思考の踏み込み

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過去帳其の一 3

2014-06-22 15:41:25 | 日記
ー 正確にピントを合わせて、焦点を絞ってゆくと見えてくるのは、どうやらエネルギーの問題である。



"欲求" と言い換えるとイメージしやすいが少し的確な表現ではない。

強いて言えば "力" の問題である ー というのが一番無理のない言葉の選択かもしれない。

精神的な苦痛を負う事で何故身体に変化が起きるのか?

もちろん心と身体は不二のものであるから、精神の外傷が肉体的な外傷と同じ働きをすると、考えることはできる。

だがそれは現象を説明しているに過ぎない。
世の中には現象の説明だけで、その現象そのものを理解したと勘違いしていることが実に多い。
これは実は "思考の停止" なのである。

例えば磁石のN極とS極は引き合うものだ。
しかしこれは現象もしくは性質の説明でしかない。

太陽フレアの磁力線。

磁石の性質など誰でも知っているが、何故引き合うのか、どんな力が働いているか、誰一人答えられはしない。

心身不二も同じことであろう。
ここではもっと本質に近いところに迫ってみよう ー 。



すると、先ほどのエネルギー、もしくは "力" の存在が姿を現しはじめる。

人は思い通りにいかないことがあるとイライラする。
それはエネルギーの処理が頭で思い描いた様にはいかない為に、余ったエネルギーがやり場をなくして困るからである。

わかりやすい例が車の運転だ。

アクセルを踏む。
わずかそれだけのエネルギーでとてつもない距離と速度を生む構造を自動車は持っている。

同じ距離を、歩いて行こうとすれば何倍もの大量のエネルギーを必要とすることから考えると、いかにエネルギーの必要量に差があるかがわかる。

世界最速の市販車 Bugatti Veyron 16.4 Super Sport 最高速度434.211km/h。

ところが渋滞している。
アクセルを踏みたいが踏めない。
踏めばすぐにあそこまでいけるのに踏めない。

ここでエネルギーの処理は停滞する。