久しぶりにヨーガや猫関連以外の本を読んだのでご紹介したいと思います。先日CSねことものパンフレットを置かせてもらった友人のエステサロンには、ヒーリングの勉強もしている彼女お薦めの図書コーナーがあり、そこで借りてきたこの本を一気に読んでしまいました。
山田洋次監督の映画『おとうと』のモデルとなった、山谷にある「きぼうのいえ」というホスピス立ち上げのお話です。本の副題が「『きぼうのいえ』の無謀な試み」とある通り、医者でも資産家でもない山本ご夫妻が、信念と情熱だけでホスピスを立ち上げるなんて、そんな事が可能なのかと最初は半信半疑でした。しかし、本を読みながら、多くのボランティアや後援者に支えられて幾度もの困難を乗り越えてきた事を知り、やはり神様の御心に叶った行いは実現するのだと確信しました。
私が一番感動したのは、山本ご夫妻の出会いの場面です。「彼女を見たとき、不思議なことだが、全身に興奮が走った。『ああ、やっと会えたね』『このひとが大好きだ!』と思った。一目惚れだった。そしてなぜかとても懐かしかった。」とありますが、お二人の前世からの強い繋がりを感じて、鳥肌が立ってしまったのは私だけかしらん?
また、たくさんの人達を看取った山本さんが、何度も「ひとは生きてきたように死ぬ」と書いているのを読み、私はどの様な最後を迎えたいのかと改めて考えさせられました。キャットシッター養成講座の卒業課題のひとつが自分の死亡記事を書く事でしたが、今もその時と同じ気持ちで、私は誰にも見られずにひとりで静かに逝きたいなぁと思っています。
本を読み終えた時、最後のページに「きぼうのいえ」への寄付金の振込み用紙が挟まっているのに気がつきました。彼女のさり気ないボランティア精神も素敵なだぁと思ったので、早速郵便局へ行ってきました。
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