サイトウ歯科 院長ブログ

西宮市門戸厄神駅前「サイトウ歯科」の院長が歯科に関する記事を綴っています www.saitodental.jp

歯列矯正治療にCT検査は必要?

2024-04-26 12:22:26 | インプラント学会

矯正治療を受ける際、昔はセファロレントゲン写真だけで診断をしていた時代がありました

最近はCT(Computed Tomography)検査を行うところが増えてきています

なぜならCT検査は顎の中で歯を動かす上で不可欠な情報を提供するからです。

矯正治療では、歯を正しい位置に移動させ、美しいかつ機能的な咬合を実現することが目標です。

しかし、CTを撮影せずに歯を動かす場合、顎の骨と歯の関係を正確に把握することができません。

その結果、歯の根が骨から飛び出したり、逆に顎の骨に押し付けられて吸収される可能性が高まります。

特にマウスピース矯正、歯列拡大床、非抜歯矯正などの治療を行う場合、CT検査はより一層重要です。

これらの治療では、歯の動きや顎の形態の変化が複雑であり、CT画像を通じて詳細な情報を得ることが必要です。

CT検査によって、矯正治療を計画する際に以下のような情報を得ることができます。

歯の位置と咬合の関係
歯の根の長さと形態
顎の骨の密度と形状
顎関節の状態や位置関係
これらの情報を基に、矯正治療の計画を最適化し、患者さんにとってより効果的で安全な治療を提供することが可能となります。

CT検査は矯正治療の一部として欠かせないものであり、歯の動きを最適化するためにはしっかりと行う必要があります。

矯正治療を受ける際には、CT検査の重要性を理解し、専門家の指導のもとで適切な治療を受けることをお勧めします。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歯周病ケア?歯周病キュア?

2024-04-24 12:10:00 | 歯科


多くの人々が歯周病を防ぐために歯磨き粉や歯周病ケア製品を使用しています。これらの製品は、歯磨きや歯ぐきのマッサージを通じて口内の清潔さを維持し、歯周病の進行を防ぐのに役立ちます。

しかし、一般の患者さんにとって重要なことは、予防のみでなく、既に歯周病にかかってしまった場合の対処法も知っておくことです。

歯周病ケア製品はあくまで予防を目的としています。すでに歯周病にかかってしまった場合、それだけでは問題を解決することはできません。

歯周病が進行している場合、専門家の治療やキュアが必要です。歯科医師は、歯周病の状態に応じて適切な治療法を提案し、進行を止め、口腔健康を回復させることができます。

歯周病を防ぐためには、日常的な口内清掃と定期的な歯科検診が重要です。

しかし、歯周病が進行してしまった場合には、専門家の治療が不可欠です。歯周病に関する製品を使用することは、予防の一環として重要ですが、

既に発症している場合には、専門家の指導のもとで適切な治療を受けることが不可欠です。

歯周病は放置すると深刻な問題を引き起こす可能性があるため、初期の段階での早期治療が重要です。

歯周病に関する懸念や疑問がある場合は、歯科医師に相談することをお勧めします。

自分の口腔健康に対する責任を果たし、適切なケアを行うことで、より健康的な口内環境を維持できます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インプラント指導医、専門医 更新!  次の5年へ向けて

2024-04-22 11:33:16 | インプラント学会

日本口腔インプラント学会の専門医と指導医は5年ごとの更新を義務付けられています

症例報告、学会参加、学会発表、教育講演受講、技術向上セミナー受講などでそれぞれポイントが加算され

一定のポイントを獲得することによって資格が更新されます

なので5年間自己研鑽を継続的にすることで学会認定インプラント専門医、指導医を維持することができます

同業者である歯医者が太鼓判を押してくれるインプラント専門医、指導医の資格を維持すること

これが患者さんに安心してインプラント治療を受けていただくために最も大切なことだと思っております

また、次の5年間引き続き頑張りたいと思います

また、症例報告のためにご協力いただいた患者様には厚く御礼申し上げます






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする