100年前の「明治の三陸」写真帖 明治の大津波から復興した三陸の姿を伝える

明治45年(1912年)に刊行された「写真帖」掲載の岩手県三陸沿岸の貴重な写真や資料を順次公開

VOL74  明治の三陸名勝27 「大瀧」 (下閉伊郡岩泉町)

2015-03-21 18:11:39 | 明治の下閉伊郡(現宮古市他)

「大瀧 (下閉伊郡小川村字門/現岩泉町小川字門)

  

「大瀧」の名を冠する滝は岩泉町内に数カ所あり、当初は前回紹介した岩泉町大川地区の「七瀧」の約1㎞下流にある滝とばかり思っていたのですが、写真帖をよく見ると(小川村字門)とありましたので、小本川の本流を約40㎞遡り、小川中学校手前の石畑地区にある岩泉町の三十景の一つ「門の大滝」と思われます。

 大滝と云いながらも落差は5m足らずの滝ですが、淵は広く深く、現在はこの写真とは周囲の様相が異なり、滝の周囲を緑豊かな木々が覆い、小さいながらも春夏秋冬の季節を問わずとても風情があります。 (残念ながら写真からは今の景観が伝わりませんので、岩手の滝めぐりと云うブログの写真を下記にご紹介します)

 伝承では、乙女が毎朝この滝の淵の水面を鏡代わりに髪をとかし化粧をしたと謂われ、「化粧滝」も別名もあります。

 

※上記写真の著作権は「The Great Nature of Iwate」の「ゆーし」様に全て帰属します。


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