サイトウ歯科 院長ブログ

西宮市門戸厄神駅前「サイトウ歯科」の院長が歯科に関する記事を綴っています www.saitodental.jp

参鶏湯とインプラント アメリカインプラント学会 Maxi Course in 韓国(2)

2014-12-15 16:49:15 | ブログ

次の日にはコースの卒業式がありました。彼らはとても若く、元気があります。

インプラント治療は国が認める治療方法として定着したのですが、それを行うインプラント専門医のレベルがバラバラでどちらの国でもインプラント治療を受けたい患者さんが歯医者選びに苦労しているとのことです。

しかし、こういった学会の専門医を苦労して取得することによって自分の治療レベルがあがるだけでなく、治療に対する姿勢や患者さんの評価も自然にあとからついてくると思います。コースに参加して試験を受ける韓国と日本の先生方両方の合格をお祈りします。

写真は本場の参鶏湯でとても美味しかったです!

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韓国で依頼講演してきました!アメリカインプラント学会 Maxi Course in 韓国(1)

2014-12-15 16:18:57 | ブログ

11月終わりにAAID(アメリカインプラント学会)Maxi Courseを開いている韓国のKDIからの依頼で講演をしてきました。

内容は「AAIDの資格試験の一つである口頭試問試験の準備について」です。

AAIDの専門医の資格試験は筆記試験と口頭試問とケースレポートの三つから構成されます。

筆記試験は150問で4時間、選択問題となります。次に口頭試問ですが、あらかじめ用意された5ケースについて試験官二人から15分づつ口頭試問を受けます。

そして最後に提出した3ケースについてプレゼンと口頭試問があり合計120分となります。これがなかなか難しくインプラント治療全般についてランダムに質問があります。その内容は実際の患者さんの治療を行う際に正しい治療プランと治療方法が選択できるかを問われる試験とも言えます。

例えば、50歳、女性、1型糖尿病、ほとんどの歯が重度の歯周病 この状態の患者さんに対してどう治療を進めていくのか?という問いに対して、

治療の選択肢、選択理由、治療手技、偶発症への対処などを順に答えていくことになります。

一次試験の筆記試験では単純にインプラント治療の知識を問われるのですが、二次試験の口頭試問では自分の知識をただの知識ではなく、

実際の診療に役立つ能力へ変換させていくことが必要になってきます。

でもこれをパスすると自然とインプラント治療のレベルがあがるように仕組まれています。

試験に通ることは二次的な副産物で患者さんへの正しい治療判断ができるようになることがこの資格試験の目的です


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