野武士のわがままひとりごと

気ままに焦らずたゆまずのんびりと趣味を楽しんでいます
(中溝喜慶/滋賀県)

NVR養成講座(B09)

2005年09月26日 | NVR

 25日、東海沖を北東に進む台風17号の影響で湖西線が運転を見合わせているというニュースを聞きながら「栗東自然観察の森」へ行く。今日は観察会である。冒頭に、秋の七草の話から講義が始まる。古くは万葉集に、「秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七草の花。萩の花、尾花、葛花、撫子の花、女郎花また藤袴、朝貌の花」 (山上憶良) と詠まれた秋の七草。「尾花」はススキ、「朝貌」はヒルガオ科のアサガオ(平安時代に渡来)ではなく、キキIMG_0021NS ョウであろうとされているらしい。秋の花は、比較的にむらさき色が多いらしい。

 遺存種、昔(3億年も前)栄えたが現在では細々と生きている種を言うのだそうだ。恐竜か生きていた時代と現代では環境があまりにも違いすぎるはずだ。自然界にあってはその昔が良かったのであろう。歴史観に乏しい人間にとっては、あまり興味が湧いてこない。現代社会にあって、自然の有り難さが分かれば充分だ。今日の観察界での一番の収穫は、幼虫が葉に描いた芸術作品だった。特定の木に、特定の幼虫が葉を食べた形跡すなわち芸術だ。色んな形跡として残った芸術作品にしばし見とれてしまう。この幼虫は、葉潜り虫とか字描き虫と言うらしいがその正体を見ることは出来なかった。写真は、葉っぱに描かれた芸術作品である。


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