2月8・9日に、兵庫県で開催された第48回中小企業問題全国研修会に参加しました。
神戸ポートピアホテルがメイン会場で、初日は20分科会に分かれて全国の発表者の話を聞き、
二日目は記念講演に参加しました。記念講演には、2,056名が参加し過去最大とのことでした。
参加した分科会の㈱オーシスマップ 大林賢一氏は、創業から16年間で従業員50名の規模に成長しました。
人口減少・過疎高齢化の進む養父市で廃校を社屋として活用し、地域との繋がりを強めた活動をしています。
記念講演では、有馬温泉老舗宿15代目の、金井 啓修（株式会社御所坊 代表取締役）さんの話を聴きました。
有馬温泉は、関西の奥座敷として多くの観光客で振るわっていましたが、バブル崩壊後の観光低迷や、阪神淡路
大震災で大打撃を受けました。金井さんは、1987年にすでに、30年後を見据えた有馬全体のマスタープランを
作成し、団体客でなく、個人客にターゲットを絞り、様々なアイデアで温泉街を楽しめる街に変える取り組みを続けていました。
2月3日のNHKブラタモリでも有馬温泉が放映されましたが、TVでは語れない内容が盛りだくさんで聞くことができました。
中小企業と地域との関係について、考えさせられる内容でした。 後藤 渉
