Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

「英語一問一答」(表現編/No.17)どうして、 I wouldn't do that. なの?

2007-10-11 | Weblog
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Question:迷っていることがあって、アメリカ人の友人に、あることをした方がいいかなぁ、どう思う、って聞いたら、「I wouldn't do that.」と言われました。こんな言い方って、普通なんですか、英語では?(20歳、大学生、男(のつもり))
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Answer:
そう、普通と言えば、普通かな。でも、日本語でもそんな言い方することありますよね~?「僕なら、そうはしないだろうな~」てね。意味はそんな感じです。でも、日本でそう言う時って、どんな時でしょうね?

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ん~、ちょっと距離を置いて、どちらかというと客観的に物事を見ている感じですかね。なんか、他人事って感じで、相手には親身になっているようには響かないような気がしますね。
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なるほどね。僕自身もその言い方は、あんまりした記憶、ないですね。さて、その英語の言い方なんですけど、意味はもういいですよね。この言い方は、いわゆるアドバイスする時の表現の範疇に入ると思いますが、直接的にこれをした方がいいとか、だめとか言うわけではないので、アドバイスの間接的表現とでも言いましょうかね。直接的なものだと、以下のような表現を使いますよね。あ、まずは肯定的なものから。

You might want to do that.
(そうしてみたらいいんじゃない)
You should do that.
(そうすべきと思うよ)
You had better do that.
(そうした方がいいよ)
You must do that.
(絶対にそうするべきだよ)
Why don't you do that?
(そうしてみれば?)

そして、否定的なアドバイスは…

You shouldn't do that.
(そうすべきじゃないよ)
You had better not do that.
(そうしない方がいいよ*had betterの後にnot が来る事に注意)
Why do you do that?
(どうしてそんなことするの?)
Are you crazy?
(ばかじゃないの*これはアドバイスじゃないかも?)

まあ、他にもいろいろあるでしょうが、とりあえずは代表的と思われるものを書きました。質問の「I wouldn't do that.」は、否定的なアドバイスの範疇に入りますが、別に相手にこうした方がいいとか、イエスとかノーとか、はっきり言っているわけではないので、「間接的」否定的アドバイスと言えるかもしれませんね。

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でも、なんか無責任な言い方ですよね。「僕ならそうはしないだろうけど」なんて言うのは…。
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そう言えなくもないですが、相手に自分の考えを押し付けるのではなく、「自分ならそうしない(する)けど、あなたはあなたのやり方ですればいいんじゃない。僕と同じやり方をするかどうかは、あなた次第だけどね」という視点は、無責任とは言えないかも知れませんよ。むしろ、それが正しいか間違っているかは、本当はわからないはずなのに、相手に自分の考えを押し付けることが無責任な態度であり、相手の判断材料として自分ならどうするかを伝え、他の人の意見も聞いてみたら、というメッセージを暗に送ることこそが、本当は責任ある態度と言えるかも知れませんからね。
あ、ちょっと理屈っぽくなりました。ごめんなさい…。

ともかく、この少し距離をおいたような表現は、英語文化の一面を表わしているような気がします。僕もずいぶん前に、仕事上の一件で自分の考え(結論)をアメリカ人の仕事仲間に伝えた時に、こう言われた記憶があります。

Nao: Kate, I thought it over and I think we should do that.
(Kate、いろいろ考えたんだけど、やっぱりそうすべきだと思うんだ。)
Kate: Well, I wouldn't do that. But, it's not my problem. It's yours.
(まあ、私ならそうはしないけど。でも、それは私の問題じゃなくて、あなたの問題だものね。)
Nao: Are you saying I am wrong to do that?
(そうするのは間違いだって言うの。)
Kate: No, I'm not saying that. I'm simply saying that I wouldn't do that if I were you. That's all.
(いいえ。そんなことは言ってないわ。私があなたならそんなことはしないだろうって、ただ言ってるだけ。)
Nao: Well, I'll think it over again. Thanks.
(ん~、また考えてみる。ありがとう。)
Kate: Whatever. Again, it's not my problem. It's yours.
(どちらでも…。い~い、それは私の問題じゃないの。あなたのよ。)

さて、この会話、皆さんならどう捉えます?Kateは冷たいのか、なんなのか…?文化的違いがあるのか、ないのか?答えは皆さんにお任せします。あ、でも一つだけ。僕はこのKateから多くの貴重なアドバイスをもらいました…。では、今回はこの辺で。Goodbye, everyone!

(End of Story)

「英語一問一答」(文法編/No.15)It is ~ that の作り方は?

2007-10-10 | Weblog
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Question 39:文の一部分を強調する時には、It is~thatの形を使えばいいと教えられましたが、まだ、その意味、使い方がはっきりしません。わかりやすく教えてください。(18歳、高校生、男子(のつもり))
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Answer:
わかりました。ではまず、次の会話を見てください。

Nao: Jan, you have a dog, don't you?
(ジャン、君は犬を飼ってるよね)
Jan: Yes, I do. He is so cute.
(ええ、彼はとてもキュートよ)
Nao: Don't you need any more dogs?
(もう犬はいらない?)
Jan: One is enough for me. Why did you ask?
(一匹で十分。何でそんなこと聞くの?)
Nao: Well, I found a baby dog on my way home, and I am looking for someone who might want to keep it.
(実はさあ、家に帰る途中で、犬の赤ちゃんを見つけてね。今、誰か飼ってくれそうな人を探してるんだ)
Jan: I think Mary needs a dog as she has lost one the other day.
(たしか、メアリーが先日犬を亡くしたので、いるんじゃないかしら)
Nao: Good. I will call her then.
(それはちょうどいいや。じゃあ、彼女に電話かけてみるよ)
Jan; Oh, no. That's not right. It is a cat that she needs, not a dog.
(あ、違うわ。そうじゃなかったわ。彼女が必要なのは、犬じゃなくて、猫だわ。)
Nao: Really. It is not a dog that she needs, is it?
(そうなの。彼女が必要としているのは、犬じゃないんだ。
Jan: Nope. I am pretty sure about that.
(違うわね。まず間違いないわ)
Nao: Okay. Then, I will keep looking.
(わかった。じゃあまた探し続けるわ)

