オリジナル「107ソングブック」  Original  natarsher seven

全く、個人的趣味の音楽の一つ。高石ともやとナターシャセブン。
「107ソングブック」の曲をオリジナルの歌詞で

おくいこっば   (贈る言葉) 

2015-04-20 | 鹿児島弁

暮れなずんまっの あかぃと影んなか  はっちっいっ おはんに  贈いこっば

せんねかこらえっ わろこっとよぃ      なんだ ねごんぎい なっほがよかどがぁ

人ちゃせんねどん  ふとかとい       とぃどんこえらしゅ でくっとじゃっでね

さいならじゃどんかぁ とぜんねじゃっでか むぞいかおはんに  おくいこっば

よいんくっ かぜぃ ちょぎれたどんかぁ おわっとずい きっせぃ おくいこっば

信じられんち なっかぶっよいか      とぃどんしんじっ  きしくっほがよか 

欲しかちゅわんじ こえらしなんじ       ひっかぶいん ゆよじゃっでねぇ

はじめっむぞいかぶった  おはんがとぃい  かざぃドンつけんじ 贈いこっば

 

こいかぁはじむっ  暮らしんなっで      だいかが おはんどん あいすっじゃろや

じゃどんか おいほっ おはんがこちょ    ふこ むぞかぶっ やちゃおらんど

遠ざかいっかげぃ  ひとんなけぃきえっ もうとじかじおっ 贈いこっば

もうとじかじおっ 贈いこっば

 

フォークグループに共通する苦悩?が、どうしても生まれてくるメンバー間の格差ではないかと思う。

例えば「アリス」。谷村新司、堀内孝雄はまだしも、もう一人は?

「バンバン」って三人組だったけど、ばんばひろふみ以外の二人は?

そして「海援隊」の残りの二人は?

武田鉄矢以外の二人の活躍など見聞きしたことがない。

こういうメンバー格差がどうしても生じてくるのだけれどもそれがある意味「解散」の大きな理由なのかもしれない。

有名になったメンバーは無名の他のメンバーが鬱陶しくなる、お荷物のように思えるのだろうし、売れていないメンバーは「仕事もないし金もない」グループとして活動しようと思っても最も集客力のあるメンバーは「他の仕事」で忙しい。

となれば別れるしかなくなる。

そして…

「ガロ」というニューミュージックグループ(その当時はそういう言葉がなくフォークグループだったのだけれど彼らはフォーク原理主義者から徹底的に糾弾されていた。)があった。

いわゆる「日本人のフォークロック」という存在自体が世の人々に理解されず、失意のうちに?解散し、彼らの名前を聞いたのは…メンバーの死亡報道だった。

 

まあなんとか年をとって再結成している「海援隊」はましな方なのかもしれない。