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さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

渡邉肇人形浄瑠璃写真展 第一回文楽至宝尽の段

2014年05月19日 | アート♪



御茶ノ水から神田川に沿ってあるとちのき通りは学生時代によく歩いた道で青春時代の思い出が沢山ある。


その神田駿河台で開催中の渡邉肇氏の写真展を先週拝見した。





B1に行く階段をおりていくと入り口は文楽の方々から贈られたお花がいっぱい飾られていた。





作品は全部で30点、そして中央の壁面に住大夫さんがカメラにむかって浄瑠璃をかたっておられる表情が


モニターで上映されていた。


第一回文楽至宝尽の段は、5年間かけて撮りためた写真5万枚の中から


人間国宝の方々を中心にして選りすぐったものだそうだ。


幕開け前や舞台裏・稽古風景などからは、私たちが見ることができないドラマがあり、


そのひとつひとつの作品から、文楽技芸員の方々の「文楽」に人生をささげた


誇りと魂がひしひしと伝わってくる。


何十年と修業を積んでこそ成り立つ太夫・三味線・人形遣いの


この三位一体の舞台芸術の崇高さは他の古典芸能の中でも


群を抜いて秀でていて、その理由がこの作品たちをみれば自ずと納得できる迫力があった。


この写真展を是非関西の人々にも観てもらいたい!!!