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文中2回出てきましたよね、It is~thatの文。つまり、その文は、It以下のものを、他のものと比べる時に使うわけですね。上の場合は、犬ではなくて、猫、って具合にね。
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その通りです。このような形の文のことを、クレフト文(Cleft Sentence/分裂文)と言います。日本語の「分裂」が意味しているように、通常の文を分裂させて、It以下(that前まで)の部分を何かと比べることで強調する時に使う文のことです。そして、その文は、常に形式的な主語であるItで始まることから、It is that の構文と呼ばれることもあります。あ、僕たちは学校で、強調構文と習いましたね、たしか。

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なるほど。では、その作り方なんですが…。
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はい、それは結構簡単です。じゃあ、前に出て来た文を使って説明しましょう。

It is a cat that she needs.

この文は以下の文から作られました。

She needs a cat.

上の文は、主語(名詞句)がshe、動詞がneeds、目的語(名詞句)がa catですね。そして、比較強調したい部分が、目的語のa cat。そこで、強調したい部分(a cat)をIt isの後にもってきて、

It is a cat

そして、それ(a cat)を彼女は欲しいと言っているので、関係代名詞のthatを使い、

It is a cat that

あとは、文の残りをそのまま入れればいいのです。

It is a cat that she needs.

ね、簡単でしょ。ポイントは、強調したい部分は、一つの意味の固まりでなければいけないということ。つまり、名詞句、前置詞句といった具合にね。

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え?ということは、名詞句以外もこの形にすることができるってわけですか?
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そうですね。例えば前置詞句の場合だと…

It is in the kitchen that I study.

この元の文は、もちろん、

I study in the kitchen.

ですね。この場合は、勉強する場所が、勉強部屋でも、図書館でもなく、台所であるということを強調しているわけですね。また、強調されるもの(部分)がたまたま複数形であったとしても、It is~の形は変わらないので、気にしないでいいですよ。つまり、

It is these pictures that he wanted to steal.
(彼が盗もうとしていたのは、これらの写真だったんですね)

あ、でも、いつもthatを使うとは限らないので、その点は注意してください。あくまで、It is~that(関係代名詞)という意味なので、強調するもの(部分)が人であれば、当然whoを使うことになるわけです。つまり、

It is the policeman who wanted to steal these pictures.
(これらの写真を盗もうとしていたのは、警察官だったんですよ)

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なるほど。そうすると、基本的にはどんな文章もクレフト文にできるというわけですね。でも、もともとの文を作るっていうのも、何か変ですよね~?
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そうですね。さっき、いろいろとクレフト文の作り方を説明しましたが、その元の文というのは、実際は頭の中だけに存在して、表(口)には出てきませんよね。つまり、クレフト文を作るためには、しっかりした英文構造が即座に頭に浮かばなくてはいけないわけです。そのためには、日頃から英文を基本に忠実に、例えば、名詞句(主語)+動詞(主動詞)+目的語(名詞句)+前置詞句(前置詞+名詞句)というように、しっかり作る習慣をつけておくことが大事です。そうすれば、強調したい部分をIt isの後にもってきて、次にそれをthatが受けるのか、who なのかを即座に判断し、後は残りの文をそのままその後に続ければいいだけです。ね、簡単でしょ?要は、強調したいと思った部分をまずIt isの後に入れて言う。そしたら自然とその後は出来上がっていくはずです。まず、簡単な文からその練習をしてみてください。そうすれば、クレフト文はマスターできるはずです。

あ、もうひとつだけ。It is~that/whoという形ばかりをこれまで言ってきましたが、以下のような使い方も可能なので、理解しておいてくださいね。

It must be John who did such a thing.
(そんなことをしたのは、ジョンに違いない)
It can’t be me who did such a thing.
(そんなことをしたのが僕なんて、ありえないよ)
It’s got to be this gun that the killer used.
(殺人犯が使ったのは、このガンに違いない)

今回はクレフト文(分裂文/強調構文)についての話でした。あ、話だけに留めず、機会があれば、積極的に使ってくださいね。じゃないと、覚えませんからね、頭が。では、次回まで。See you all very soon. Goodbye!

(End of Story)

「英語一問一答」(文法編/No.14)put it on はよくて、call him on はだめ?

2007-10-09 | Weblog
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Question 38:どうして、put it on(それを着る) はいいのに、call him on(彼を訪ねる)はだめなのですか?同じ2語以上で出来ている動詞(他動詞)に違いはないのに…。教えてください。(17歳、高校生、女子(のつもり))
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Answer:
いいところに気がつきましたね。それには理由があります。しかし、その答えの前に、まず問題の2語以上で出来ている動詞について、ちょっと触れておきましょう。複数の語で出来ていて、一つの動詞のような働きをするもののことを、2語(あるいは、3語)動詞、群動詞、あるいは、句動詞と言います。では、何で出来ているかと言うと、さあ、何でしょう?

