どうぶつクッキー

先日お客様から北海道のお土産に頂戴した「どうぶつクッキー」。
あまりにもかわいいので食べずにずっと眺めていましたが、賞味期間も迫ってきたのでついに食べてしまいました！
卵白とアーモンドの粉がベースで、口に入れた瞬間に溶けて甘さが広がります。
オットが入れてくれる濃いエスプレッソにぴったりのお菓子でした。
とてもおいしかったです。ごちそうさまでした！

「さすが北海道は美味しいだけでなくて、しゃれた食べ物があるわ」と感動していたら、小学生の頃のおともだちを思い出しました。
お父さんの仕事の都合で転校を繰り返していた彼女は、とてもしっかりしていて正義感の強い人でした。
当時クラスで一番威張っていた女の子と一緒にトランプをしていて、いつもの如くズルをした威張りん坊に「次ちゃん、そんなズルしちゃダメだよ！」とはっきり言った、あの時のスズキさんの堂々とした姿を、30年以上たった今でも鮮明に覚えています。
その事がきっかけで私は彼女をとても尊敬し、同じ町内だった事もあり妹と二人で毎日の様にスズキさんの家に遊びに行っていました。

スズキさんは2年もせずに今度は北海道の苫小牧へ引っ越してしまったので、しばらく文通をしていたのですが、何を書いたのかは全く覚えていません。
しかし、スズキさんが北海道から送ってくれた六花亭のホワイトチョコの美味しさは、あの頃の私にとってかなりの衝撃でした。
子供心に「こんな美味しい食べ物が世の中にあるとは知らなかった。北海道に引っ越したスズキさんが羨ましいなぁ」と真剣に思ったものです。
今でも、実家の勉強机に飾ってあるスズキさんから贈られたアイヌの木彫りのペン立てを見る度に「彼女は今何をしているんだろう？」と考えたりします。
スズキさんも、私達の事を覚えていてくれてくれたらうれしいなぁ・・・。