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リアリティをぶっ飛ばせ。/アクタージュ 第70話「外側」 感想(週刊少年ジャンプ2019年30号)

2019-06-24 | アクタージュ
現実的に考えるな。










夜凪景の失敗は、
ファンタジー作品を演じているのにも関わらず、
人の感情としてなぞろうとしたこと
自分の経験則の中から演じようとしたこと・・・それに尽きる
でも、今から夜凪ちゃんが演じる役は人間ではない、リアルな存在ではない
「そこ」に引っ張られていたら正直スケールの小さいまとまったものになってしまう。。
それを一般的なイメージのリアリティで創り出すのではなく、
作中内リアリティで創作しなくてはいけない
つまり、
ファンタジーの住人に成りきる能力が欠如していた、、、というわけだ。







正直、↑これはこれで面白かったけど(笑
まあ、それは置いといて、
結局自分らの観たことのないもの、観たことのない世界~をエンタメを享受する人々は感じたいわけで、
そこで現実的な心情云々を持ち込むのは確かに悪手だったのかもしれません
それよりも、
もっと登場人物そのものに成りきること、
つまりは、目に見えないものやお伽の世界を本気で信じる力が重要でした
だってそうでしょう
やってる本人が本気で信じてなければそれはただの欺瞞になってしまう
そうではなく、本気で作中の世界観を自分の中で信じ切って追及する能力・・・が夜凪ちゃんには必要だった
それはこういった物語の作り手にも言えることだと思いますけど、、、ロマンやドラマを信じ切るパワーが必要、という事。







でも、
山野上さんの言ってることは核心を突いてるかもしれない
正直。現実に100%満足していて、何一つ不満ないぜ!って思ってたら、
漫画やアニメ、音楽やゲームなどの創作物ってぶっちゃけ観る必要ないんですよ
触れる必要とかないんですよね
「こうだったらいいな。」「こういう世界があったらいいな。」と思うから、
非現実的な世界観のものにのめり込む訳で、そこにリアルであること~はある種余計なものなのかもしれません
要するに、“作中内リアリティ”の方が重要で、そこに心酔していたい。。っていうか。
例えば、
現実では自分が「世界を救う」なんて有り得ない話じゃないですか
でも、創作だと主人公に感情移入し作中の世界観にのめり込むことによってそういう気分を味わえる
または、ある種のロールモデルにして頑張るようなエネルギーを貰える・・・のがストロングポイントなんですよね
だから、夜凪ちゃんに必要なのは、ファンタジーの住人になりきって、観てる人に夢を魅せる力、、、なんだと思います
そして、それもまた自分らエンタメ享受者が最も必要としている事の一つだったりするのかもしれません

兎角、今週の山野上さんが熱弁するテーマは(個人的に)強い説得力があって良かったです!!
こーゆー事をしっかり描いてくれるからこの漫画は最高だし、今のジャンプで「一番好き。」と純粋に感じれるんですよね
生まれ変わった景ちゃんの演技・・・にも注目しています!!




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2 コメント

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夜凪さま~(土下座 (妄想屋)
2019-06-25 22:46:28
無事レベルアップしたようで何より
それにしても外側への拡張とは
言われてみればメソッド法って内側が主体かw

しかし王賀美はチートやな(^ω^;)
常に禅の精神で居るとはw
返信する
犬になりたい・・・笑 (西京BOY)
2019-07-01 22:16:19
妄想屋さん、コメントありがとうございます。


>言われてみればメソッド法って内側が主体かw
ですね
そういえば、外側に目を向ける機会はなかったかもしれません
現実じゃ無理でも、芝居なら何にでもなれる。
そう考えるととても得心がいきますね。


>しかし王賀美はチートやな(^ω^;)
やっぱ自信満々な男は強いっす。色々と。
返信する

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