ニューハウスブログ

家づくりの参考書として70年余ご愛読いただいている月刊ニューハウスですが、このたび、ブログを開設することになりました。

荻上直子監督「トイレット」

2010-07-08 11:24:52 | Weblog
関東地方はゲリラ豪雨のニュースが毎日流れています
蒸し暑さも尋常ではありませんね


昨日の午後は会社から歩いて15分程にある
テアトル京橋で開催された試写会に行ってきました

少し前に着いたのですが、会場はほぼ満員!
監督とキャストの人気を再確認です



『かもめ食堂』『めがね』の
荻上直子監督の待望の最新作
トイレット 




監督によるオリジナルストーリーとなるこの作品は、
バラバラで生きてきた3人の孫と
英語がまったく通じない‘ばーちゃん’の言葉を超えてつながっていく家族のお話です

【あらすじ】
引きこもりのピアニストの兄モーリー、プラモデルオタクの次男レイ、エアギターで自分のスピリットを表現しようとする大学生の妹リサ。そして生前母が日本から呼んだ祖母‘ばーちゃん’。
‘ばーちゃん’は一言もしゃべらず自室にこもりきり。トイレから出てくるたびに深いため息を「ふっーーー」とつく。そんな‘ばーちゃん’を3兄弟は気になってしょうがありません。
次から次へと起こる小さな出来事によって、バラバラだった3兄弟と‘ばーちゃん’との絆は深まっていくのですが・・・






ひっつめ髪で動作もゆっくり、いつも不機嫌そうな顔をした
‘ばーちゃん’を演じるのは荻上監督の4作品に出演してきた
ミューズ、『もたいまさこ』さん
唯一の日本人キャストでせりふがほとんどため息の中
孫たちの願いを心で感じる賢者にしてパンク・スピリッツも併せ持つ老女を
悠然と演じています





個性豊かな3兄妹と‘ばーちゃん’の架け橋の役をするのは
人気フードスタイリストの飯島奈美さんの作る『餃子』
家族でテーブルを囲んで一緒に作って、一緒に食べる
餃子が家族の集まる象徴として登場します。

(NHKドラマ『天使のわけまえ』でもお料理を担当しています)



荻上監督が南カリフォルニア大学での留学期間中
映画の面白さを教えてくれ映画を作りたくてしょうがない気持ちにしてくれたのは
可笑しくて良質なアメリカン・インディペンデント映画だったそうです
いつか北米で映画を撮りたいと心に誓ってから10年
シナリオの構想を得てから5年を経て
カナダ・トロントを舞台に「トイレット」は遂に完成しました



「ウォシュレットはただのトイレじゃない、日本の偉大なテクノロジーだ!」
‘ばーちゃん’の深いため息の理由は、皆さんご覧になって確かめて下さい

トイレット←クリックすると公式サイトへ

スタイリストの堀越絹衣さんの衣装は「いいかんじ」です(hi)