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え、いきなり質問ですか?えっと…まず動詞でしょ。そして、on とかだから…あ、前置詞だ!でしょ?
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惜しい!50点ですね。句動詞(あ、僕はそう呼びます)は、動詞が前置詞と一緒になっている場合と、副詞(不変化詞/Particleと呼ばれる場合もあります)と一緒になっている場合があります。3語で出来ている句動詞の場合は、通常、動詞+副詞+前置詞となっています。例えば、put up with(我慢する)、catch up with(追いつく)、live up to((期待などに)沿う、応える)、fall back on((いざという時)に頼る)などがそうですね。

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で?あ、そうか。ということは、put on(着る)と、call on(訪問する)は、ひょっとして、違ったコンビネーション?
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なかなかするどいですね~。その通りです。同じonが使われていますが、実は、一つは前置詞で、もう一つは副詞です。でも、どちらがどちら?

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え、また質問…。わかんないから、適当に、最初が前置詞で、後が副詞。
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ま、仕方ないですね。答えは、最初が副詞で、後が前置詞です。簡単な見分け方は、2つの語が離れてもいい場合は、動詞+副詞のコンビネーションで、離れてはだめな場合が、動詞+前置詞と考えましょう。質問にある句動詞を見ると、

○ put on the coat
○ put the coat on
○ put it on

でも、どうしてonが副詞ってわかるのか、ですって?いい質問ですね。下を見てください。

I put the coat on the table.

この場合のonは…もちろん、前置詞ですね。「テーブルの上に」というように、onは単に位置を表わしています。でも、put on the coatの変形のput the coat onのonは、それと同じでしょうか?違いますよね。それは、putと一緒になって、「身体に身につける」というように、位置を示すのではなく、動詞を助けて独自の意味を作り出していますよね。副詞とは、動詞、形容詞、あるいは、副詞を修飾する(にかかる)もの、という定義があります。なので、この場合のonは、副詞となるわけです。

ま、それはともかく、このような、動詞+副詞で出来ている句動詞は、その目的語(上の場合はthe coat )をその後にもってくることもできれば、2つの語で挟むこともできます(上を参照)。では、その目的語が代名詞の場合はというと、ちょっと注意が必要となります。以下を見てください。

○ put it on
× put on it

つまり、その目的語が代名詞の場合は、必ず2語で挟まなくてはならず、そうしないと、非文法的になってしまうということです。

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な~るほど。すると、call on(訪問する)の場合は、それと違って…あ、そうか、call him onはダメ(非文法的)だけど、call on himはオッケーなんだ。
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ですね。call on の場合は、もともと2語が離れないので、その後の目的語が何であってもいいわけです。つまり…

○ call on Mr. Smith
○ call on him
× call him on

になるわけです。動詞+副詞の句動詞はたくさんありますが、以下に少し例を挙げておきますね。あ、ただし、動詞+副詞の句動詞であればすべて目的語を挟むことができるとは限りませんので、その点は、注意して覚えていってください。

□ call off(中止する/We called off the game because of the rain./We called the game off…/We called it off…)
□ fill out(記入する/Please fill out the form./…fill the form out/…fill it out)
□ look up(調べる/Look up the word in the dictionary./Look the word up…/Look it up…)
□ call in(来てもらう/I will call in Naomi for this job./…call Naomi in…/…call her in…)
□ shut down(閉鎖する/They shut down the factory./…shut the factory down…/…shut it down…)


動詞+前置詞の句動詞の例は以下です。

look for(探す)、look after(世話をする)、call for(~を必要とする、要求する)、carry on(続行する)、live on(~を常食とする)、run over(人を(車で)ひく)、take after(~に似ている)


いろいろ見ていくと、句動詞の中で一番多いパターンは、動詞+副詞ですね。ま、それはともかく、表現力を増やすためには、できるだけたくさんの句動詞を覚えていくことが大事です。どうやって覚えるのか?単語帳は絶対にダメです!あれは一時的には覚えた気にはなりますが、実践には役立ちません。ともかく、生の英文の中で、意味のある文脈で理解し、その文脈とともに記憶に入れていくことが大事です。時間がかかる?その通りです。でも、時間をかけただけ、記憶には深く残りますから、実力を上げるためにはそれは不可欠なわけです。

あ、そうそう。代名詞を2語に挟むことができるのか、できないのかの判断について。ともかく、挟んでみて、発音がしにくければ、それはできないと思ってまず間違いないでしょう。また、2語が離れると、その意味が離れる(はっきりしない)と思うようであれば、離せないと思っていいです。2語が離れても問題ないというのは、副詞の役割が、意味上はそんなに大きくなく、従って音声的にも動詞より軽く発音しても問題ないからと考えられます。あ、これは、あくまで、僕の私見に過ぎませんが…。

今回は、他動詞である句動詞(自動詞もありますが)と目的語の位置関係についての話でした。さあ、明日は何の話かな?Then, see you again in the next story, hopefully tomorrow. Bye now!

(End of Story)

「英語一問一答」(表現編/No.16)hardly はどう使うの?

2007-10-08 | Weblog
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Question:英語の否定語というのが、いまひとつわかりにくいので教えてください。not とかnever は、まあ、わかるんですが、例えば、hardlyとかの使い方が…。(20歳、大学生、男(のつもり))
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Answer:
わかりました。ではまず基本から。日本語の場合は、否定文を作る時には、「(勉強)しない」というように、動詞の後に否定語の「ない」を付ければ、だいたいいいですよね。でも、英語の場合は、動詞にnot(ない)を付けるのではなく、助動詞を出してきて、それに付ける。つまり…

×I study not.
○I do not study.
×I studied not.
○I did not study.

