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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

ロシア軍が「イスラム国(IS)」掃討のため既に戦闘を開始

2015-09-18 | 米欧・枠組み・金融資本主義

   □■□ IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉 □■□
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●「今日の焦点!」
 ~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:

 「ロシア軍が『イスラム国(IS)』掃討のため既に戦闘を開始」です。


⇒その理由は……:

 ─景気回復のために近現代で用いられてきた手段。
  それは「戦争」「インフレ」そして「イノヴェーション」の3つです。

 ─この中で最も難しいのが最後の「イノヴェーション」です。
  なぜならば人間は予測能を持ち、想定した思考の枠内で生きるからです。
 
 ─「イノヴェーション」とはその枠そのものを壊す行為なのです。
  その結果、枠内での利権とは真っ向から対立することになります。

 ─当然、反発を強く受けるので「イノヴェーション」は進みません。
  そうこうしている間に、戦争経済の方が用いられてしまいます。

 ─その結果、全てがまずは壊されるのです。
  そしてまた新しい仕組みが作り出される。

 ─この繰り返しなのです。
  無論、尊い人命が数多く失われて行きます。

ロシア軍がシリアに展開し始めています。
しかも「公然と」です。

それだけではありません。
既に実戦すら開始しているとの公開情報もあります。

米軍が逡巡している間にロシア軍は始めてしまったのです。
無論、その背景には戦争経済を廻そうとする意図があります。

世界はこのまま行くと同じ轍を踏むことになります。
インフレは無効であり、イノヴェーションは効かず、戦争を行うこと。

果たしてこのままで本当に良いのか。
そしてその中で我が国はいつものとおり内向きの議論だけで良いのか。

正念場、が訪れつつあります。
人類そのものの存亡をかけて。

その主人公は・・・他ならぬ貴方、です。

 

(メールマガジン 2015年9月18日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html



 

先月(9月)23日(米東部時間)、米国を中心とする「有志国連合(coalition)」はシリア領内におけるイスラム系武装集団「イスラム国(IS)」に対する空爆を開始した。その一方で今月(10月)に入り2日(日本時間)、我が国において株価が大幅な崩落を見せた。この二つの現象はあたかも全く別々の事柄のように見えるかもしれないが、実のところその根底において不可分であることをまずは認識しなければならない。

 

 

先日より公開している弊研究所のWhiteboard seminarにおいても述べたことなのであるが、国の借金、すなわち「公的債務残高」が極端なレヴェルにまで増えてしまった場合、当該国家がとり得る手段は以下の4つしかないことが少なくとも現在までの歴史においては明らかになっている:

 

●経済成長を速やかに遂げて国家としての歳入を増やす

●債務交換(debt swap)を行うなどして債務を減免する

●ハイパーインフレーションを意図的に発生させ、債務を事実上圧縮する

戦争経済に移行し、需給バランスを整える

 

米国がこれまでも繰り返し選択し、また今この瞬間にも採用し始めたのは明らかに第4の選択肢、すなわち「戦争経済への移行」である。これまでの戦争同様、米国(そして欧州)は様々な手段を用いて「大義名分」を語っているが、グローバル・マクロという観点から見るととどのつまり、戦争経済に突入することを通じて、過剰な供給に対し、急激かつ大量の需要を発生させることで両者の間のバランスをとろうという試みなのである。

 

なぜ今「天皇主権説」再考なのか・その3

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/be45cab151801be8aa42b65ca94d0c9d


 

先週からお送りし始め、早くも大好評のこのWhiteboard seminar. 

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/6acda94cc8a00ccd0eb82c1ab3bb3416



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