そして、「文楽」というものが日本人にとってかけがえのないものであり


それを生んだ大阪を誇りに思ってあらためて真剣に見つめなおしてもらいたい。







ちょうど「和楽6月号」にも写真が紹介されている。





燕子花図と藤花図 光琳、応挙 美を競う

2014年05月18日 | アート♪



本日最終日、


お庭の杜若は見ごろがすぎていたが、国宝の燕子花は、金地屏風を埋め尽くすように咲き誇っていた。


となりに並ぶ応挙の「藤花図屏風」は金地に空間を広くとって、


藤棚に這うような幹や枝を力強く描き、あまり多くない花房がそれゆえに美しく存在感を放っていた。






もちろん、光琳・応挙が目的であったが、それよりも面白かったのが伊年印の仕事


70種類近くの草花を描いた「四季草花図屏風」


ケシの花が宙にうかんでいるような「草花図屏風」そしてこのバージョンアップ版のような「夏秋草図屏風」


今回宗達工房を宗雪から継承された画家といわれている


喜多川相説という人物を知った。


光琳の登場を考える上でも重要な人らしい。


この人の「四季草花図屏風」墨を多用した情感溢れる作品だった。


また鶴沢探鯨の「秋草図屏風」も伊年印草花図を意識した作品らしいが


この人は探幽の弟子で、この探鯨の孫弟子が円山応挙であるそうだ。





その他、応挙に始まる円山四条派の作品もあって


犬の親子を描いた蘆雪の「犬図」


森祖仙の龍が面白い「龍・鹿図」


そして松村景文の「寒月鴨図」などが印象に残った。







続 笹本恒子100歳展

2014年05月14日 | アート♪



今回の写真展では、歌舞伎や文楽・能狂言などゆかりの人々の写真も多くあった。


<明治生まれの女性たち>では


「吾妻徳穂」富十郎丈のお母さま



<あの時代、あの人>では


「喜多六平太」文化勲章受章と御自宅で


「高杉早苗」当代猿翁丈のお母さま、ゴルフ練習中の段四郎丈とご一緒に


「2代市川猿之助」(初代猿翁)舞台前の楽屋で


「8代松本幸四郎」セーター姿の横顔が当代に良く似ておられる


「6代市川染五郎・中村萬之助」御兄弟で三味線のお稽古


「徳富蘇峰」とても穏やかな表情で


「長谷川伸」縁側でなにかを見つめて


「大佛次郎」武原はんさんと茶室で談笑


「4世茂山千作」お庭の鯉と一緒に



<笹本恒子が見た時代>


「ヒトラーユーゲント来日」文楽座の幕間に桐竹紋十郎さんが人形の扱いを説明している


「市川少女歌舞伎」11世に顔を直してもらう座長の市川美寿次


笹本恒子100歳展

2014年05月13日 | アート♪



第1章 明治生まれの女性たち

第2章 あの時代、あの人

第3章 笹本恒子が見た時代

第4章 いつまでも現役・・・笹本恒子の今


日本初の女性報道写真家の笹本恒子さんの写真展を拝見に横浜まで足をのばした。


戦前戦後・昭和から平成の時代と長年の取材で撮りためた130点以上の作品は、観る者に多くを語りかけてくる♪


写真のひとつひとつが立ち去りがたいものばかりだった。


とくに

「中村汀女」1957

「杉村春子」1958

「養老静江」1993

「沢村貞子」1996

「2代市川猿之助」1955

「大宅壮一」1956

「徳富蘇峰」1957

「室生犀星」1961

「日独伊三国同盟夫人祝賀会」1940

「ヒトラーユーゲント来日」1940

「銀座4丁目PX・現在の和光」1946

「市川少女歌舞伎」1948

「永平寺 托鉢に出かける雲水」1952

「原爆ドーム」1953

「安保闘争 樺美智子の葬儀」1960   などが心に残った。


女性がまだ自由に職業や生き方を選べなかった時代から、


様々な困難を乗り越えて現在まで現役で活躍されておられるお姿に沢山の元気を頂いた♪






日本新聞博物館のある横浜情報文化センターは旧横浜商工奨励館を再利用した部分と新館部分からなり


奨励館時代の貴賓室が公開されていた。











旧館部分にある素敵なカフェで一休み♪

窓辺のテーブルでキングの塔を眺めながら美味しいクレープを頂いた。





バルテュス展

2014年05月11日 | アート♪



第1章 初期

第2章 バルテュスの神秘

第3章 シャシー 田舎の日々

第4章 ローマとロシニエール

素描


私が伊藤若冲ファンなのは、この人の作品なら


どんなものでも面白く大好きで、「これはどうでもいいかな?」がないからであるが、


このバルテュスの作品も同じく、どれもこれも大好きな作品ばかり♪♪♪


その中でも特に好きなのは「美しい日々」と「横顔のコレット」☆


色調・光の加減、刺激的であるがとても静かで神秘的で絵本のような雰囲気があって


その物語の中に吸い込まれていくように私には感じられる。




今回はアトリエも再現されているのが嬉しい♪♪♪






作品も素晴らしいが、バルテュスご夫妻も本当に素敵で以前から憧れていた♪♪♪




開場30周年記念特別展示「文楽の魅力」 -文楽劇場の収蔵品を中心に-

2014年04月14日 | アート♪




夜の部の開演前に、特別展示を拝見した。


近代の名手ゆかりの貴重な資料や、人形のかしら・衣裳


文楽を描いた錦絵などもあり面白かった♪


ボランティアガイドさんが勧めてくださって


文ちゃんという名であったか?一人遣いの人形の扱い方を教えて頂いた。


帯の後ろ側から手を入れて左手でかしらを動かし、


袖から右手を入れてかしらと手で表情をつくるのであるが、


かしらを頭の上ぐらいに掲げなければいけないそうで、


実際遣ってみるととても難しい。


大阪にとってかけがいのない財産である文楽なのにもかかわらず、補助金削減などの環境下で


文楽の魅力を出来る限り多くの人々に知ってもらい、劇場に足を運んでもらおうと


ガイドの方々が一生懸命されておられるのが心に残った。




ラファエル前派展

2014年04月09日 | アート♪



展覧会は終わってしまったが・・・(笑)


1.歴史

2.宗教

3.風景

4.近代生活

5.詩的な絵画

6.美

7.象徴主義


ラファエロ以前の初期ルネサンス絵画に理想を見いだしたというラファエル前派兄弟団


技術的な事は良くわからないが、自然を注意深く観察しているということなので


展覧会の目玉の一つのミレイ「オフィーリア」の草木の精緻さはなるほど素晴らしかった♪

同じくミレイの「釈放令、1746年」・「マリアナ」も好き♪


でもやはり私はロセッティが一番心に残った♪♪♪


展覧会のポスターにもなった「プロセルピナ」♪

「ナザレのマリア」・「ダンテの愛」・「薔薇物語」・「アウレリア」・「ベアタ・ベアトリクス」・「聖なる百合」

と詩的な感じのロセッティならほとんど(笑)


