前回、問題の起きている親知らずや問題を起こしそうな親知らずは早めに抜歯をお勧めするとお話ししましたが
これには理由があります
日本は長寿の国でそれは喜ばしいことなのですが高齢の患者さんで親知らずが痛いと来院される患者さんが少なからずお見えになります
ところがどうしても高齢の患者さんは親知らずの抜歯手術を受けるには体力的にきついものがあったり、
心臓病、糖尿病、骨粗鬆症などの持病をお持ちの方が多くおられ
抜歯のリスクがとても高くなっています
歯医者も親知らずをレントゲンで見つけても患者さんに抜歯を必ずしも勧めないので
何年もそのままになっていて高齢になってから問題を生じさせて困ってしまうという患者さんが
実際に来院されご本人も困っておられます
ここでよく患者さんが言われる「先生、親知らずは生えてきたら抜いた方がいいのですか?」について次回お話しします