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「自称」進学校の「桃鉄型進路指導」が動画になってます

2024年05月13日 | ニュース・記事
北は北見工業大、南は琉球大

全国の大学すべて行った山内太地さんが、

愛知県の公立高校から全国の地方国公立大学へ行かなくなっている?



という動画をアップしています。

もちろん、行かなくなっている?なので、必ずしもそうではないですが、

さすがに、最近は無理に地方国公立大を目指す受験生は

中堅の公立高校では少しずつ減っているように思います。

この辺りでは一宮南高校が紹介されています。

<取り上げられている高校>
・一宮西高校
・一宮興道高校
・一宮南高校
・新川高校
・津島東高校
・西尾東高校
・豊田南高校
・豊田高校
・半田東高校

注目は、半田東、津島東、西尾東が実は定員割れしている高校だということです。

ここ2、3年は定員割れを回避している豊田高校も2021年に3名の定員割れを起こしています。

一番の原因は急速に進む少子化ですが、

それでも進学校なのに定員割れする理由は

自称進学校特有の校風が嫌われてのことだと思います。

当たり前の話ですが、

少子化で減っているのは、学力下位層だけでなく、

学力上位層・中位層もなのです。

そういう時代の変化が根本からわかっていないのが

残念ながら愛知県教育委員会であり、愛知県の公立高校の先生というわけです。

もちろん、がっつり勉強したい人は、そういう高校へ行く方が良いでしょう。

問題は、勉強にあまり前向きになれないとか、

そもそも学力を伸ばしたいと思っていない子が、

「自称」進学校に入ってしまった場合、

ミスマッチが起こるということです。

今や私立大学へは6割が推薦などを経て入学する時代です。

そして、大学の内訳は

国公立大の定員は約12.8万人ですから

受験生の約20%(5人に1人)しか国公立大へ入れないわけです。

もちろん、これはあくまでも平均的な数字にすぎません。

つまり、高校の定員に対して

だいたい70名ほど国公立大学の合格者を出している高校が「平均的な高校」と言えます。

この辺りで言えば、

・一宮南高校(24.8%)
・名古屋西高校(19.0%)

だいたいボーダーになります(国公立大率)。

ただ、これも地元の国公立大ではなく、

地方の「受かりそうな国公立大」を本人の意思とは関係なく受けさせて稼いだ数字

なので、一宮南でもなかなか厳しいのが現状です。

ですから、

文系なのに数学や理科

理系なのに古文・漢文や地歴・公民を

本人の意思や受験で必要か否かに関係なく学ばなければならないことが

あまり表にならないですが、結構問題になっています。

最近では、

丹羽高校で桃鉄型進路指導が通じなくなってきていることが合格実績からも読みとれます。

無理して国公立大を目指すよりは地元の私大を目指す子が増えているのです。

そういう子は、文系なら数学も理科も不要ですし(ただし看護は除く)、

理系も現古漢や地歴・公民は不要です。

なのに、自称進学校では「最後まで国公立大諦めるな」という雰囲気の元、

無理に不要な科目まで勉強させられます。

一方で、私立高校の多くはそのような無理強いをするところは少ないです。

昨今の公立高校離れはこうしたことも遠因です。

国際調査の結果でも、

日本の高校生の自己肯定感が低いことが際だっていますが、

こうした、国公立至上主義が背景の一つにあるのは言うまでもないでしょう。

ここで言いたいのは、

志望校選びは偏差値ではなく、

その高校の校風も加味してほしいということです。

がっつり勉強したいのか?

きらきらした高校生活を送りたいのか?

社会に出て役立つ実践力を身につけたいのか?

評判とか、偏差値とか、合格実績とかではなく、

その子にあった高校選びが大切だということです。

そのための全力サポートをネクサスはやっていきます!!

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