明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

チャンスを活かせず…14残塁

2013-08-09 09:27:30 | 2013年
8月8日(水) マツダ
広島 0 - 1 阪神
中村、H横山(7ホールド)、Hソコロビッチ(1敗1ホールド)、H永川(2勝4ホールド)、●今村(2勝3敗2セーブ15ホールド)
 
 カープは2度の満塁のチャンスを潰すなど14残塁。ここぞの1本が出ず。
 この時期に来て前半戦と全く同じことをしている。ある程度チームの方針や作戦を含めて頭を使って「勝ちに行く野球」をしなければならない時期に来ているにもかかわず、固定できない打順も含めて、まだ「お試し期間」のようだ。

 先日、1番で起用の菊池について、「1番としての経験を積ませたい」と発言したかと思うと、その後も1番を打たしたり2番を打たしたり。「とんでもないボールに飛びつくように打ちにいくので、そのあたりの我慢強さを2番で身につけさせたい」と新井コーチ。
 いったい、このチームの意志疎通ときちんととれているのか?

 さて、試合。
 久々1軍登板の先発中村は好投。7回途中まで無失点で切り抜ける。打撃陣は拙攻の繰り返しだが、投手陣は中村からバトンタッチの横山、ソコロビッチ、永川が阪神打線を無失点に抑え、そのまま0-0で延長突入。

 得点だけ見るとシーソーゲームの試合はあっけなく幕切れ。11回表にマウンドに上がった今村がヒット、盗塁、ヒットで1、3塁のピンチを作ると俊介にライト前に運ばれいとも簡単に1点を献上。これが決勝点。

 今村は今は1軍で投げれる状態ではない。何度も言うが去年、一昨年とめちゃくちゃな使い方をし、山本浩二の温情でWBCなんかにも選ばれ、酷使されてきた結果が今の状態だ。堂林同様、一度下に落として自身を見つめ直す時間を与えてあげるのも作戦だ。

 就任直後のドラフトで、その年の春・夏の甲子園優勝投手を獲得し、満面の笑みを見せた野村監督。今その2人を潰しかけているのも野村監督。自分が獲得した選手だけに期待するのはわかるが、もうこの辺にしていただきたい。

 
43勝54敗1分