぎ投手陣のやりくりが厳しい今、強化するならむしろロサリオではなくフィリップス。それに外国人4人が1軍にいなければいけないと言うルールなんてどこにもない。
 どうしても、野手出身監督の性かどうかはわからないが、打線のテコ入れのほうが優先されてしまうようだが、2か月間首位を守ってこれたのは間違いなく投手陣を中心としたディフェンス面。はっきり言って投手は何枚いても良い。「勝利の方程式」で中田、永川、一岡、ミコに頼るのもわからなくはないが、勝っている時にその次の投手の目途を立てていなかったツケが今になってあらわれた。


 さて今日の試合。その苦しい台所事情の中、マウンドを任されたのは去年の8月以来の先発になる戸田。序盤からランナーは出すが要所を締めるピッチングで西武に得点を与えない。


 一方低調な打線は序盤は西武にお付き合い。前回三次で対戦した藤原を打てずに0行進。


 試合が動いたのは4回裏。戸田が1塁にランナーを置いてメヒアに一発を浴び先制を許す。戸田は結局5回を投げて2失点。評価は微妙なところだがまずまずといったところか。ただ、悪いピッチングではなかったのでもう少し見てみたかったが、今日は5回までと決められていもよう。


 それよりも重症だったのが今日の先発候補にも名前が挙がっていた2番手の中崎。6回に登板するとたちまちランナーを2人出塁させ、迎えるバッターは中村。ここで中村にレフトスタンドに運ばれ、勝負あり。


 当然今のカープにこの劣勢を跳ね返すだけの力はないのでここでスイッチOFF。


 後のことは知らないが最終的に中崎は5失点と試合をぶち壊し。さらに悪いことは重なり、松山がライト後方の飛球を追ってジャンプし、着地した際フェンスに激突。左膝靭帯損傷ということでおそらく長期離脱はまぬがれないだろう。カープの中にあって数少ない好調な選手がまた1人離脱することになってしまった。ちなみに石原も右肩痛で抹消。


 これで泥沼の8連敗。いつのまにか貯金も2つになってしまった。


31勝29敗