ま、これはいいとして。では、質問にある、hardlyについて。以下の文を見てください。

I cannot study.
(僕は勉強できません)
I can hardly study.
(僕はほとんど勉強できません)

hardly は、助動詞にくっつくのではなく、その語が持っている否定の意味で、その後に来ている動詞の意味を否定的にしていますね。でも、その位置が、やはり助動詞の前であることに注目してください。つまり、助動詞がある場合は、そのすぐ後に来て、そして、否定するもの(この場合は動詞のstudy)のすぐ前にあることをしっかり理解してください。

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なるほど…。否定語は、基本的にはnotと同じように助動詞の後で、否定するものの前に来るということですね。
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そうです。ただ、notとhardlyの意味上の違いは押さえておいてくださいね。つまり、not は完全(100%)否定。でも、hardly は、全体的(90%以上?)には否定でも、少し肯定的な部分も残している、微妙(?)な否定であることを。前の例文からは、少しは勉強しているけど、ほとんどできていないって感じが響いてきますよね。では、hardlyは助動詞の後でなければ使えないかというと、もちろん、そうではありません。

I did not study at all last semester.
(僕は、先学期はまったく勉強しなかった)
I hardly studied at all last semester.
(僕は、先学期は、ほとんど勉強しなかった)

また、hardly は、anyと一緒になって(hardly any)、「~がほとんどない」(very little)という意味にもなります。あ、ちなみに、littleも、a が付かないと否定語になりますから、ご注意を(I have a little money=お金を少し持っている/I have (very) little money=お金をほとんど持っていない)。

I do not have any money.
(お金をまったく持っていません)
I have hardly any money.(=I have very little money)
(お金をほとんど持っていません)

上は完全に持っていない。下は、いくらかは持っているが、ないに等しい、という意味ですね。

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わかりました。hardly 以外の否定語ってあるのですか?
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ありますよ。ほとんど同じ意味で使われるのが、scarcely(スケァアスリー)という単語です。以下で確認してください。

There is scarcely (=hardly) any coffee left in the box.
(箱にはコーヒーがほとんど残っていなかった)
I could scarcely (=hardly) see her from my seat.
(僕の席からは、彼女はほとんど見えなかった)

最後に、hardly、scarcelyとちょっと違ったタイプの否定語として、barely(ベアリィ)も覚えておくといいですよ。これは、前の二つがほとんど否定である一方、「なんとかできた」「かろうじて~した」という風に、状況はかなり否定的ではあったが、結果はなんとか肯定的になった、という意味を示す言葉です。例えば…

I can barely hear it.
(なんとか聞こえる=ほとんど聞こえないに等しいものの、かろうじて聞くことができる)
He barely made it.
(彼は、なんとか間に合った)

まとめです。「ほとんど~ない」と思ったら、hardlyあるいはscarcelyを使ってください。そして、「(いろいろ大変だったけど)かろうじて、ぎりぎり~した」という気持ちを出したい時は、barelyを使ってくださいね。これらの言葉を使えるようになったら、皆さんの英語は、かなり英語的に響きますよ。そう、間違いなく、one level up です。All right. That is all today. See you all in the next story. Good night!

(End of Story)

「英語一問一答」(表現編/No.15)車中での道案内の言葉は?

2007-10-07 | Weblog
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Question 36:東京でタクシーの運転手をしています。外人のお客さんが多く、英語であっちこっち行ってほしいと言われるんですが、なんとか身振り手振りでやってはいるものの、よくわからないのが実情です。少しでもわかるようになるよう、お願いします。あ、英語、苦手です…。(50歳、都内タクシー運転手(個人)、男(のつもり))
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Answer:
わかりました。以下によく使われる表現を記しますね。場所のところには、いろいろ違った建物、目印が来るものと思ってください。念のために(英語が弱いということなので)英語の読み(カタカナ)も付けておきますね。

■Go straight down the street.
(ゴー、ストゥレイトダウン、ダ、ストゥリート/この道をまっすぐ)
■Turn right•left at the Post Office.
(ターンライト•レフト、ア、ダ、ポストオフィス/郵便局のところを右•左へ)
■Turn right•left at the third traffic light.
(ターンライト•レフト、ア、ダ、サード、トゥラフィックライト/三番目の信号を右•左に)
■You will find the bank on your right•left.
(ユー、ウィル、ファンイド、ダ、バンク、オンユアライト•レフト/右•左に銀行が見えます)
■Go along this street until you see a Lawson on your right•left.
(ゴーアロング、ディスストゥリート、アンティルユーシー、ア、ローソン、オンユアライト•レフト/この道を、右手•左手にローソンが見えるまでまっすぐ行く)
■Go along this road for 5 minutes.
(ゴーアロング、ディスロード、フォ、ファイブミニッツ/道なりに5分ほど行く)
■It is located opposite the bank.
(イディイズ、ローケイティッド、オポジィ、ダ、バンク/そこは、銀行の向かいにある)
■Keep going.
(キープ、ゴーイン/このまま、まっすぐ)
■Make a right•left here.
(メイク、ア、ライト•レフト/ここで右•左に)
■Put it over here•there.
(プリローバーヒア•デェア/ここで•あそこで止めて)
■Pull over right here.
(プルオーバー、ライトヒア/ここで止めて)
■Stay on this road.
(スティ、オンディスロード/この道のまま)
■Turn right•left at the intersection.
(ターンライト•レフト、ア、ダ、イナセクション/交差点を右•左に)
■Turn right•left at the T intersection.
(ターンライト•レフト、ア、ダ、ティー、イナセクション/T字路を右•左に)
■Cross the bridge.
(クロス、ダ、ブリッジ/橋を渡って)
■Cross the railway crossing.
(クロス、ダ、レイルウェイクロッシング/踏切を渡って)
■Go under an overpass.
(ゴーアンダー、ア、ノーバーパス/陸橋をくぐって)

ま、これだけ知っておれば、なんとかなるでしょう。ちなみにカタカナは、そのまま英語らしく読んでみてくださいね。意味を理解して、読んで、また意味を確認して、読んで…を繰り返していれば、間違いなくお客さんが何を言っているのかわかるはずです。あとは、代表的な目印、建物の名前などを英語でどういうのか、覚えておくことですね。例えば?そうですね~次のようなものかな?

