サイトウ歯科 院長ブログ

サイトウ歯科 院長のサイトウです 学会参加記録と日々の診療で感じたことを時々書き留めています 

日本口腔インプラント学会指導医試験 in 東京

2019-03-17 16:21:47 | インプラント学会

今回は東京で日本口腔インプラント学会の指導医の試験を受けてきました。指導医取得には論文、学会参加実績、学会発表実績があり、100症例の3年以上予後良好な症例のレポートを提出し、受験資格を得ることができます。レポートは一年間かけて作ってきましたがやっと受験資格を得ることができたので口頭試問を受けることができました。
アメリカインプラント学会の指導医と同じ形式で3テーブルそれぞれの3人の試験管に口頭試問をうけるという形式でした。口頭試問はいつも思うのですがなかなかできたかどうか実感がわきません。

床矯正装置ってなに?

2019-03-11 11:04:56 | 歯列矯正

今日は山田、陳 両先生による床矯正装置のセミナーでした。乳歯から永久歯に生え変わる時期にいつ矯正治療を始めるかは難しい問題です。一般的に上顎が飛び出ている上顎前突は遅い時期でもいいと言われています。それに対して下顎の飛び出ている下顎前突は早期の治療が必要とされています。また、前歯が噛み合わない開咬という状態や軽い乱杭歯も早期治療が必要です。そんな時、歯の表面に装置をつけるブラケットシステムはまだ使えないのでいろいろな装置が必要になってきます。今回はその中でも人気の床矯正装置についての講義でした。床矯正装置は入れ歯のように取り外しが可能な矯正装置でいろいろな歯並びを治すことができます。そして、食事のときなどに外すことができるので快適なのですが、逆にあまり使ってもらえないと治療がすすまないどころが害になってしまう可能性もあることが欠点です。当院でもムーシルドなど床矯正装置を使っていますがそのあたりが心配なので、可能であれば舌側弧線装置や急速拡大装置など取り外しが出来ない装置をなるべく使用しています。その方が結果がしっかりでるので安心ですね。マウスピース型の矯正装置のインビザラインも同じですがネットでいいことばかりが宣伝されているので欠点も知っておいていただきたいところです。
写真は築地本願寺で境内にあるカフェでの朝食です。小皿が18皿あるのは阿弥陀仏が言った「本当に安心できる世界に、命あるものすべてを平等にうまれさせたい」という18番目の一番強い願いから来ているそうです。誰にも負けないおはこのことを18番といいますがそれもこれが語源だそうです。「歯科の勉強量だけは負けないようになろう」と思いながら「お寺ごはん」美味しくいただきました。

歯が生えてこない!

2019-03-11 10:03:49 | 歯列矯正

今週は日本成人矯正歯科学会認定研修プログラムに参加するため東京へ行ってきました。今回は昭和大学歯学部小児生育歯科学講座の島田教授のお話がありました。島田先生は永久歯が生えてこない萌出障害の治療に力をいれておられいろいろ興味深い話を聞くことができました。この永久歯が生えてこないという病気は放置すると、永久歯が生えないだけではなく埋まっている周囲の歯の根を曲げたり、最悪、周りの歯の根を溶かしてダメにしてしまう可能性があります。しかし、小学校で行われる歯の歯科検診では検査項目が限られておりレントゲンも撮らないため、気づかない間に成人してしまい手遅れになることも多いそうです。歯の生える時期を正しく知っている歯科医師に診てもらいレントゲンをとることによって萌出障害は見つけることができます。何事も早期発見早期治療ですね。ちなみに講習会の後は移転後の築地海鮮市場で美味しく海鮮丼をいただきました。


舌癌ってなに?

2019-02-20 08:24:04 | 健康・病気

堀ちえみさんの舌癌の報告でニュースで話題になっていますね。「舌癌」という言葉を初めて聞いた方も多いと思うのですが口の中の癌としてはもっとも発生率が高く最近発生率も増えてきています。原因は喫煙とアルコールに加えて悪い歯並びや入れ歯による慢性刺激などが挙げられます。それらの原因の組み合わせで癌の発生率がどう変わるのか大学院で研究していました。写真は歯科で使用されているニッケルと発がん物質を使用してハムスターの舌にできた前癌病変の病理写真です。こういった実験をしていてやはり癌の発生率の高い薬剤はニコチンです。テレビではそういった話はあまりされませんが喫煙は確実に癌の発生率を高くします。癌って怖いな、、と思った方はまず禁煙してください。そして歯科検診を定期的に行っていれば歯科医師は虫歯や歯周病だけでなく粘膜もチェックしてくれるので早期発見は可能です。実際当院でも定期検診で異常があり、口腔外科にて精密検査してもらったところ癌の一歩手前で手術して無事にことなきを得た方もいます。定期検診大事です!

日本人は欧米人に比べてなぜ背が低い?

