サイトウ歯科 院長ブログ

西宮市門戸厄神駅前「サイトウ歯科」の院長が歯科に関する記事を綴っています www.saitodental.jp

しっかりとした歯科矯正理論を学ぶ レベルアンカレッジ講習会

2007-11-27 12:11:27 | 歯列矯正
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今日は先週木曜日から日曜日までの四日間、レベルアンカレッジの講習会に参加してきました。

レベルアンカレッジシステムは歯列矯正のシステムの一つで海外のDr.Root先生によって確立され日本に導入されました。

ただ、既にDr.Rootはなくなっておられ直接講演をお聞きする事はできないのですが、そのお弟子さんの一人である大阪大学矯正学講座の川本名誉教授が講演されるということを聞いて参加させていただきました。

なにせ四日間連続ですからかなり疲れましたがこのシステムの根底にながれる考え方が講義で理解でき有意義な四日間でした。

ただ、患者様には今月は学会で多くお休みを頂きご迷惑をおかけしておりますがその分は治療技術で還元させていただきたいと思います。


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インプラントを安全に行うために! 愛知インプラントセンター

2007-11-19 18:22:58 | 健康・病気
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今週は愛知インプラントセンターにてインプラントの講習会です。

今回は第17回インプラント講習会の最終日でした。

よく考えると自分は第1回の卒業生なのでそれからもう15年もたったことになります。

当時はインプラントをしている先生もあまりいなかったのですが今回の講習会にはすでにインプラントを何年もされていて技術向上の為にもう一度勉強されている先生も多くおられました。

しかもその先生方もどこで聞かれたのか、皆さん口コミで集まった先生ばかりです。

宣伝をかけて人が集まるのは当たり前の事ですがインプラントの治療経験のある先生が口コミであつまる講習会、、、これはすごい事です。

この環境で勉強できることに感謝する今日この頃です。


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最先端のインプラント治療 アメリカ口腔インプラント学会/後編

2007-11-14 10:27:55 | インプラント治療
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今日はアメリカ口腔インプラントの続きです。

この学会はアメリカでも最も大きなインプラント学会の一つで参加者も多く歯科材料の展示ブースも大きく新しい材料も多く紹介されておりみていて飽きません

ただ、日本で未入荷の新しい材料や器具もあり、いい治療の為に購入しようと思っても法律の問題で基本的に持ち帰る事はできません。

これは歯科に限った事ではありませんが医療器具や薬品の認可の問題はどうしても日本は少し遅れているような感を受け少し寂しい気分がします。

ただ、学会全般を通じて発表している各国の歯科医師はもちろんのこと長時間に渡って熱心に講演を聞いている歯科医師を見ていると、国や立場は違っても新しい技術獲得の為に努力している姿に共感を憶えました。


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無理に歯を残すと、、、、アメリカインプラント学会/前編

2007-11-12 19:16:47 | インプラント治療
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今日から先週水曜日から日曜日にかけてラスベガスで開催されていたアメリカインプラント学会に参加してきたのでそのお話です。

やはりインプラントの世界のトップを走るのはアメリカで実際にどのようなコンセプトで治療方針を立てているのか、また、今最新の機械や材料はどうなっているのかをこの目で確かめたくはるばるアメリカに渡りました。

まず学会に参加して驚いたのは学会の開催時間です。

朝8時から夜の7時まで延々講演が毎日続きます。日本だと9時スタートの5時終わりが多いのですが欧米人は勉強するにも体力があります。

ぼくも朝から学会場に用意されたベーグルをかじりながら講演を聞きました。

どの発表もハイレベルで勉強になりますがその中でもいくつか印象に残った話があります。

例えば、「歯を無理に残すな!歯周病の手術をするな!」という先生がいました。

一見乱暴なように聞こえますが、前歯部分のインプラント治療の際に無理に歯を残すと歯の周囲の骨が吸収してしまい審美的にとりかえしのつかないことになってしまう可能性があること。

また、歯周病の手術によって歯の周囲の歯茎が吸収してしまい、これもまた審美的に取り返しのつかないことになってしまうこと。

日本では「歯をなるべく残す」という事ばかりが優先されてしまい、「歯の周囲の歯茎や骨を残す」といった発想はまだあまりありません。

ましてや一般人に痛くもない歯を抜いてインプラントにするといった発想はまずついていけないでしょう。

最後にその先生が「たまにこういった状態でも歯をなるべく残してくださいというような感情的な患者さんもときどきいますね」といったとき会場の約4000人の欧米人の歯医者は笑っていましたが、日本ではそういった患者さんは少なくありません。

そのとき僕は日本人をばかにされているような気がして笑えませんでした。


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