ロセッティの先生だったブラウンの「ペテロの足を洗うキリスト」の特にペテロの表情が印象に残った♪


ハントは「良心の目覚め」も面白いが「幽霊屋敷」の方が好き♪


ボイスの描く風景画も良く「木立の中でブナの側に立つ少女」が好き♪


会場にあった複雑な人物相関図も面白く

名画の成立にはまさに美女ありと実感できた(笑)



アンディ・ウォーホル展 永遠の15分

2014年04月02日 | アート♪



昨日観たのは「ラファエル前派展」であるが、

過日観た「アンディ・ウォーホル展」から。



20代後半に一時現代美術にはまっていて、毎月作品を作って作家の先生のアトリエに通ってみて頂いていたことがある。


偶然、現代美術の講義を受けたことがきっかけだったが、今思い出してみても実に楽しかった♪♪♪


現代美術とは何ぞや?


先生曰く、観る者の好き嫌いは別にして作品の前に立ち止まらせること!

ビューティフルでなくても関心を持たせれば勝ち!  と


そのころ好きだったウォーホルやラウシェンバーグ


そのウォーホルの国内過去最大級の回顧展は、若かった日々の思い出と共に堪能させてもらった。







トレードマークのようなキャンベルのスープ缶やモンローなども好きではあるが

初期の「手」「足」「旗」などがいい♪


私は「銀の雲」・「ブリロの箱」や「酸化銅」・「シルバーファクトリー」などウォーホルの仕事にとくに惹かれる♪


「自殺」「小さな電気椅子」「ナイフ」なども♪


こう並べると危ない人と思われるだろうが、私の感覚ではこれはわびさびの世界だ(笑)


バスキアとのコラボも大好き♪♪♪


みんな好きだがとくに「LICE」(しらみ)♪



日本の「Kiku」も美しかった♪






帰りにANDY WARHOL CAFEにもよってみた。





パフェもとってもポップだった(笑)






六本木までついてきて昼食は共にしたがウォーホル展は観ずに帰った主人のためのお土産のチョコ缶


ちょうど血圧手帳がぴったり入る(笑)


探幽3兄弟展 後期

2014年03月20日 | アート♪



板橋区立美術館のチケットはいつも楽しい工夫がある♪♪♪


前期も面白かったが、後期はさらに魅力的な作品ばかり♪♪♪


南禅寺方丈の探幽「群虎図襖」がとにかく素晴らしい!!!

探幽だって本物の虎を観たことが無いはずであるのに

水飲みの虎とそれを見つめる虎が活きているようだ♪♪♪

今回の展示では尚信・前回の安信の虎

そしていろいろな絵師が描いた虎と比べても

この探幽の虎が他者の追随を許さないと私は思う。

以前南禅寺でも拝見したことがあるが、

方丈ではいつまでもその場を離れない訳にもゆかず(笑)

