購入したCD （キタエンコのプロコフィエフ）

Prokofiev: Complete Symphonies
Dmitri Kitayenko, Cologne Gürzenich Orchestra
(Phoenix Edition / PHX 135)

　プロコフィエフの交響曲全集については、マルティノン盤が一番のお気に入りだった。ただし２年ほど前の記事にも「（第４番について）改訂版と両方収めたもので、よい録音のものもあれば手に入れたいと思うのだけれど...。」と書いたのだが、そうした希望を叶えてくれそうな全集を見つけた。見れば昨秋リリースされたもののようで、マイナー・レーベルから出ているのに、よく店頭に残っていたこと。
　指揮者のキタエンコとケルン・ギュルニッヒ管については、下記のショスタコーヴィッチの交響曲全集でも感心したものだったが、今度の演奏にも大いに期待できそうだ。


Shostakovich: The Symphonies / Complete Recording
Dmitri Kitayenko, Cologne Gürzenich Orchestra
(Capriccio Records / 71_013,71_030-040 )

　ところでこのショスタコーヴィッチ交響曲全集は、見事な演奏だったのだが、今は入手困難となっているようだ。入手困難といえばキタエンコにはかつて交響曲第４番「法悦の詩」のコーダに合唱を導入したスクリャービン交響曲全集を出していたと記憶する。話題にはなっていたが、際物と思って入手しなかった。それもあってキタエンコには当時個人的にあまりよいイメージはなかったのだが、このショスタコーヴィッチの演奏でオーケストラともども大いに関心を持つようになったのだった。