南北両極とは世界のことである。この二つの極を枢軸(すうじく)として結ぶ南北東西の諸国に於けるすべての宗教・宗派は目下顕著に布教されているが、やがては祖師を認め信じ、根本の天道に帰り、ひとしく龍華大会(りゅうげたいかい)に赴かなければならない。
このことは混沌元始以来のあらゆる古書冊子に記されているが、すべて中央に帰る、中心を統べる、中和に集まることを証明し解かれている。
中央とはもとより天道であり、玄関の寶蔵地(ほうぞうち)である。天下の万事、万有はことごとくここに帰らなければいけない。
続く