オリジナル「107ソングブック」  Original  natarsher seven

全く、個人的趣味の音楽の一つ。高石ともやとナターシャセブン。
「107ソングブック」の曲をオリジナルの歌詞で

番外編  その8  正調・ユメカシーラ

2013-04-30 | natarsher seven

番外編  その8  <正調・ユメカシーラ> 作詞:北山修 作曲:杉田二郎

君は南の島の海で 遊んでいる時吊り上げられたという
船に乗せられ 日本に送られ 見せ物にされてしまうはずさ

※逃げ出せ恐竜 叫べよ恐竜 (WAO!!)  力を見せておやり
 逃げ出せ恐竜 叫べよ恐竜 (WAO!!)  ユメカシーラ ユメカシーラ

日本に着いたら 背広を着せられ テレビやラジオに出演するのさ
偉い学者は 君をながめて サメだサメだサメだサメだと

    ※くりかえし

おどけたピエロに 首をつながれ  街中をひっぱりまわされて
おかみさんたちも ハナタレこぞうも みにくい姿に おそれおののく

    ※くりかえし

 

昔、ノストラダムスの大予言がブームになった。

昨今のマヤ暦以上のインパクトでこの世の終わりが叫ばれていた。

その中に「恐竜の復活」があった(と思うのだけれども)。

たまたま、南太平洋で大型のサメ(と思われる)骨が漁船によって採取された。

「これこそノストラダムスの・・・」

とおお騒ぎになった・・・。

この事件が背景にあるのがこの曲です。

 

ところで、ノストラダムスの予言の時もマヤ暦の終わりもとっくに過ぎた。

けれども世界は終わらず今も続いている。

結局騒いだのは人間だけ。

自然は何も変わっていない。これまでと同じようにこれからも。

 

 

話は変わります。

どうもカントリー音楽ファンの「ナターシャセブンに対する評価が異常に低い」というようなことを書いたのだけれど。

ネットでカントリーの曲を探すのが暇な時の趣味なのです。

その中で、ある「替え歌」が出ていた。

それに対するコメントが載っていて、「本家を馬鹿にするな」「冒涜だ」みたいなことが書かれていた。

結局カントリー教条主義、ブルーグラス教条主義の「コア」なファンの人たちがカントリーを広く普及させない元凶のような気がしている。失礼だけれども。

 

 

 


96 チビのウインキー Wee Willie Winkie

2013-04-30 | natarsher seven

96 チビのウインキー Wee Willie Winkie


  Wee Willie Winkie runs through the town,
  Up stairs and down stairs in his night-gown,
  Tapping at the window, crying at the lock,
  "Are the children in their bed, for it's now ten o'clock?"

  "Hey, Willie Winkie, are you coming in?
  The cat is singing purring sounds to the sleeping hen,
  The dog's spread out on the floor, and doesn't give a cheep,
  But here's a wakeful little boy who will not fall asleep!"

  Anything but sleep, you rogue! glowering like the moon,
  Rattling in an iron jug with an iron spoon,
  Rumbling, tumbling round about, crowing like a cock,
  Shrieking like I don't know what, waking sleeping folk.

  "Hey, Willie Winkie - the child's in a creel!
  Wriggling from everyone's knee like an eel,
  Tugging at the cat's ear, and confusing all her thrums
  Hey, Willie Winkie - see, there he comes!"

  Weary is the mother who has a dusty child,
  A small short little child, who can't run on his own,
  Who always has a battle with sleep before he'll close an eye
  But a kiss from his rosy lips gives strength anew to me.

 

96 チビのウインキー

ちびのウィンキィが街中を走る

ナイトガウンで上がった地下りたり

窓をたたいて回る、鍵をガチャガチャする

”もう夜の10時ですから、子供たちはベッドにはいりましたか?”

