2024年版の定員割れしている愛知の主な私立大学
早速ですが、今年のデータがそろったところで、充足率が100%を割っている大学を算出したのが以下の表です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/e5/78c82cfac71c509b727230bde762dde8.jpg)
(2024年度版「大学の真の実力情報公開BOOK」より作成)
*充足率=入学者÷定員
*収容定員1000名程度以上が対象
・黄色:95%未満(動向注視)
・橙色:80%未満(閉鎖予備軍)
・赤色:60%未満(いつ閉鎖してもおかしくない)
大幅に悪化したのが
・桜花学園大(共学化を発表も)
・金城学院大
・日本福祉大(東海市へキャンパス移転を発表も)
・同朋大(2023年分から追加)
です。
やはり女子大が不人気なようです。
金城学院大は99.3%→91.0%と8.3ポイント減。
文学部で苦戦が強いられています。
椙山大は若干持ち直して91.0%→94.7%
2024年入試から学部改組もひかえているので注目です。
日福大は、キャンパスを看護学部がある東海市(太田川駅すぐ)へ移転することを発表。
ただ、本部は美浜に残すとのことで、中途半端感が否めません。
逆に、少し持ち直したのが
・東海学園大(定員削減)
・名古屋商科大(商業高校から入学組多数??)
この2校。
とはいえ、よくみると東海学園大は教育学部とスポーツ健康科学部で定員を削減したため。
充足率は上がったものの、一般選抜では受験生を集められず、依然として推薦で定員を埋めるのが精一杯というのが実態です。
名古屋商科大は、60.5%→91.3%と大幅に改善。
商学部で大幅に入学者が増加しています。
正直、原因はわからないのですが、商業高校との高大連携などの効果が現れたのかもしれません。
商業高校でマーケティングとかバリバリやってきた高校生がさらに勉強したいと思って入学してくるとしたら、これからが楽しみです。
その他では、名外大がやはり苦戦を強いられていて、85.1%→87.6%と横ばい。
外国語学部じゃなくても英検等の外部試験が入試で利用できる大学・学部が増えたため、英検ブームが逆にあだとなった形に。
これ以上、受験生が減るようだといよいよ危険水域に入りそうです。
ここには載ってませんが、名古屋学院大が一般選抜で入学者の割合がいよいよ3割を切っています。
定員の7割以上を推薦などで埋めて、残りを一般選抜で埋める形となっていますが、
これは、そこまで推薦割合を上げないと一般で受験生を集められないことの裏返しでもあります。
近々、一般で十分な学力試験が行えないFラン大化する恐れがあるので注視が必要です。
【愛知の主な*定員割れ私大(充足率100%未満)ワースト10】
・名古屋女子大・・・67.0%
・星城大・・・・・・70.0%
・桜花学園大・・・・72.0%
・日本福祉大・・・・77.5%
・修文大・・・・・・82.7%
・名古屋外国語大・・87.6%
・名古屋経済大・・・88.7%
・同朋大・・・・・・89.6%
・金城学院大・・・・91.0%
・名古屋商科大・・・91.3%
*収容定員1000名程度以上が対象
ワースト1位は、名古屋女子大で65.0%→67.0%と、低位で横ばい。
医療科学部を新設したにもかかわらず、やはり女子大は人気がないようです。
星城大も73.2%→70.0%で微減。
【あぶない大学の見極め方】
・交通の便が極端に悪い
・定員充足率が6割を切っている
・系列の学校がない(あっても学生・生徒数が少ない)
こうした大学がいきなり潰れるということはないかもしれません。
しかし、定員割れが続く大学では、学生の質の低下はもちろんですが、教育水準の低下が何よりも懸念されます。
さらに、教職員などのスタッフのモチベーションの低下も見逃せません。
4年間という長いスパンと、数百万円という投資額に見合う大学かどうか見極めが重要です。
逆に、合併、共学化、キャンパス移転、私立高校の系列校化・提携校化など、大幅なてこ入れをしてくる大学は、存続の可能性も高くなります。
今後の動向に注目ですね。
87.8%が偏差値10以上アップ! [いとう式]高校勉強法(大和出版)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/c2/0e1876f97db5c13675cd1664d17096ff.png)
