インプラント治療の新しいニュース 第４２回日本口腔インプラント学会総会 3

学会最終日はポスター発表の座長を努めさせていただきました。

どの先生もインプラントの新しい知見をそれぞれ高いレベルで発表していただき、自分もとても勉強になりました。

そのなかでも「インプラントの周囲の歯肉を封鎖してインプラントを長持ちさせる薬」「インプラントの審美性を高める新技術」などニュースになりそうなものもありました。

他にも多くの先生が日頃の研究の成果を発表されており、これから期待のできる技術も多くありました

。逆にいうと新聞やニュースに掲載されている情報はそれらのほんの一部であると思っていただいてもいいと思います。

世界のインプラント事情 第４２回日本口腔インプラント学会総会 2

学会2日目は国内外のドクターの講演やメーカーの新製品、インプラント関連の新書籍の販売など見て回っているうちに１日があっという間です。

特に書籍や器具は日頃手に取ってみることはできないのでこういった機会があるとついつい衝動買いしてしまいます。

話は変わってアメリカ、ドイツ、オーストラリアのトップのインプラントロジストがそれぞれの国のインプラント事情についてディスカッションしていましたが

、インプラント治療の誇大広告と資格制度、また未熟なドクターによる手術の危険性についてはどの国も同じ問題を抱えているのとのことでした。

インプラント患者目線での安心医療とは 第４２回日本口腔インプラント学会総会１

秋の学会シーズンが始まりました　まずは第４２回公益社団法人　日本口腔インプラント学会総会が地元大阪で開催されました。

今日９月２１日は専門医教育講座が夕方より開催され、学会の専門医を目指す先生や更新をする先生は試験だけでなくこういった専門医教育講座の受講が義務付けされています。

それによってインプラント治療で行う先生のレベルを上げていこうという試みです。

実際、近年インプラントの事故の報道を受け、インプラントがそんなに簡単ではなくしっかりした知識と技術が必要だと患者さんも意識が変わってきているような気がします。

学会のテーマも「インプラント患者目線での安心医療とは」で、この日の講演内容も医療事故を起こさない為のレントゲン診断についてでした。

会場はご覧の通り満席です。こういった勉強熱心な先生方が増えるのはとてもいいことですね。