暇人短剣符

暇人の日常散策、世界中の友との再会を夢見て日々上昇中。

旅6日目

2004-06-21 04:49:24 | 日本放浪記
今日は川崎にいます。

中学校からの古い親友を訪ねてきました。
彼は音楽のクリエイターです。
プロを目指しています。

話は中学校のころの思い出から
高校も交流があったのでその辺の話まで
盛り上がりました。

でも、話のねたはつきます。

すると、現実的な
「今、何をしているのか。これからどう
するのか」という話題にぶつかります。

彼はバツがまずそうに現状の厳しさを
話します。好きなことをやってきた
自分への問いかけでしょうか。
それでも、彼は一生音楽だけは
上を目指して生きたいと、決めた
ようです。プロという形ではない
かもしれないにしても。

音楽の販売経路について話をしました。
ビジネスモデルについて話をしました。
非常に盛り上がりました。未来を語り
あいました。

そして、笑顔で別れました。また
会う日までということで。

ここにきて初めて感じたのですが
クリエイターの生き方と小生のような
生き方はまったく人生の価値観が
違うということです。

それは、非常にかけ離れた、まったく
違う交わることのないかもしれない
線のようなものです。
彼の好きな言葉です
「やって、やってやりまくって
それでもだめで行き詰ったら
やるのを止める。」†
すると、またやり始める。

小生は日の光を一日も無駄にせず
育つ野菜があるように、‡
何かをしないといけない、無駄は
無力であると常に思ってきました。
学生では常に学び遊ぶことを考え
生きてきました。
一日を無駄にすると暗くなりました。
社会にでてもそれは変わりません。
平日は仕事を、休日は遊びを
無理に考えるときすらあります。
今もそうした理由で旅をしている
のかもしれません。なにかを
止めるということが恐ろしいのです。
せわしく生きて自己生産を持続する
ことこそ正だと思ってきました。

でも、クリエイターの彼を見ている
と、そんな資本主義に毒された
考えに疑問が出てきてしまうのは
なぜでしょうか。

今日の宿:
親友の家。宿をありがとう。
目指すべき道はひとつではなく
すべてだと思います。力強く歩んで
ください。

†:魔女の宅急便 角野英子・二馬力・徳間書店
‡:茄子(1) 講談社,黒田硫黄

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