野武士のわがままひとりごと

気ままに焦らずたゆまずのんびりと趣味を楽しんでいます
(中溝喜慶/滋賀県)

NVR養成講座(A08)

2005年08月08日 | NVR

 8月7日、もう立秋だが真夏の太陽が朝から照りつける。午前中の講義は、室内となる。今日の実習は、「俳句を詠む」である。夏目漱石の一句“肩に来て人懐かしや赤とんぼ”が紹介される。芸術は、感動の表現であるらしい。「自然観察会」では、確かに「感動」することが多いが文学に才能のない者にとっては、俳句など考えもつかないことだ。約1時間、森を歩きながら題材・感動を探す。五・七・五、指を折りながら仲間も必死だ。我輩も、字数だけを合わせただけの2句を詠む。

200508_A241S  講義は、「植物の生理」についてである。生理は、植物も人間も基本的には同じであるらしいが私が見るところ、植物の方がたくましく自立しているように思う。午後は、自然観察会で、蝉しぐれの森を歩く。夏場は、花が少なくなるが森の中には、結構、咲いているものだ。写真は、フジクロセンノウである。別名をオオサカソウというらしいが、京都と滋賀県の境にある逢坂に、この花が多かったところから「逢坂草」の別名がついたという。野草の中では数少ない朱赤色の花が、森の中に咲くとよく目立つ。