ガソリンスタンド→gas station(ギャス、ステーション)
コンビニ→convenience store(コンビーニエンス、ストア)
マンション→apartment building(アパートメント、ビルディング)
デパート→department store(ディパートメント、ストア)
駐車場→parking lot(パーキングロット)
コイン式駐車場→coin-operated parking lot(コインオペレイティド、パーキングロット)
ショッピングセンター→shopping mall(ショピング、モール)

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いや~、これは役に立ちますね~。しっかりカタカナを読んで。英語らしく発音してみます。あ、もう一ついいですか。おつりがない時は、どういったらいいですか?それと、おつりを渡す時に言う言葉は?あ、そうそう。ありがとうございました、は、『Good bye. Thank you.』でいいですか?
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おつりがない時は、「I don't have any change.」(アイ、ドンハブ、エニィチェィンジ)と言ってください。そして、おつりを渡す時は、「Here's your change.」(ヒアズ、ユアチェィンジ/これがおつりです)あるいは、「Here you are.」(ヒアユアー/はい、どうぞ)でもいいです。お客さんが車を出る時は、「Thank you, sir.」(センキュー、サー(呼びかけの敬語))「Have a good day.」(ハバグッディ/いい日でありますように(ごきげんよう))がいいでしょう。あ、サーは男性に、女性のお客さんには、マーム(ma'am)を使ってくださいね。

さて、今回は、車内での道案内の言葉について話をしました。これが外国(欧米)ならば、必ず道の名前(Fifth Street、Lincoln Street等)がはっきりしていますので、地図を見て、どこどこの道を行ってください、と言えば結構わかるものです。後はLandmark(目印、目立つ建物)をしっかり押さえることですね。それでは、今回はこの辺で。Today was a rainy day. I hope it is going to be a fine day tomorrow so that I can play tennis without being wet. See you all tomorrow!

(End of Story)

「英語一問一答」(表現編/No.13)デートの誘い文句は?

2007-10-06 | Weblog
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Question 35:アメリカ人の女性をデートに誘いたいのですが、どんな言葉を使えばいいのか、教えてください。(24歳会社員、男(のつもり))
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Answer:
デートに誘うと言っても、どんなシチュエーションで誘うんですか?

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実は会社で今英語の研修を受けているんですが、その講師の先生をデートに誘いたいんです。だから、まずは研修の後でお茶に誘って、お茶の時に本格的にどこかに誘いたいと思ってるんですけど…。
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ということは、まずはお茶に誘う時に使うことばですね。ご自分なら、どんな言い方します?

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お茶にいきませんか?でしょ。だから、Shall we go to a coffee shop? はどうでしょう?
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お茶がcoffeeというのはいいですけど。それは、すでに一緒にいる時に、「じゃあ、コーヒーショップに行くかい?」みたいな感じですよね。始めて誘うのには、ちょっとね~。

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じゃあ、Would you like to drink coffee? なら、どうです?
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まあ、それは、彼女に部屋の外の自動販売機でコーヒーを買ってあげようと思って、「コーヒーいりません?」と聞いている感じかな?

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じゃあ、どう言えば…あ、そうだ。おごります、って言わなければいけないですよね。だったら…おごる? I will pay for your coffee, so let’s go to a coffee shop. ん?なんか不自然だ…。
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不自然どころじゃないでしょ。誘うのだったら払うのは当たり前だから、しかも、pay for なんて言わないでしょ。でも、「おごる」っていうのはいいですね。

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でしょ。でも、「おごる」が pay for じゃなかったら、何と言うんですか?
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「buy you」(あなたに買ってあげる)と言います。では、その時のシナリオを書いてみましょう。彼女のことは、仮名で、Judyにしますね。

You: Judy.
Judy: Yes?
You: Are you free after class?
Judy: Yes, but why?
You: Well, I just wonder if I can buy you a cup of coffee? There is a good coffee shop near here.
Judy: Sure. I like that.
You: Great. Let's go.

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そんなにうまくいくかな~?いけばいいけど…。ところで、I wonder ifは、どんな意味ですか?
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wonderは、「~かなあ」「どうなんだろう」と考えていることを意味します。なので、基本的には、それを言う時には考えている様子を見せるのがみそです。if は「~かどうか」ですから、I wonder if は、「~かどうかって、思ってるんですけどね~」という感じかな。

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すると、「あなたにコーヒーをおごることができるかなって、思ってるんですけど…」って感じになるわけですね。
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そんな感じですね。I wonder ifを使うと、ちょっとためらっているような感じがでるので、日本人の感性には合う言い方ですね。何かあって、「~かな~」って感じが出たら、I wonder…と言う習慣をつけるといいかも。

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何か、あんまり、もたもたするのも嫌だなあ~。もっと、直球的な表現ありません?
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直球ね~?じゃあ、これはどう?

You: Judy. Can I buy you a cup of coffee?
Judy: Oh, thanks, but, I am kind of busy today.
(kind of は、「ちょっと」と言葉をあいまいにする口語的言い方です)

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断られてるじゃないですか(怒)。
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ごめん、ごめん。いや、続きがあるわけね。

You: Oh, come on. Just a cup of coffee. It doesn't take long. Let's go.
Judy: All right. Just a cup of coffee, then.
You: Excellent. They have a very good coffee. Believe me.

