石原延啓 ブログ

seeking deer man

nobuhiro ishihara blog 

Sesc Pinherious

2013-09-06 08:19:29 | Weblog


今回は4人のブラジル人アーティストがSescという文化事業に携わる財団に企画を出してお金を引っ張ってきて実現したもの。
スタジオもギャラリースペースも制作の過程を全てパブリックに公開するというアイディア。
写真は初日に皆で取りあえず座ってみたところ。オフィスみたいで妙な感じですな。
ガラスの向こう側がギャラリースペースだが、実際の展覧会ではこちら側も机椅子をかたして使用する予定。


VAIVEM team

2013-09-05 21:47:09 | Weblog


VAIVEM project メンバー。
この写真は初めてアトリエに集合した時のもの。光陰矢の如し、時は流れてオープニングまであと1週間を切りました。
各人の制作も佳境です。

VAIVEM

2013-09-03 00:58:06 | Weblog


今回はVAIVEMというプロジェクトに参加するためにブラジル、サンパウロに滞在しています。
4人のブラジル人アーティストたちがそれぞれ選んだ4人の海外アーティスト(南アフリカ、ドイツ、チリ、日本)を招いてプロセスを公開しながら展覧会をするという企画。展覧会は9/11オープニング。
http://projetovaivem.wordpress.com/

ブラジルに来てます

2013-08-26 18:21:45 | Weblog


一月以上更新しないうちにレジデンスでブラジル・サンパウロに来てます。
乗り継ぎ込ドアトゥードアで26時間の旅だが結構ドタバタがあった。
チケットはブラジル側で用意してもらったのでアメリカ経由で必要となる電子渡航認証システムESTAのことを知らなかった。
アメリカで入国審査を受けると思わなかったので「搭乗できません」と言われて大パニック。
インターネット申請可能ということだがスマホではどうにも繋がらず、仕方なしに空港のJTB窓口で代理申請してもらった。
ヘトヘトで搭乗口に向かうと何といきなりのアップグレード。ワインを呑みまくってぐうぐう寝てアメリカ到着。飛行機が遅れてトランジットに1時間15分しか余裕がなくて焦ったが、無事ブラジル入りしました。美しいサンパウロの朝焼けが出迎えてくれた。
それが2週間前の話。あとで気づいたのだが、サンパウロの夕焼け朝焼けが美しいのは空気が汚いからだとさ。


強風の中のギリシャ人はやはりギリシャ人

2013-07-09 18:34:10 | Weblog


ひっどいアホ面して写真に映っている私ですが、さもありなん。この風車に作品を設置しなければならない。意を決して現場へ入ってみれば風速20mを超す強風で目を開けているのも困難なくらい。
「あ~この風では今日の作品設置は無理だな」と思っていたら、前日に打合せをしたテクニシャンのデミトリがやってきておもむろに作業を始めた。
大丈夫かいなと思っている暇もなく、あとはウルグアイ人アーティストのペドロやコーディネーターのマリアの手も借りながら必死の作業が続いた。
様子を描写するならば、嵐の中で大きなヨットのマストを操作している感じ。梱包材やらなんやらを吹き飛ばされ、縛るために空けた穴数個を引きちぎられながら何とか終了。冷静かつ強引に作業を完了してくれたテクニシャンのデミトリには感謝するとともに感動すら覚えた。
そして、あーこの島の人たちにとってはこんな風は当たり前なんだ~と改めて思う。
古代ギリシャ人やフェニキア人はこの風を操ることで地中海を支配したのだなあと痛感。だって普通あの風の中で2m x 9mの布をほいほいと風車に取り付ける作業なんてようでけへんよ、ホンマ。
ということで作業終了後にデミトリに聞いてみた。
「それにしても何でここはこんなに風が強いんだい!?」
「あたり前じゃん、見てみろよ!ここは6つも風車を設置した場所だぜ。」
ハイ、その通りです。。。
ここで初めて自分が「風車」に作品を取り付けたことを実感したのだった。

(右写真はそんなに風が吹いているように見えないけれども、丁度真後ろから風が来ている時で風車に押し付けられてたまさか安定している。)

ワインガブガブの気候について

2013-07-08 14:52:32 | Weblog


会期終盤に関係者全員でミコノスビエンナーレをサポートしてくれているワイナリーへ招かれてランチを楽しんだ。
このような会食を楽しめるのもまた気候が良いからだろうな。
日差しが強くても乾燥していて常に風があるから日陰にくれば妙に心地よい。
日本でこれだけ晴れると蒸すは蚊に攻撃されるわでなかなか厳しいものがあるのではないかな。
ここで下働きしている人がインドの人だったので料理がカレーだったのはご愛嬌だが、ワインをガブガブ呑んで侃々諤々話込んで楽しい午後でした。

パーティー@リディアの家

2013-07-07 21:35:37 | Weblog


やはり気候だよなと思わせられるのは西洋のパーティーなる習慣。正直これだけ快晴が続けば家の中に引きこもるよりも外にいたくなる。ましてや湿度が低くて風が心地よいのだから。
オープニングの前夜にディレクターのリディアの家でパーティー。後で気づいたけれども翌日の公式オープニングよりもこちらが本当の意味でのオープニングだったみたい。ミコノスの白い家々の中で唯一「黄色い」家であり、塔までくっついている味のある家で2~300人もの人を招いてのガーデンパーティー。パフォーマンスあり、伝統音楽の演奏あり、オリーブとチーズをつまみにワインを飲みながら「ヨーロッパにいるんだなあ」と感慨にふけっていたら、「これはギリシャでも変わった『リディア色』の強い特殊なパーティーだよ」とのこと。いずれにせよ時差と酒にやられながら濃密な時間を過ごしました。それにしてもギリシャ人の夜は長い。。。

やっぱり気候なんだよねぇ

2013-07-05 18:41:04 | Weblog


ミコノスビエンナーレのメイン会場となった屋外映画館&カフェテリアCINE MANTO。
ここでは毎晩ビデオアートやショートフィルムが上映された。
夏はほとんど(全く?)雨が降らないミコノス島ならではのシステム。ここでビール飲みながら打合せするのは調子良し。
オーナーのデュカキス兄弟にインスタレーションを手伝ってもらった。

ギリシャ風鳩小屋

2013-07-04 22:01:41 | Weblog


ギリシャ・ミコノス島の鳩小屋。なんだか神殿みたいで豪華です。中の構造も面白いらしいのだが、いかんでん汚そうですので見たいとは思わず。鳩は通信よりも主に食用に飼育されていたようだ。今でも使っているところとエクステリアとして残してあるところと両方らしい。西洋風というよりは、やはりアジアの風を感じるデザインですね。

風車に巻きつく竜、そして再生するdeerman(鹿男)

2013-07-02 09:38:54 | Weblog


今回のプロジェクトのディレクター、リディア・ヴェリネッリはニューヨーク滞在時からの友人でとても才能のあるアーティスト。ミコノスの風車に私の「ドラゴン」を巻きつけるイメージがパッと浮かんだのだとか。ドラゴンじゃなくて「鹿男」なんだけれどね。彼女にドラゴンを描いてと言われて思い浮かべたのが1999年に福島県・いわき市のプライベートスペースでやった個展で描いた10m大の「竜」のような生物。まず、それを再生させるというイメージが浮かんだ。4月には恩師をたよっていわきを再訪、リサーチもしました。それにしても、見ようによっては似たような形をしていて海沿いに設置された風車と原発。しかし同じように(?)エネルギーを生み出す装置と言ってもその中身は全く異なっている。そのようなことを込めて制作した作品になります。