NPO法人 湘南鎌倉猫ほっとさぽーと 活動ブログ

鎌倉・逗子・葉山で飼主のいない猫の不妊去勢手術をサポートしています。

鎌倉市浄明寺TNR 2

2016年02月29日 | 日記
浄明寺5丁目、昨年の3月にTNRを行った場所です。
昨年の記事はこちら

昨年のTNRで私たちが気づかなかったメス猫がいて、それが出産してしまっていました。
餌をやっている方が耳カットを見て未手術の猫の手術をしていれば(またはせめて私たちに連絡していれば)防げた繁殖でした。

何度でも書きますが、猫の手術は餌やリの責任で行うべきことです。
手術しない餌やリ = 無責任な餌やリが止まらない限り、猫の問題は終わりません。


繁殖して最もかわいそうなのは生存環境が悪化する猫ですが、
もちろん周囲の人の生活環境も悪化します。
そして「ご近所なので苦情を言いにくいが本当に困っている」といったお話が当会によく寄せられます。

今回は3頭の子猫が生まれていました。
そのうちメスの子猫1頭がなかなか捕獲機に入ってくれず、本当に苦労しました。
結局、ドロップトラップを使った大掛かりな捕獲になってしまいました。


メンバーも仕事を抱えた普通の市民です。
何度も現地に足を運んでの捕獲作業はとても大変でした。
でもメス子猫をこのまま放置すればまた4月頃に産んでしまいます。

産む前に手術を完了すれば、1~2頭(母または父母)の捕獲です。
餌をやっている方はこの記事のような事態を招かないように・・・どうが責任ある行動をお願いします。

捕まった母猫


偶然捕まった父猫(多分)


♂子猫


♂子猫


やっと捕まった♀子猫



鎌倉市坂ノ下2丁目 TNR

2016年02月24日 | 日記
坂ノ下です。

線路沿いのお宅から「子猫3頭が庭に来るようになった」との相談です。
もちろん、不妊・去勢手術が必要なので、早速捕獲の段取りをしました。

結果は、♀2♂1、メスは既に妊娠中でした。

 

このお宅の近くには、長年にわたり無責任に猫を繁殖させていた有名なお宅があります。
付近では2年にわたり約30頭の猫の手術をしましたが、
周囲に散ってしまっている猫も多くなかなか全頭手術完了になりません。

根本原因を作っているお宅が一番悪いのですが、周囲の方はそこで生まれた猫を更に繁殖させることがないように、
特に注意していただきたいと思います。

猫を可愛がっている方は、決して野良猫を繁殖させたりしません。
野良猫が事故や病気で悲惨な死に方をしていることに心が痛まない人が繁殖させるのです。

そもそも猫はペット種であって野生動物ではありません。
そして人が与える餌で生きているので、自然に繁殖しているのではありません。

2月は発情・妊娠の季節、4月からは出産の季節です。
不幸な猫を増やすことのないように、一刻も早く手術を済ませて下さい。

逗子市池子2丁目 TNR ③

2016年02月11日 | 日記
ずっと捕まらなかった三毛猫が捕まりました。

以前の記事で紹介した三毛の親子の母猫の方です。



TNRの際に、簡単には捕獲器に入らない猫がいることがあります。

こうした猫は人に馴れている猫であることが多く、
餌やリさんがキャリーケースに入れられる場合もあります。

今回もこの猫をよく知る人が家に入れて捕獲しました。

捕獲器は万能ではありません。
猫によって、そして捕獲する人と猫との関係によって、捕獲のしかたは変わります。

もちろん、その猫に餌を与えている人が捕まえるべきですし、最も早く捕まります。

2月は多くの猫が発情する時期です。
妊娠期間は60~68日とされていますので、4月には子猫が生まれます。

未手術の猫に餌をやっている方は、速やかに不妊・去勢手術を済ませて下さい。

オス猫もスプレーが収まるとともに、メスを求めて遠くまで出かけて交通事故にあったり、
他のオス猫とけんかをして大けがをしたりすることがなくなります。

猫のためにも周囲の人のためにも、責任ある行動をお願いします。

「京都市動物との共生に向けたマナー等に関する条例」の制定後の現状について

2016年02月04日 | 日記
「京都市動物との共生に向けたマナー等に関する条例」の制定後の現状について、
杉本彩さんがご自身のブログで紹介されています。

NPO法人ねりまねこさん主催の地域猫シンポジウムで紹介された内容とのことですが、
条例の成果が出始めているそうで、うれしいです。

杉本彩さんのブログ記事はこちら 「地域猫シンポジウムに行ってきました!」

京都市の条例は基本的には手術をしない無責任な餌やリを抑止するものであって、
当初から適切な餌やリを禁止するものではありませんでした。

ところがこの京都市の条例は一部の方から「餌やリ禁止条例」と決めつけられ、
パブリックコメントの大半を反対意見が占めてしまったという経緯があります。

京都市の関連サイト
京都市動物との共生に向けたマナー等に関する条例(野良猫への適切な給餌の基準等,条例に関する情報のまとめページ) 

猫を苦しめているのは不妊去勢手術をしない無責任な餌やリです。
この事実を正しく理解し伝えていくことが必要です。


環境省パンフレット「もっと飼いたい?」より



環境省パンフレット「宣誓!無責任飼い主0宣言!!」より
(無責任にエサを与える行為は不幸な命を増やすことも・・・)