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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

キューバが二重通貨制度を廃止

2014-12-19 | 米欧・枠組み・金融資本主義

 □■□ IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉 □■□

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●「今日の焦点!」
 ~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:

 「キューバが二重通貨制度を廃止」です。


⇒その理由は……:

 ─「誰も思いつかないことを考えつき、実行する」
  これが米欧のエスタブリッシュメントたちの行動パターンです。

 ─そしてその際の原理はただ一つ。
  「上げは下げのためであり、下げは上げのためである」ということです。

 ─つまり復元力の原則なわけですが、これを世界にあてはめると事の次第が
  よく分かります。皆が忌み嫌っているところが「未来の星」なのです。

 ─為政者たちはそのことが良く分かっています。
  したがって繁栄している時の方が危ないということも知っています。

 ─なぜならばその後に控えているのは「凋落」しかないからです。
  上昇し続けるということは原理的にあり得ないのです。

 ─逆に言えば忌み嫌われている場所の「封印」にも注目すべきです。
  「封印」が解かれればたちまちその立場は変わるからです。


キューバはこれまで二重通貨制度を維持してきました。
外貨と交換できるペソと、普通のペソの2つがあったのです。

これは明らかに資本勘定の自由がないことを意味しています。
つまりキューバについては「出と入り」が無かったわけです。

そのため米欧勢からは非難されてきた。
しかしその一方で世界屈指の社会保障システムを創ってきたわけです。

そのための「封印」を今、自ら解こうとしています。
それによって強烈な勢いで「出と入り」が生じることは明らかです。

たちまちマネーの中心となるキューバ。
しかしその姿を我が国で想像している者は誰もいないでしょう。

だからこそ・・・チャンスがあるのです。
それが米欧のエスタブリッシュメントたちの思考と行動です。

それを先回りして考え、動くようにすること。
その意味での“情報リテラシー”の修得が今、火急の課題となっています。

 

(メールマガジン 2013年10月23日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html



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