2019-02-12 12:00:56 | 健康・病気

この連休は東京で成人矯正歯科学会のセミナーに参加してきました。今回のテーマは成長発育と矯正治療です。成長期の矯正治療を行う際、骨の成長のペースを把握することは大切で身長とも相関関係があります。その中で興味深かったのは、佐藤享至先生が説明していた日本人の背の低い理由です。実は、日本人の小学生は欧米人とあまり背の高さは変わらないそうです。ただ、成長スピードにはピークがあり、そのピークが日本人は欧米人に比べて2、3年早く来てしまうため成長が止まってしまうとのことでした。日本人は欧米人に比べて早熟なので背が低いそうです。それと最近栄養状態が変わってここ50年で日本人も背がのびたそうですが現在は頭打ちでこのまま欧米人のように背が高くなる傾向は見られないそうです。イメージ的には欧米人の子供は背が高いので彼らは早熟だと思っていました。また、いつかは日本人も欧米人並みに大きくなると思っていましたが思い込みだったようです。まさにFACTFULNESS!データを基に物事を正しく見ることが大切ですね。ちなみにカレーは400店もある神田のカレー屋さんのなかでグランプリを獲得したBondyのチキンカレーでとても美味しかったです。食べてからグランプリ1位を知ったので思い込みではなく本当に美味しかったです。


歯並びを治したい人が増えてる?

2019-01-28 15:19:56 | 学問

1月の連休は東京へ成人矯正学会のセミナーへ参加していました。また新しい骨格の分析法を学び新しい視点を得られましたが頭を整理するのが大変です。それはともかくアメリカの統計ですが歯並びやかみ合わせに問題がある人は人口の3分の2に及ぶそうです。日本でのアンケート調査でも6割以上の人が歯並びに自信がなく、そのうち6割弱の人が矯正治療を受けたいとのこと。実際当院への問い合わせも昔に比べて歯列矯正の問い合わせが増えたような気がします。よく考えたら生活レベルが高く美意識が高い日本人が歯並びが悪くて気にならないわけないですよね。ところで東京で新型のタクシーに乗ったのですが、背が高く乗り降りしやすい上に黒色でフェンダーミラーだとイギリス調ロンドンタクシーみたいでなんか得した感じがしました。

あけましておめでとうございます! 2019

2019-01-05 16:38:30 | ブログ

あけましておめでとうございます 年の初めに今年参加する予定の学会、セミナー、試験、授業をチェックしてみるとまた大変な一年になりそうで体調管理(体重管理)が大変そうです。元気に勉強して最適な治療を患者様に提供できるよう今年も頑張っていきたいと思います 本年もよろしくお願いいたします

口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)をご存知ですか?

2018-12-12 16:13:52 | ブログ

口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)とは、先天性異常の一つで唇や口の中に裂け目が現れる病気で1000人中1人~4人程度現れます。今では手術で治療可能で治療痕も目立たなくできるのですが昔は差別の対象などになったそうです。ただ、後進国ではその手術ができる歯科医師がいなかったり、経済的な理由などでそのままになってしまっている子供もたくさんおられます。そこで母校の愛知学院では口腔外科のチームが中心になってボランティアでそういった国に赴いて手術を行なっております。当院では患者さんのお口の中から外した金属をその活動資金に寄付する運動もしております。あなたの不要になった被せ物や詰め物で多くのお子さんが救われています。ありがとうございます。

口腔病理学って何?

2018-12-06 17:56:21 | インプラント学会

今週は診療日を変更して母校の口腔病理学実習に参加してきました。口腔病理学とは普段聞きなれない言葉ですが簡単にいうと口の中の組織、細胞を調べる学問となります。日本では基礎系として扱われていますが欧米では臨床系として扱われます。というのも実際お口の中にガンなどができた場合、お口の中から組織を採取してその性質によって治療方針を決めるなどまさに臨床の要になる学問だからです。実際、うちの大学病院の病理診断も当医局で行われています。ぼくも歯医者ではありますがガンの研究で論文を書きました。なので学生さんにとってはまだあまりピンとこないかもしれませんが(ぼくも学生の時はそうでした)歯科の学問の中では一番命に関わる学問でとても大切です。ただ詰め物を詰めたり入れ歯を入れているだけの旧世代の職人的な歯科医師ではなく耳鼻科や眼科の医師と同じように口の医師として患者さんの身体を守るには口腔病理学が大切だと思います。

矯正の分析方法って多すぎない?

2018-11-14 18:18:38 | インプラント学会

今月も成人矯正歯科学会のセミナーで東京です。今回のセミナーでは矯正治療の治療計画の立て方や評価するための考え方と分析方法についての講義でした。それにしても分析方法が多い!顔の写真、模型、レントゲンそれぞれについてたくさんの分析方法があり、それぞれの考え方があります。僕自身は20年ほど前に習った分析方法で治療をしていたのですが、聞いているとなるほど他の分析方法にも色々利点があるようで勉強になります。ただ、いろんな分析を行うと話がどんどん複雑になってきて治療計画を立てるのが難しくなるような気が、、、、セミナーのあと食事に丸の内へ行くとすっかりクリスマスになっていました。今年ももう少しですね