この記事は神奈川県の地域猫調査への回答として当会が提出した文書をベースにした連載です。
鎌倉市・逗子市・葉山町の猫事情① 地域猫活動の状況
鎌倉市・逗子市・葉山町の猫事情② TNRは徹底するのが難しい
鎌倉市・逗子市・葉山町の猫事情③ TNRの徹底を阻んでいるのは無責任な餌やり
鎌倉市・逗子市・葉山町の猫事情④ 今のままでは地域猫活動は普及しない
鎌倉市・逗子市・葉山町の猫事情⑤ 現行法での対応の限界
⑥ 殺処分ゼロはゴールではない
神奈川県動物保護センター(横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市、藤沢市を除く神奈川県全域を管轄)では、平成26年度に猫の殺処分がゼロとなりました。
私たちが活動する鎌倉・逗子・葉山(合計人口約26万人)では、所有者不明猫のセンターの引き取りもほとんどありません(3市町合計で2015年9頭、2014年4頭)。
しかし残念ながら当会には猫が繁殖しているという相談が後を絶たず、毎年対応できる水準をはるかに超える猫問題が報告されています。
いったいどうなっているのでしょうか?
動物保護センターの猫の引き取り数は引き取りの方針や方法などによっても左右され、殺処分数はこれに加えボランティア等に譲渡できた数によっても変動します。
(動物保護センターが引き取る飼い主のいない猫は「遺棄されたり親から見捨てられ自力で生きていくことが困難な猫」)
従って殺処分数は当該地域にいる野良猫の数と直接は連動しません。
そして実際に私たちの地域社会には依然として膨大な数の野良猫がいて、不妊去勢手術をせずにそれらをさらに繁殖させる無責任な餌やリが数多く存在しています。
「殺処分ゼロ」=「猫問題の解決」ではないのです。
私たちも殺処分ゼロは画期的で素晴らしいことと考えています。
ただこれは野良猫の繁殖を止め、手術済みの猫の世話をしながら看取ったり引き取ったりして飼い主のいない猫を減らしていくことで達成しなければなりません。
「殺処分」そのものが問題と捉えてしまうと、「不妊去勢手術をしない無責任な餌やリによって野良猫が繁殖し、周囲の人も猫も苦しんでいる」という“根本問題”を見失ってしまいます。
殺処分数だけでは猫問題解決の指標になりませんが、自治体による猫の路上死体回収数と併せて検討すると猫問題の悲惨な実態が見えてきます。
次回は猫の路上死について考えます。
・・・つづく
鎌倉市・逗子市・葉山町の猫事情① 地域猫活動の状況
鎌倉市・逗子市・葉山町の猫事情② TNRは徹底するのが難しい
鎌倉市・逗子市・葉山町の猫事情③ TNRの徹底を阻んでいるのは無責任な餌やり
鎌倉市・逗子市・葉山町の猫事情④ 今のままでは地域猫活動は普及しない
鎌倉市・逗子市・葉山町の猫事情⑤ 現行法での対応の限界
⑥ 殺処分ゼロはゴールではない
神奈川県動物保護センター(横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市、藤沢市を除く神奈川県全域を管轄)では、平成26年度に猫の殺処分がゼロとなりました。
私たちが活動する鎌倉・逗子・葉山(合計人口約26万人)では、所有者不明猫のセンターの引き取りもほとんどありません(3市町合計で2015年9頭、2014年4頭)。
しかし残念ながら当会には猫が繁殖しているという相談が後を絶たず、毎年対応できる水準をはるかに超える猫問題が報告されています。
いったいどうなっているのでしょうか?
動物保護センターの猫の引き取り数は引き取りの方針や方法などによっても左右され、殺処分数はこれに加えボランティア等に譲渡できた数によっても変動します。
(動物保護センターが引き取る飼い主のいない猫は「遺棄されたり親から見捨てられ自力で生きていくことが困難な猫」)
従って殺処分数は当該地域にいる野良猫の数と直接は連動しません。
そして実際に私たちの地域社会には依然として膨大な数の野良猫がいて、不妊去勢手術をせずにそれらをさらに繁殖させる無責任な餌やリが数多く存在しています。
「殺処分ゼロ」=「猫問題の解決」ではないのです。
私たちも殺処分ゼロは画期的で素晴らしいことと考えています。
ただこれは野良猫の繁殖を止め、手術済みの猫の世話をしながら看取ったり引き取ったりして飼い主のいない猫を減らしていくことで達成しなければなりません。
「殺処分」そのものが問題と捉えてしまうと、「不妊去勢手術をしない無責任な餌やリによって野良猫が繁殖し、周囲の人も猫も苦しんでいる」という“根本問題”を見失ってしまいます。
殺処分数だけでは猫問題解決の指標になりませんが、自治体による猫の路上死体回収数と併せて検討すると猫問題の悲惨な実態が見えてきます。
次回は猫の路上死について考えます。
・・・つづく
猫ボランティアを個人でしてます
餌やりの方の多くは孤独なお年寄りが多くネット環境になくて猫も飼育したこともなくて猫の繁殖力を知らない方がおおいと思います
無責任と決めつける前にこういう老人にはまず啓蒙が必要な気がしますが
手術をせずに野良猫を繁殖させてしまう人は様々な年齢層に見られますが、
いずれにしても大人がやっていることには責任が伴います。
ご本人が分からない場合は、それがどれほどかわいそうな事か周囲の方からお伝えして頂ければと思います。
>無責任と決めつける前にこういう老人にはまず啓蒙が必要な気がしますが
私の経験では、残念ですが「啓蒙」程度で理解が得られる方が稀です。
この猫被害者様も隣の餌やりに何度も交渉しましたが、聞く耳持たず。
http://blog.goo.ne.jp/nekofun-higai/e/34937627b25f1f49f793c9525cdec1c0
法廷闘争を選び、平穏な日常を取り戻すことができました。
ただし、民事裁判というのは、被害者に手間と費用と折れない戦う心を必要とします。
なので、99%の猫被害者が「泣き寝入り」していると私は見ています。
民主主義国家というのは、自分たちの権利を守るのは不断の努力があって守られるものであって、努力を怠ればサイレントマジョリティの権利が侵害されるなんて普通にあります。
なので、餌やり相手には譲らずに戦う姿勢を見せる事が大切だというのが私の意見です。
こちらの主張の様に法整備がされることが最も望ましいです。
民事のしんどい戦いをせずに済むケースが増えるはずです。