旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

風を感じて! "紅葉の帳" 日光東照宮へ

2020-11-21 | 単車でGO!

 東北自動車道を飛ばして日光までやってきた。この秋一番の冷え込みにフライトジャケットでも凍える。
大正ロマンを感じさせる白亜の洋館・日光駅とクラシカルな機能美のCB1100が調和しているでしょう。

江戸時代には日光東照宮に蕎麦を献上した「霧下そば」の名産地、その田園風景の只中に「長畑庵」が在る。
また蕎麦かい?なんて云わないで欲しい。10月末から新そばの提供が始まって今が訪ね時なのです。

竹ざるに盛られて "三合打" が運ばれて来た。メニューは「そば」のみ、もちろん十割だ。
大盛りの薬味とたっぷりのそばつゆが嬉しい。香り高くほのかに甘い新そばをずずっと啜って幸せなのだ。

 新そばの香りを余韻にCB1100で東照宮まで駆け上がる。晩秋の陽は午後ともなると弱々しい。

 参道を抜け、石鳥居をくぐって神域へと向かう。っと心なしか身が引き締まる。
五重塔、三神庫(さんじんこ)、回廊の「朱」が、紅葉にも負けず劣らず鮮やかだ。
石段を上ると豪華絢爛な陽明門そして唐門、まばゆい金と白で彩られた彫刻たちには紅葉の「黄」も霞む。

 杉並木に今にも落ちそうな陽が射し込む。きっと東北自動車道を走っているうちに夜の帳が下りるだろう。
それにしても、無骨だけどスタイリッシュなCB1100には、男のボクでも惚れてしまいそうだ。

<40年前に街で流れたJ-POP>
アンジェリーナ / 佐野元春 1980




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
惚れ惚れします♪ (越後美人)
2020-11-21 11:34:46
いいですね~カッコイイですね~♪
私もこんなバイクで疾走したかったです。
来世は男の子に生まれて来ます(^_-)-☆
返信する
Re:越後美人様 (呑み人)
2020-11-21 19:42:28
こんばんは、ナツコさんありがとうございます。
こんなタイプの単車が大好きなんです。
晩秋の風と匂いと堪能してきました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。