幸い来館者が少なかったので、「群虎図襖」の前の椅子に腰かけて

心ゆくまで堪能させてもらった。


それと尚信の「西湖図屏風」も実に美しい♪♪♪

雪舟様式の山水画を規範としているらしいが、

筆致が力強いが柔らかさもあって透明感や空気・水の潤いを感じることができる。


安信の「黄山谷・山水図」は、作者名をみるまでは探幽かと思った。

また「源氏物語 明石・絵合図屏風」は探幽の「源氏物語 賢木・澪標図屏風」に劣らず素晴らしい♪♪♪


あらためて実に凄い3兄弟である。

血統と幼い時からの英才教育の狩野派は歌舞伎界とも通じるものがあるとも思った。



探幽3兄弟展 前期

2014年03月14日 | アート♪



板橋区立美術館江戸文化シリーズNO.29 探幽3兄弟展


あまりにも大きな探幽の陰で知られていなかった弟たち尚信と安信の画業を紹介した面白い企画展♪

昨年の出光の「江戸の狩野派」でも尚信・安信があった。

この3兄弟によって徳川幕府の御用を勤めていた経緯からもこの弟たちの画業の研究が

これからより発展していく萌しのように思え狩野派好きには嬉しい展覧会である。


やはり名古屋城障壁画である探幽「雪中梅竹鳥図襖」が余白のバランスといい素晴らしい♪

そして昨年出光でも拝見した探幽「波濤群燕図」が好き♪


尚信はやっぱり大好きな「富士見西行・大原御幸図屏風」♪

「李白観瀑・剡渓訪戴図屏風」も素敵♪


安信は「蘭亭曲水図屏風」・「竹虎図屏風」などが面白い♪

安信は「画道要訣」で天才的才能で描く「質画」より

学んで習得した「学画」が第一として

江戸時代を通じて存続した狩野派の理論的整備を行った人だそうだ。

なるほど「倣古名画巻」などで観る限りは素人目には探幽も安信も優劣つけがたくみえる。


尚信も近衛家煕の「槐記」において絶賛されているらしい。


こんな凄い3兄弟に初期画業の指導をしたという光信高弟の興以にも図録を読んで興味を覚えた。


やっぱり狩野派って面白い!

後期も絶対見逃せない!



三井家のおひなさま

2014年03月10日 | アート♪



三井記念美術館所蔵のおひなさまは北三井家のご夫人方の所持された

主に十代夫人・十一代夫人とそのお嬢様のおひなさまからなるそうで

お道具まで入れると千点を超えるものになるらしい。


その時代の名人たちによる雛人形の素晴らしいこと♪♪♪

お道具類の豪華で精緻な作りは何度拝見してもためいきがでるほど見事なものばかり♪♪♪


今回の特別展示では五月人形も展示されていて

五世大木平蔵製の御所人形たちの豪華さは圧巻!

作はわからないが、「海軍将官」と「金太郎と子犬」の愛らしさは格別であった♪


「宴のうつわ」では

永楽家や楽家のうつわが面白く、

さすが三井家、円山応挙が下絵を描いた三重盃などがあった。



ザ・ビューティフル 英国の唯美主義1860-1900

2014年02月12日 | アート♪



第1章 芸術のための芸術

第2章 唯美主義の流行

第3章 世紀末芸術にむかって


唯美しく♪

19世紀英国で巻き起こった芸術が新たな美として大衆まで広がって

「ハウスビューティフル」や「美術産業製品」を産んだ。


素敵な家具や壁紙・布地・タイル♪

それらを展示している美術館自体が1894年ビクトリア朝時代にに建てられたものであるから

140点あまりの油彩画や家具工芸品を堪能するに相応しい空間♪


中でもアルバート・ムーアの絵画が圧倒的に美しかった♪♪♪


唯美主義運動と風刺とデカダンスでは、

ジョージ・デュ・モーリエが面白い♪


英文講読の時間に出会った「サロメ」のビアズリー♪

18歳の私にはサロメの気持ちは理解できなかったけど

ビアズリーの挿絵に不思議な魅力を感じたことを懐かしく思いだした。


最後の部屋にアルバート・ムーアの「真夏」が鎮座していて

これを拝ませてもらうだけでも価値がある♪


この英国の唯美主義もジャポニズムに大きな影響を受けていることを初めて知った。




開館三十周年記念 円山応挙展 後期

2014年01月29日 | アート♪



美術館では本邦初公開の「相国寺開山堂襖絵二十面」を拝見に承天閣美術館へ。





開山堂は桃園天皇の皇后である恭禮門院の女院御所を下賜されたもの(1804)

舞良戸二十面は応挙の「雪中山水図」と息子の応瑞と弟子たちによる「夏景山水図」からなるが、

すっぽりと雪に覆われた山里を描いた応挙の「雪中山水図」が圧倒的な存在感を放っていた。

応挙の描く雪は「地」であり、雪をかぶっていないところを描く手法で

三井記念美術館の「雪松図」と同じく三次元的立体感を際立たせ、

どこまでも続いているような空間の広がりを感じさせてくれる♪♪♪

女院御所に相応しい穏やかな図であるのに、観る者を一瞬で感動に引き込む筆致は実に凄い!!!