 

”ヘイ ウインキー 入ってこないかい

猫は喉を鳴らして干し草の中で寝ている

犬は床で大きく寝そべっている、小さくなってはいない

でも小さな子どもは眠りについていない”

 

いたずら小僧は寝ずに月を見ている

鉄のスプーンの入った小瓶はがたがたなって

鶏が騒ぐように ガチャガチャ 回っている

フォークが歩き回って、何かわからない叫び声を上げる

 

”ヘイ ウインキー 子供は籠の中

膝を折り曲げて包まって ウナギのように

猫の耳を引っ張って 指をつまんであわてさせる

ほら、チビのウインキー 食べられちゃうぞ”

 

ほこりまみれの子供とへとへとのお母さん

小さな 小さな子供 走り回っている

いつも、子供が目を閉じて眠りにつくまで戦争だ

でも優しい唇のキスはまた元気にさせてくれる



94 ザブリザンブ3人男 Rub-a-dub-dub 95 ロッカバイベイビー Rock a bye、bay

2013-04-29 | natarsher seven

94 ザブリザンブ3人男 Rub-a-dub-dub

 

Rub-a-dub-dub     Three men in a tub,

And how do you think they got there?

The butcher,  the baker,  The candlestick maker,

Turn 'em out, knaves all three!

 

 

95 ロッカバイベイビー Rock a bye、bay

 

Rock-a-bye, baby, on the tree top.

When the wind blows, the cradle will rock

When the bough breaks, the cradle will fall, 

And down will come baby, cradle and all.

 

 

94 ザブリザンブ3人男 

ザブザブ 湯船に三人の男

そこで何を考えてるの

肉屋さん パン屋さん ろうそく屋さん

男たちはみんな、そこでひっくり返った

 

95 ロッカバイベイビー 

お休み赤ちゃん 木の上で

風が吹いて ゆりかごが揺れる

枝が折れて ゆりかごが落ちた

ゆりかごごと赤ちゃんが落ちた

 

 

ロッカバイベイビーは、もともとネイティブアメリカンに伝わっていたものらしい。

17世紀にUKに伝えられマザーグースに取り込まれたという。

当初、最初の部分はHush-a-by baby」となっている。


92 6ペンスのうた    93 ねことフィドル  

2013-04-28 | natarsher seven

92 6ペンスのうた Sing a song of sixpence


Sing a Song of sixpence,  A pocket full of rye,

Four and twenty blackbirds Baked in a pie.

when the pie was opened,  The birds began to sing,

Was not that a dainty dish, To set before the king?

The king was in his counting-house, Counting out his money,

The queen was in the parlour,    Eating bread and honey.

The maid was in the garden,  Hanging out the clothes,

There came a little blackbird, And snapped off her nose.


 

93 ねことフィドル  Hey diddle diddle,

 

Hey diddle diddle,

The cat and the fiddle,

The cow jumped over the moon.

The little dog laughed to see such fun,

And the dish ran away with the spoon.

 

 

92 6ペンスのうた

歌うよ 6ペンスの歌     ポケットは麦でいっぱい

24羽のクロツグミ       パイが焼けました

パイを開けると         鳥が歌いだした

綺麗なお皿じゃないけれど  王様になる前のもの?

王様は会計事務所にいた  王様のお金をしっかり数えてる

女王様は応接間にいる    パンとはちみつを食べている

給仕は庭にいた        洋服をつりさげて

クロツグミがやってきた    彼女の鼻はぽキッと折れた  

93 ねことフィドル  

ハイ、体を動かして

猫とバイオリン

牛は月を飛び越えた

子犬はそれを見て笑っている

お皿からスプーンが逃げ出した

 

 


90 このぶたかいもの 91 むすこのジョン

2013-04-27 | natarsher seven

90 このぶたかいもの This Little Piggy Went To Market

 

This little piggy went to market,

And this little piggy stayed at home,

This little piggy had roast beef,

And this little piggy had none.

And this little piggy went...

"Wee wee wee" all the way home

 

 

91 むすこのジョン Hey diddie Dumpling  Diddle diddle dumpling

 

Diddle diddle dumpling, my son John

Went to bed with his breeches on,

One stocking off, and one stocking on;

Diddle diddle dumpling, my son John.