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あ、うまく行った。じゃ、それでいきます!ありがとうございました。
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現実はそんなにうまくいかないけどね(何か言いました?)あ、いえ、いいえ、何も…。Good luck for your first date. I wonder if you, guys, too, have someone you want to ask out on a date?If the answer is yes, I wish you best. It has been sometime since I had a date last. I wonder if I can find someone I want to ask out? Well, I will keep looking. See you in the next story, folks. Bye now.

(End of Story)

「英語一問一答」(表現編/No.12)no later than はなぜ難しい?

2007-10-05 | Weblog
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Question 34:仕事で期限を切る時に、私のボス(アメリカ人)は、よく「no later than」という言い方をしますが、これがいまいち頭にすんなりと入ってきません。意味はわかるのですが、なぜでしょうかね~?(35歳外資系会社員、男(のつもり))
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Answer:
その気持ち、よくわかります。たしかに入りにくいですよね。では、まず、その意味から一緒に考えていきましょう。あ、意味はわかっているんですよね?

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はい。例えば、no later than Fridayと言えば、「金曜日までに」という意味ですよね。つまり、no later than は、「~までに」という意味ですね。
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そうですね。「~までに」「~よりも遅れることなく」「~より遅くならないで」という感じですね。では、どうしてそうなるのか? no later than を、そのまま直訳してもらえますか?

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はい。than が、「~よりも」ですよね。そして「later」が、「より遅い」。だから「~よりもより遅い」。そしてそれを、前にあるnoが否定するわけですから、「~よりもより遅くなく」でいいですよね。
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そうですね。「~よりもより遅くなく」→「~より遅くなく」→「~までに」になりますね。

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まあ、そんなところは了解なんですけど、どうして頭に入りにくいか、なんですけど?
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はい、それは、その構造が原因です。

no [later than]

これは、「later than」をnoが否定していることを表わしています。これを日本語にしてみると、

ない[(より遅く)(~より)]

え、何がなんだかわからない?つまりですね。この意味の構造は、[later than] = [(より遅く)(~より)] という概念(意味)を、noが否定して出来ているわけです。

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つまり、一つの意味(概念)を、noが否定している、ということですね。そして、その一つの意味(概念)とは、[later than]= [(より遅く)(~より)] というわけですか。で?
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はい、その [later than] ですが、これは理解するのは難しいですか?

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え、later thanですか?それは、英語の語順だと、(より遅く)(~より)であるものを、日本語の語順に並べ変えて、「~より(より)遅く」と理解しなければいけないですよね。う~ん、そんなに難しくはないですね。なぜかな?
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それは、二つの意味(概念)を一回ひっくり返すのは、そんなに難しいことではないからじゃないでしょうかね。頭には、「later が来たら、次にthanを伴ってその比較するもの(A)が来る。それが来たら、それとlaterを繋げて出来あがる概念(B)を理解しろ」という指示が出される。つまり、

later+than+A→A+later→B

になる。まあ、それくらいなら、処理はあんまり難しくないのかも。ところが、noが先頭に来ることによって、そのひっくり返してやっと理解した意味を、今度は否定しなければいけないわけです。つまり、

no [later+than+A]→A+later→[A+later]+no→B

つまり、頭の中ではこんな指示が出るわけです。

「later が来たら、次にthanを伴ってその比較するもの(A)が来る。それが来たら、それとlaterを繋げて理解しろ。しかし、その後すぐに、その全体を否定し、その結果出来上がった概念を理解しろ」

どうです?結構複雑なことが頭の中で起こっていると思いません?

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つまり、理解するプロセスが複雑になっているので、わかりにくいというわけですね。
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そう、日本語で作り上げられた頭にとって、その理解するプロセスが大きく違うと、それについていくのには時間がかかる…つまり難しいとなるわけです。特に今回のように、no という否定語がその後の概念を否定するような言い回しは日本語にはないため(日本語では、~ではない、と最後に否定語が来る)、最初にnoと言われても、その後にくるものを否定すべく待つ辛抱(?)が出来ず、また、その否定するもの(概念)自体が理解するためにひっくり返しがいるなど頭を使うため、その後、それをさらに否定して新しい概念を作るのには、より多くの負荷が頭にかかり、わかりにくい、難しいと感じるわけです。

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なるほど…。要は脳の認知能力の問題なんだ。しかも、日本人(日本語)の頭がそのプロセスに慣れていないために、何かはっきりしない感覚が残るわけですね。じゃあ、どうしたらはっきりわかるようになります?
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それには二通りありますね。一つは、前述したような理屈をしっかり理解して、頭(脳)にそのプロセスを十分認知させることで理解する道筋を作っておき、後は頭に任せること。二つ目は、ごちゃごちゃ考えず、ひたすら「~より遅れることなく」「~までに」という日本語の概念と、「no later than」を結びつけて一つの同じ概念にする努力をすること。つまり、「no later than=~までに=~より遅れることなく=no later than=~までに」とすべての概念が同一になるよう、日英コンセプトミクシング(概念の混ぜ合わせ)をしっかりやることです。ブツブツがあったらだめですよ。どこに触れても同じ味(意味)が出るようにすること。これが大事です。

今回はちょっと理屈っぽい話になりました。面白くなかった…と思われた皆さんも多かったのでは?でもこんな話も英語を理解する上では結構大事ですよ。でも、また面白い話もたくさんしますから、これに懲りずにまた僕の話、読んでくださいね。それでは、今回はこの辺で。Yes! Tomorrow is Saturday! Let's enjoy another beautiful weekend, folks! Have a gooood day!

(End of Story)

「英語一問一答」(表現編/No.11)companies とcompany?