第1展示室には、応挙が学んだ中国絵画があり、若冲さんも学んだ「百鳥図」にも再会できたのが嬉しかった♪

応挙と四条派関係では、大好きな柴田是真が三作あり、「滝桜小禽図」が素敵だった♪





第2展示室の絵画では

応挙の「白狐図」

若い頃の応挙が画いた「柘榴鷹図」

また37歳の作という「雪中山水図屏風」に一番心奪われた♪♪♪

蘆雪の「象と狗子図」も面白い♪


三井南家伝来の応挙関係資料も面白く、写生帖や人物生写惣本♪

楽了入造の応挙が群鶴を絵付した赤楽茶碗も素敵だった♪








雪景色応挙に勝る絵師の無く

本館 博物館に初もうで-午年によせて-

2014年01月22日 | アート♪



平成館での観賞にかなり時間を要したので疲れてしまったが、

クリーブランドがらみでもいくつか拝見したいものがあったので本館へ。





お正月も終わったので、人気の展示室も空いている。

じっくりと向き合うと離れがたくなるので午年にちなんだ等伯めざしスルーすることに(笑)


「牧馬図屏風」 「伝名和長年像」


どちらも重文、国宝の方は引き算の美を感じるが、こちらは足し算のうえの足し算という感じ(笑)

作者不明であるが、クリーブランドに展示されていた「厩図屏風」に似た作品の方が面白かった。





尾形光琳に学んだという深江芦舟筆「蔦の細道図屏風」

クリーブランドにも同じ「蔦の細道図屏風」があって、楓が描かれていないのと蔦が赤いのが謎らしい。





雪村の「鷹山山水図屏風」

この人の描く動物もの好き♪ 独特の雰囲気も好き♪





午前中の天気とうって変わって本館を出る頃、空はすっかり曇ってしまった。



楽茶碗と新春の「雪松図」

2014年01月09日 | アート♪



お正月のお楽しみ♪

今年も三井記念美術館の「雪松図」に会いに行った。

平日なので来館者も少なくて、恋する者としてはじっくりと拝見出来て嬉しかった♪

同じ展示室には狩野派の絵師たちのおめでたい画が並び、

栄信の「四季山水図」も好みではないが凄い!

楽茶碗の公開にあわせて「聚楽第図屏風」もあった。


そしてこれも楽しみにしていた楽茶碗♪

楽家代々の茶碗が一堂に会しての展示は大変興味深いものであった。


楽美術館でも感じたが、長次郎は別格として私は三代道入の茶碗にとても惹かれる。

銘もまさにと思う赤楽茶碗「鵺」に黒楽茶碗「雪夜」♪♪♪

四代一入の黒楽茶碗「四ツ目」・五代宗入の黒楽茶碗「烏帽子」・六代左入の黒楽茶碗「小鳥」同じく赤楽檜垣の絵茶碗

十一代慶入の黒楽片身替茶碗・十四代覚入の赤楽平茶碗「青海波」♪♪♪

そしてご当代の赤楽も黒楽もわびさび感を湛えながらポップな感じがあるのも素敵♪♪♪

茶碗の事は素人なので、一瞬黒楽かと思った藤村庸軒の赤楽茶碗「蛍」も面白かった。

紀州御庭焼も紹介されており

北三井家の高祐作の茶碗も素晴らしく赤楽雁絵茶碗「野分」が素敵だった♪

同じく高祐作の赤楽亀絵茶碗、作陶は高祐で徳川治宝が亀の絵付けをしているものであるが、

亀さんの絵も可愛いが茶碗自体がすごくいい景色なので

「亀さんは不要だったなあ・・・」と高祐さんも思ったのでは???なんて勝手に想像してしまった(笑)


今年のアート始めとしては大変楽しませて頂き大満足で美術館をあとにした。






黒楽に弁慶観たり初アート