先週末は日本口腔インプラント学会の為、東京国際フォーラムに出向きました。2日間、朝から晩まで昼休みも含めて講演を聞き続けましたが、なかなか得るものが多い学会でした。
10数年前に比べると学会参加人数も増え、社団法人化し、学会のレベルが高くなるに従って、参加する先生の治療レベルも高くなってきているようです。また、国内外の著名なドクター(いわゆるマスコミで有名な先生ではありません)の発表は高度な治療技術はもちろんですが、それぞれの先生がインプラント治療に対する深い哲学をお持ちで大変参考になりました。
そしてその治療哲学が昔ならばインプラントを成功させるということだけに焦点が当てられていましたが、最近ではより手術を最小限に、そして審美や快適性などもっと追求するといった患者さんのニーズにそった治療計画がたてられる傾向が強くなっているような気がしました。
シンポジストの一人Dr.LeonChenの「勉強しなければいけないことは患者さんがすべて教えてくれる」という言葉が印象的でした。