石原延啓 ブログ

seeking deer man

nobuhiro ishihara blog 

ALL OR NOTHING

2011-10-22 07:40:23 | Weblog


しばらくぽーっとしている間に99%のひとたちによる占拠しよう!運動が各地で大変なことになっているわ大佐が死亡してアラブの春満開だわで時代の大きなうねりを感じる今日この頃ですが、友人のアーティストから近況を伝えるメールあり。
彼は九州男児で剣道の有段者だが、たまたまあることをきっかけに311以前より脱原発の運動に緩やかに係わってきた。何でも飲み屋で元九電のオヤジと喧嘩したとかで怒ってました。以下

しかし面白い縮図ができてますね
俺的には、
推進派イコール 右派
反対派イコール 左派
的な

例えば俺は、原発はやっぱ
どう考えてもいらないけど右よりなんすね、
だから原発反対では話しが出来ても
それ以外の外交や政治の話しでは
話しがまったく合わない(笑

推進派は必ず外交、経済の話しで
原発の必要性をあげてくる
もう見事ですよ
あ、バスおります。

これって凄く良く分かる。
養老孟司も震災直後のアエラか何かで言っていたけれども、脱原発に関して言えば推進派はもちらん反対派の方にも責任があると。
何かこうどちらも極端で、どんな立場の人でも議論に参加出来るようなプラットホームがないんだよね。

少し違うけれど、数日前に小沢一郎が自由報道連盟だかなんだかの仕切りで記者会見をやっていた。
反原発報道で頑張ってたフリーのジャーナリストたちも議題が変わると何か違う。
彼らはなぜ小沢一郎を体制側論理の犠牲者、アメリカによる隷属から日本を解放する救世主のようにに見立てるのだろう?
小沢が理想と唱えた現在の二大政党が突出した状態が健全だと思わないし、それを生む小選挙区制にも多くの問題たあると思う。
今思えばかつての比例無き中選挙区制の方が党の決め事に捕われずに各候補者が自由に意見を言えていたような気がする。
オール オア ナッシンングではかえって民意を反映した議論の土俵を作りにくいし、長いものに巻かれる日本人には向いてないように思われる。
以前とは状況も変わったことですし。