■江南ネクサスの空席状況をチェック
・学年ごとの曜日・空席状況がチェックできます
早速ですが、今年のデータがそろったところで、充足率が100%を割っている大学を算出したのが以下の表です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/e5/78c82cfac71c509b727230bde762dde8.jpg)
(2024年度版「大学の真の実力情報公開BOOK」より作成)
*充足率=入学者÷定員
*収容定員1000名程度以上が対象
・黄色:95%未満(動向注視)
・橙色:80%未満(閉鎖予備軍)
・赤色:60%未満(いつ閉鎖してもおかしくない)
大幅に悪化したのが
・桜花学園大(共学化を発表も)
・金城学院大
・日本福祉大(東海市へキャンパス移転を発表も)
・同朋大(2023年分から追加)
です。
やはり女子大が不人気なようです。
金城学院大は99.3%→91.0%と8.3ポイント減。
文学部で苦戦が強いられています。
椙山大は若干持ち直して91.0%→94.7%
2024年入試から学部改組もひかえているので注目です。
日福大は、キャンパスを看護学部がある東海市(太田川駅すぐ)へ移転することを発表。
ただ、本部は美浜に残すとのことで、中途半端感が否めません。
逆に、少し持ち直したのが
・東海学園大(定員削減)
・名古屋商科大(商業高校から入学組多数??)
この2校。
とはいえ、よくみると東海学園大は教育学部とスポーツ健康科学部で定員を削減したため。
充足率は上がったものの、一般選抜では受験生を集められず、依然として推薦で定員を埋めるのが精一杯というのが実態です。
名古屋商科大は、60.5%→91.3%と大幅に改善。
商学部で大幅に入学者が増加しています。
正直、原因はわからないのですが、商業高校との高大連携などの効果が現れたのかもしれません。
商業高校でマーケティングとかバリバリやってきた高校生がさらに勉強したいと思って入学してくるとしたら、これからが楽しみです。
その他では、名外大がやはり苦戦を強いられていて、85.1%→87.6%と横ばい。
外国語学部じゃなくても英検等の外部試験が入試で利用できる大学・学部が増えたため、英検ブームが逆にあだとなった形に。
これ以上、受験生が減るようだといよいよ危険水域に入りそうです。
ここには載ってませんが、名古屋学院大が一般選抜で入学者の割合がいよいよ3割を切っています。
定員の7割以上を推薦などで埋めて、残りを一般選抜で埋める形となっていますが、
これは、そこまで推薦割合を上げないと一般で受験生を集められないことの裏返しでもあります。
近々、一般で十分な学力試験が行えないFラン大化する恐れがあるので注視が必要です。
【愛知の主な*定員割れ私大(充足率100%未満)ワースト10】
・名古屋女子大・・・67.0%
・星城大・・・・・・70.0%
・桜花学園大・・・・72.0%
・日本福祉大・・・・77.5%
・修文大・・・・・・82.7%
・名古屋外国語大・・87.6%
・名古屋経済大・・・88.7%
・同朋大・・・・・・89.6%
・金城学院大・・・・91.0%
・名古屋商科大・・・91.3%
*収容定員1000名程度以上が対象
ワースト1位は、名古屋女子大で65.0%→67.0%と、低位で横ばい。
医療科学部を新設したにもかかわらず、やはり女子大は人気がないようです。
星城大も73.2%→70.0%で微減。
【あぶない大学の見極め方】
・交通の便が極端に悪い
・定員充足率が6割を切っている
・系列の学校がない(あっても学生・生徒数が少ない)
こうした大学がいきなり潰れるということはないかもしれません。
しかし、定員割れが続く大学では、学生の質の低下はもちろんですが、教育水準の低下が何よりも懸念されます。
さらに、教職員などのスタッフのモチベーションの低下も見逃せません。
4年間という長いスパンと、数百万円という投資額に見合う大学かどうか見極めが重要です。
逆に、合併、共学化、キャンパス移転、私立高校の系列校化・提携校化など、大幅なてこ入れをしてくる大学は、存続の可能性も高くなります。
今後の動向に注目ですね。
87.8%が偏差値10以上アップ! [いとう式]高校勉強法(大和出版)
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■江南ネクサスの空席状況をチェック
・学年ごとの曜日・空席状況がチェックできます