サイトウ歯科 院長ブログ

西宮市門戸厄神駅前「サイトウ歯科」の院長が歯科に関する記事を綴っています www.saitodental.jp

咬めてもうまく飲み込めない!

2019-10-29 20:04:01 | 歯科


専門医技術講習会での話題を最後にもう一つ

先日、食物を噛み砕くことを咀嚼、飲み込むことを嚥下という説明をしました

実はその咀嚼と嚥下の間にもう一つお口の中で行わないといけない作業があります

「食べ物をまとめる」作業が必要になってきます

いろいろな食材をお口のなかに入れて一旦細かくして飲み込む瞬間にその食べ物をまとめておかないと、食べ物が一気に食道に入っていきません

セミナーでは入れ歯を入れた状態と入れなかった状態で食事をしていだたき、それをレントゲンで撮影した動画を紹介していただけました

確かに食べ物をまとめることができないとお口の中で食べ物がバラバラのままで食道に一気に入らず気管の方にも散っていました

歯の機能というのは咬むことだけではなく「食べ物をまとめる」ためにも役立っているとのことでした

日頃いろんな食材をなにも気にせずにスムーズ食べていますがそれを行うためには正常な組織と機能が必要なことが改めて確認できました

普通に食べれることは素晴らしいことですね

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高齢者でもインプラント治療は可能?

2019-10-29 19:15:35 | インプラント治療

今回の日本口腔インプラント学会の専門医臨床技術講習会でのテーマは高齢者に対するインプラント治療についてです

現在日本は高齢化社会から朝高齢化社会に移行しつつありインプラント治療を必要とされる患者さんの年齢が上がってきています

それに対してどういった姿勢でインプラント治療を行うべきかについて何人かの先生によって講演がありました

実際、患者さんにも「年齢が進んでからインプラント治療を受けるのが怖い、インプラント治療を受けても大丈夫?」という質問を時々受けます

まず、結論からいうと年齢が進んだのでインプラント治療が危険なのではなく、年齢が若くてもなにか疾患があったらインプラント治療を含む外科処置が全て危険ですので

年齢ではなく健康状態の方がインプラント治療において確認すべき優先事項ということです

逆に全身的に健康であればインプラント治療を受けてしっかり噛めるほうがフレイル、オーラルフレイルと呼ばれる筋肉や骨の衰えを防ぐことができるというデータがあるそうです

インプラント治療に限らず、お口の健康を若い頃からしっかり維持することが年齢を重ねた時に違ってくるということは間違いなさそうです


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