TPPがどんなルールか知らなかったとしても、アメリカが作ったルールなのだからアメリカが得をするように出来ている。アメリカが得をするのだから日本が損する。
長期的にはアメリカの国力は下がり、アメリカに物を売らなくなるはずだから、アメリカの関税を下げるメリットはない。逆に、アメリカは、国力が下がるから、物を日本に売りたい、だからTPPが有効。ドル安も有効。日本がアメリカに車を輸出する時の、関税は2.5%。アメリカが日本に米を輸出する時の関税は300%。なんで、2.5%を得るために、300%を捨てなければいかないのか?
日本の食糧自給率は40%。外国が日本に食料を売るのをやめた時、60%の人が死ぬとも解釈することが出来る。食料を分け合うことが出来たとしても、経済の生産性は劇的に悪くなる。したがって、日本の農業は失われないようにすべき。しかし、これまでみたいに、何も考えずに補助金を渡すだけだと、補助金目的の腐った農業しかない人が増える。それでは、本来の目的とする、農業の保護にならないので、保護の仕方を考えなければいけない。
丁度年末に若手の農業者とお話ししました。彼が言うには,今の日本の農業の問題点は旧態然とした経営形態を守ろうとする後ろ向きの農業従事者と○協と農水官僚及び農水系議員の利権思考だとのことでした。
だから,TPPがあってもなくても日本の農業は同じ運命だと。
日本の農業製品の品質は世界でもトップクラスなので積極的に海外に売り出す戦略を組むとか,国内の農業経営形態を根本的に変えなければ駄目だと嘆いていました。
しかし,こういう農業者を援助する政策は後回しにされているのが現実ですね。
私は保護は必要だと思いますが、腐らさないように保護するのって、難しそうですね。味のまずい30%の農家は保護を受け取れないとすると、競争意識が芽生えるか?ダメだろうな。RE3noREさんの仰る援助は良さそうですね。
そう言えば、アメリカで食べていたカリフォルニア米おいしかったです。10ドルぐらいのおもちゃみたいな炊飯器で毎日食べていたけど、日本の店で食べるご飯よりよっぽど、おいしかったです。アメリカの肉もとてもおいしかったです。特にAged beefという赤身の肉は最高でした。