もうすぐ朝の6時。2時前にベッドに入って眠っていたんだけど、30分くらい前に小さな爆発音が外でしたために目を覚ました。小さな爆発音が何度も聞こえ、とりあえず仕事場として使っている部屋に走っていってデジカメと携帯電話を手にし、そこから窓を開けて外を見た。爆発音がライフル発射の音と似ていたので、「まさか…」と思って見ると、真下の駐車場で車が一台炎上していた。何がなんだか分からないまま、デジカメで写真を数枚撮り、駐車場まで出て行った。
消防隊もすでに到着していて、消火作業もほぼ終えたところだったけど、火災現場の近くにどこかで見た顔が。「あれ、私の車なのよ」と声にならない声で語ったのは、僕の隣の部屋に住む初老の女性だった。今のところ、火災の原因は分からないけど、車が自然発火することなんてあるのかな?子供のいたずらかなとも思ったけど、この辺でそんな事件は過去に起こった事もないし…。真夏日の明け方に起こった、何ともわけの分からない火災だった。