2007-10-04 | Weblog
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Question 33:この間英字新聞の広告を見ていて、「A nice meal requires good company.」というのがありました。でも、「company」って、会社のことですよね~。どういう意味ですか、これ?(30歳会社員、男、既婚(のつもり))
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Answer:
思い出しました。僕もだいぶ前にそんな疑問を持った記憶があります。「company」は「会社」なのに、文脈に合わん…。なぜ?と思いつつ、辞書を引かなかったことを。あ、これはいけませんね。ではまず、以下の会話を見てください。

Nao: Hi, Jane. Sorry, I am late.
Jane: Hi. That's all right. I have just come.
Nao: The movie is starting in 20 minutes. Do you want something to drink?
Jane: Not really. I am not thirsty.
Nao: What about something to eat while watching the movie, like popcorn?
Jane: Nope. I don't need anything.
Nao: Okay. Ah, are you mad at me or anything?
Jane: Oh, no. I had a bad day today. That's all. Sorry, Nao. I am such bad campany.
Nao: No, you are not, Jane. I always love your company.
Jane: Thanks. Okay. Forgetting a bad day, let's enjoy the movie!
Nao: That's the spirit.(そうこなくっちゃ)

どうですか?company は、どう訳します?

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ん~、意味は何となくわかりますが、訳しにくいですね~。なんか、「人」のような、「一緒にいること」のような…?
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そう、そんな感じですよね。最初の「bad company」は、もちろん、「悪い会社」のわけはないわけで、これは、文脈からみて、「一緒にいて面白くない人」って感じですよね。「今日は悪い日だったから」あまり元気がない。明るくない。なので、「一緒にいてつまらないでしょ」みたいな意味ですね。でもその後の「I always love your company」は?

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僕はいつも「君の人」を愛している?あ、こりゃないな~?
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ですね。どうも、companyって語には、「人」の意味だけでなく、「一緒にいること」「同伴」みたいな意味も含まれているみたいですね。そうすると、「僕はどんな時でも、君と一緒だと、とてもうれしいよ」くらいの意味になるかね。う~ん、もっといいセリフがありそうだけど…浮かびません。あ、そうそう、どっかに一緒に出かけて、あるいは、デートした後に言う言葉としては、以下がよく使われます。

I really enjoyed your company.
(ご一緒できて、とても楽しかったです)

これは、言う相手は同性、異性は問いません。また、companyという語は、もちろん男女を問いませんが、こういう場面では、はっきりしてそうですね。

Anne: Hi, honey. I didn't expect to see you here. Oh, you got a nice tie. I haven't seen it before. Are you expecting company?
Bill: Ah, you know, I'm kind of waiting for Jane…no, James…you know…
Anne: All right. Tell me about Jane…James.
Bill: Sure, she…no, he’s a …

ま、こんな状況はともかく…意味はわかってもらえたと思います。

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はい、しっかりと。でも、「会社」のcompanyと、「一緒にいる人、同伴者、仲間、友達」みたいなcompanyと、区別しにくいですね。
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まあ、実際の会話では、文脈でわかりますけどね。でも、次の二つの文を比べてみてください。

I've got a lot of companies.
I've got a lot of company.

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わかりました。最初のが、「会社をたくさん持っている」で、次は「仲間をたくさん持っている」って感じですね。つまり、「会社」は複数形になるが、「人」の方はいつも単数形。ですよね。
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形の上ではそうですね。でも「人」を表わすcompanyは、どちらかというと、抽象名詞に近い、一定の概念を表わす言葉と考えた方がいいみたいですね。その概念は、「人」「一緒にいる」「近い」「共に」などが一緒になったものと言えますね。なので、次のような言い方もあります。

Anne: Jim, are you traveling alone this time, or…
Jim: No, Anne. I am traveling in company with my boss and…
Anne: Ja, Ja, James, honey?
Jim: …

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なんか、身につまされるような例文ですね(汗)。あ、いや、ありがとうございました。よくわかりました。
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ん…まさか?ま、いいでしょ。今回はちょっと聞くと混同しそうな、companyという語について話をしました。他にもこんな単語あったかな?気をつけておきますね。それでは、今回はこの辺で。Tomorrow is Friday and Friday is the day before Saturday. One more day, folks. A beautiful weekend is around the corner. Find good company and enjoy the weekend. If you have a wife or a girl friend, gentlemen, however, it must be her, not someone else. Okay? See you in the next story!

(End of Story)

INTERMISSION

2007-10-03 | Weblog
INTERMISSION(休憩)
*思いつくままのバイリンガル日記です。少しでも勉強のお役に立てばHappyです。あ、間違いが多少あるかも。でも、通訳はそんなものです。Enjoy!

