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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

日本生命が海外主体の M&A に1兆円を費やす中期計画を発表

2015-03-27 | 陰陽・出と入り

   □■□ IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉 □■□
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●「今日の焦点!」
 ~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:

 「日本生命が海外主体のM&Aに1兆円を費やす中期計画を発表」です。


⇒その理由は……:

 ─グローバル・マクロ(国際的な資金循環)の基本。
  それは「出と入り」です。

 ─「入り」ばかりで貯め込んではいけません。
  「マネー=流動性=liquidity=水」はやがて腐ってしまいます。

 ─「出」ばかりでもやはりいけません。
  なぜならばマネーが出るばかりでは枯渇してしまうのです。

 ─大事なことは「出と入り」をきっちりと整えることです。
  それが出来てこそ、初めて健全な状態が保たれます。

 ─もっともそれだけではないのです。 
  その繰り返しの中で少しずつ澱のように溜るものがあります。

 ─これを意識的にコントロールしていくことが必要です。
  そうすることによって澱が溜った底に一つの文様が現れてきます。

 ─そしてやがて「刻印」となっていくのです。
  己から出たマネーがサケのように還流する場所である、と。

我が国最大手の生命保険会社・日本生命が中期計画を策定しました。
海外主体でM&Aを1兆円規模で展開するといいます。

1980年代の「平成バブル」の頃、我が国は多数の海外買収をしました。
そして「崩壊」後、安値でそれらを売りとばしました。

その時はこう言われたものです。
「日本勢ほど愚かなものはいない」

しかし考えてもみてください。
カネは天下の廻りもの、なのです。

明らかに我が国が利得すべき分を誰かが獲って行った。
ということは、次に得るのはむしろ我が国でもあるのです。

なぜならば「出と入り」の論理で過剰に得たものはその後崩落するからです。
むしろ「その時」に備えて損失を抱えていた方が戦略的なのです。

そのくぼみにマネー=流動性=水は流れ込んできます。
くぼみがない更地、ましてや山には水は流れ込まないのです。

後は・・・私たち日本人が然るべき意識を持つだけです。
ただ“それだけのこと”なのです。

お分かり頂けるでしょうか??

 

(メールマガジン 2015年3月20日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html



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