 

 

ここからマザーグース遍です。

マザーグースと言えば「ロンドン橋落ちた」くらいしか知らなかった。

 

確かに考えてみれば世界各地に子供の遊び歌はあるのだからUKにも、たくさんない訳がない。

 

 

90 このぶたかいもの

この子ブタは市場に行った

この子ブタは家にいた

この子ブタはローストビーフを持っていた

この子ブタは何も持っていない

この子ブタは・・・みんなで家に帰った 

 

91 むすこのジョン 

コロコロ団子、息子のジョン

膝丈のズボンをはいてベッドに入った

片方の靴下は脱いで、片方は履いて

コロコロ団子、息子のジョン

 

 

と勝手に訳してみました。

もっとも。

谷川俊太郎さんもマザーグースを訳しているし。

恐れ多いのですが。

 


89 つづれさせかとうさせ

2013-04-26 | natarsher seven

89 つづれさせかとうさせ

 

つづれさせ

とは

秋に鳴く「こおろぎ」のこと

 

つづれ 

とは

肌着のこと

らしい。

 

早く冬の肌着の準備をしなさいとなく、こおろぎの声

秋の夜長を、京都弁(らしい)で表現した曲なんです。

 

「関西弁」はほぼ「河内言葉」のような気がするのですが、「大阪弁」は「船場言葉」なのかと思います。

そしてそれらと「京言葉」は当然違います。

 

 


88 そして秋 

2013-04-25 | natarsher seven

88 そして秋  作詞 水本創矢  作曲高石ともや

 

街のにぎわい 消える頃

 

ひぐらし達の 歌声が   やさしく空を 流れたら

秋 秋 そして秋

 

 

この曲は「秋」の抒情歌としてもっと取り上げられてもいいような気がする。

なぜか関東のメディアには無視されすぎているのじゃないかとさえ。

それはこの曲に限らず「高石ともや」と言う人の曲全般が。

 

ある時、カントリーの評論家と話をしたことがあった。

「日本でなぜ、他の国のようにカントリーが流行らないのか?」

彼、曰く

「本来、カントリーは詞を聞く音楽だ。日本人には英語がわからない。だから日本語で歌った方がいいのだろう。けれど、日本語に訳すと”高石ともや”のマネになってしまう。」

「関東(東京)のカントリーファンは”高石ともやはフォークだから正統派カントリーではない。”として一切無視している。」

何が正統派カントリーファンなのかはわからない。

きっとハンクウイリアムのジャンバラヤだけがカントリーなのだろう。

テイラースイフトをどう受け入れているのだろう。きっとアメリカのポップス歌手としてだけで受け入れているのだろう。

でもそれは「カントリー音楽」にとって可哀そうなことだ。

 

 

話を戻すけれど「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」

高石ともやのカントリーを受け入れないのであればそれでいい。

しかし彼の”フォークソング”は正当に評価してもいいのじゃないか?

 

 

 


87 夏休み

2013-04-24 | natarsher seven

87 夏休み  詞 井上方志・高石ともや

 

♪今年の夏休みは      君が訪ねてくるんだね 

 海辺の小さな村から    君が訪ねてくるんだね

 街には空がないと     人は言うけれど 

 僕の窓から高い煙突の空  落ちていく夕日がきれいだよ

 

ナターシャセブンの曲の中でも珍しく「都会の生活」を唄ったものです。

都会にも人がいて生活があってその中でいろいろなものを見つけつことができる。

 

♪街にはなにもないと    人は言うけれど

そこには安らぎも楽しみもある。

「人間 到る所に青山あり」

というところでしょう。だからこそ

♪僕が聞いたらいつかこの街に暮らしたいって君は言ってくれるかな

なのでしょう。

 


86 浜木綿咲いて  

2013-04-23 | natarsher seven

86 浜木綿咲いて  作曲 坂庭省吾

 

♪むぎわら~ぼうしを~ あたま~にか~ぶり~

 とんぼ~とりして~ あ~るい~たね~

 

作曲者としての坂庭省吾と言う人の素晴らしさが出ている一曲のような気がします。

田舎の風景なのでしょうが、かつては小都市でも、こういう風景はあった気がします。

いつの間にかトンボがいなくなり、虫の声が聞こえなくなり・・・。

 

自然破壊を言うつもりはありません。こういう風景を求めるのもいいでしょう。

トンボの群れは気持ち悪い。

秋の夜に虫の声はうるさい。

そう言い続けてきたのは人間です。

自分たちの快適さのために、自分たちの都合のいい社会にするために「自然を壊さざるを得ない」生活をしてきたのは人間自身です。

 

けれども、自分の周りの都会は便利で高度な文化があるべきだ、(自分の住んでいない)田舎は「利便性を求めるな、自然を守るべきだ。」と発言する。

 

それは大いなるエゴだと思う。