(9:56 p.m.)
実は今仕事から帰ってきたところです。
I have just come back from work.
ともかく、今日は忙しかったです。
Today was such a hectic day.
何でそんなに忙しかったか、ですか?
Why was I so busy?
実は、ある外国の方がつい先日亡くなり、その方の棺を祖国へ搬送するための手配をずっとしていたんです。
Well, a person from abroad has recently passed away and I was fully involved in making arrangements for the coffin to be shipped to his country.
もちろん、そのために何をすればいいのかなんて、知るはずもないですよね。
Of course, I had no idea as to what needs to be done for that to happen.
そこで、まずは日本の葬儀屋さんからだいたいの話を聞きました。
So, first, I asked a Japanese funeral home for information about shipping a coffin abroad,
そこの葬儀屋さんは、前に海外に棺を送ったことがあるというのでね。
The funeral home told me that they have done it before.
しかし、話を聞けば聞くほど、その葬儀屋さんが頼りにならないことがわかりましてね。
But, the more I asked them about it, the more I realized that they are not a reliable source of information.
そこで、大使館からもらった指示に従い、必要書類を整え始め、
Therefore, starting to gather necessary documents according to the instructions given by the Embassy.
自分で棺を海外に搬送する方法を模索し始めました。
I began to find the way of shipping a coffin abroad.
実は、最初はすべてを引き受けてくれる業者がいないかネットで探しました。
To tell you the truth, I first looked for a vendor to do all the work using the Internet.
そして、見つかったことは見つかったんですが、その業者の費用が高いこと、高い事。
Even though I found a vendor, it demands an incredibly big fee for the job.
そこで、それを支払う人のことを考え、自分で手配をすることにしました。
So, I decided to take care of all arrangements by myself thinking of the person who has to pay all the fees.
必要書類を揃えるのは結構手間がかかりましたね。
Getting all the documents required took a lot of time and trouble.
でもまあ、慎重にすれば、なんとかなるものですね。
However, as long as you are careful enough to do things, you can make it.
一番手間がかかったのが、国外空輸をしてくれる会社とのやりとりですかね。
The most troublesome is the communication with the international shipping company.
知らなかったのですが、日本通運がしてくれるんですよ。
I had no knowledge about it, but Japan Express is the company that takes care of the job.
質問とか指示は結構ありましたが、比較的スムースに交渉は進みました。
There have been many questions and instructions, but our things went pretty smoothly.
あ、いけね。もう寝なきゃ。明日は朝5時半起きなんですよ。
Woops. I have to go to bed now. I need to get up at 5:30 tomorrow.
葬儀屋さんから運ばれてくる棺を空港でJALに乗せる手配をしなければいけないんです。
I have to take care of the business of putting the coffin, which is carried to the airport by the local funeral home, onto the JAL flight.
では、みなさん。おやすみなさい、いい夢を見てくださいね。今日はちょっと一休みの日記でした。
Then, good night, everyone. Please have a sweet dream. This is an intermission with a short diary. See you tomorrow! (hopefully...)

(End of Intermission)

Reading Practice #3

2007-10-02 | Weblog
[Reading Practice #3]

では、前回の文の中でいくつか興味深い点について話したいと思います。

1)見出しの文体

ご存じとは思いますが、新聞記事の見出しは基本的には現在形で書かれます。ですので、「ABC Newsman Peter Jennings Dies」であり、「~Died」とはならないということ。これは、記事をいきいきと見せる、感じさせることで読書の興味を引くためです。決まり事と思っていいでしょう。

2)broadcaster

日本語では「キャスター」と言いますが、それは英語ではありません。いわゆる、日本語英語です。気を付けてくださいね。

3)in five separate decades

そのまま訳すと、「5つの異なった10年において」といった意味になりますね。じゃあ、「過去50年にわたって」でいいんじゃない、って、思いません?そうならば、「for the past 50 years」でいいですよね。あるいは、「decade」(ディケイド)は10年を意味しますから、「for five decades」でもいいのでは…と。しかし、原文は「five separate decades」となっている。「別々の」「離れた」10年(の複数)?実は、ここでは「decades」は1960年代、70年代、80年代、90年代、2000年代という5つの異なった10年の区切り(年代)を表現したいために、わざわざ「separate」という表現を使ったのです。

4)be it war or weather

これは不思議な文構造ですよね。通常の英文は、「何が」を意味する主語(名詞句)、そして「どう(動)する」を意味する動詞(動詞句)の順番でできている、って、どこかで言いましたよね。もしそうならば、以下の構造になるべきですよね。

○ It is war or weather.

主語が「it」で、動詞が「is」。動詞は、それが主動詞なら時制をとるから、「be」ではなくて、「is」となる、でしたよね。そうすると…

×He was there for every big story, it is war or weather.

になるはずですが、これはおかしいですよね。二つの文章を「,」だけがつなぐことはないですからね。では「,」以降の文章らしきものは何なのか?

その答えは、「それが(~)であろうと、(~)であろうと」(be it (war) or (weather)/それが戦争であろうと、お天気であろうと)という、「仮定」(時に「条件」)を表わす表現であり、主要な文(その前後に位置する)に繋がるものである、ということです。では、以下をどうぞ。

Be it ever so hot (どんなに暑くても)
Be it that(もし(that以下)であれば)
Be it true or not(それが真実であろうとなかろうと)
Be it good or bad, that is the way it goes.(それが良くても悪くても、そうなるようになっているんだ)

ここで理解すべきは、主語(it)と動詞(be/is)の位置が反対(倒置)になっていること。つまり、これらは普通の文構造を持っていないことです。もし疑問文だったら「Is it~?」ですよね。「be」動詞は普通の文にある場合は時制を持ち、疑問文を作る場合は時制を持ったまま主語の前に出る。これは誰でも知っていますよね。ところが、時制を持たない「be」が主語の前に出る…?これはどうみても「異常」ですよね。実は、この「文構造の異常性」が、文らしきものを仮定あるいは条件を表わす句(意味の固まり)にしているのです。そしてそれは「仮定」・「条件」を表すわけですから、その部分は文全体の中では「従」となり、「主」の文に繋がることになります。

どうでしょう?ちょっと理屈っぽいかな。ここで重要な考え方を確認しておきましょう。それは、「文が異常な(普通ではない)構造となっている場合は、その意味することも普通ではない」ということ。つまり、そんな場合は、文(らしきもの)は、「~は~である」といった意味から、「もし~だったら」「~であろうとなかろうと」「~にもかかわらず」といった「条件」「仮定」「推測」等の意味を表わすものなる(変化する)ということです(あ、前にも同じ事を言ったような…)。ま、ともかく、このことはしっかり頭に入れておいてくださいね。Nao的英語理解訓。「普通じゃない文の意味は、普通じゃないと思え!」どうでしょう?ではまた…。Goodbye, everyone!

(End of Story)