先月、「餌やりさん、猫は必ず捕獲・手術をして下さい!」という記事を書きましたが、
捕獲器を貸し出すケースもあるので、ここで当会で実施している使い方を紹介します。
私たちが一番多く利用しているトマホーク社の捕獲器です。
まず捕獲する場所と時間ですが、もちろん餌やりの時間に餌場に仕掛けるのが基本です。
何らかの理由でそれができない場合は猫の通り道に置きます。
猫が入ってもぐらつかない場所に設置してください。
また、捕獲器はすぐそばで監視しているのが基本です。
餌の時間など、猫が来ているときに設置して使ってください。
① 餌を用意し、セットする。
餌は猫缶やドライフードも使えますが、鶏のから揚げ(骨なし)は経験的に成功率が高いです。
焼き物やガラスの皿は割れる可能性があり危険です。必ず柔らかい紙の容器等を使用してください。
ケージのできるだけ奥の位置に置いてください(猫の体全体がトラップの中に入ってからゲートが閉まるように、餌は奥以外には絶対に置かない)。
マタタビの粉をふると、猫が踏み板に体をすりつけて誤作動させてしまうケースがあるので、使用しない方が無難です。
捕まりにくい猫(踏み板を踏んでくれない)には、上から餌をを吊るすと効果がある場合があります。この場合もケージのできるだけ奥の位置に縛ってください。
アリが多い場合も餌を吊るとアリがたかりにくいです。
捕獲器の内側の床の部分にペットシート等を敷いて置く方が、踏み板を踏みやすいです。
(捕獲器は金属ワイヤー、踏み板は金属板で出来ており、感触があまり好きではないようです)
② 布等でトラップを覆う
捕獲の際は、あらかじめ捕獲器を布等でくるんでおいた方が猫が安心します(入りやすい)。
猫は捕まった瞬間に捕獲器の中で暴れることがあり、複数の猫を捕獲している場合にはそれを見て他の猫が一旦逃げてしまいます。
捕獲器をくるんであると比較的静かに捕まり、また捕まっている様子が見えないので、ほかの猫が警戒しにくいという効果もあります。
トラップは安定の良いところに設置してから、ゲートを上げてフックをしっかりかけてください。
当会では布でくるむ際に、捕獲器の下に新聞紙とペットシートを敷いています(一番上の画像参照)。
猫がオシッコやスプレーをしても家(一時保管)や車(病院搬送など)が汚れないようにするためです。
③ 猫が捕獲できたら、すぐに布で包んで縦方向を縛る
捕まった猫は脱出しようとして暴れる場合があります。ケージの網にぶつかって怪我をしないように、布で包んでください(包むとおとなしくなる場合が多い)。
必ず縦方向(長い方)をくるむように布を結んでください。
スプレーされても被害が少なく、またゲートが開いて猫が出てしまうことが防止できます(過去に実際にありました)。
呼吸が楽にできるように一部布を開けておくと安心です。
④ 仕掛けたまま放置しない
トラップの中で動物が放置されると、暴れてけがをしたり日照や気温の上昇・低下などによって問題が発生する可能性があります。
また、対象外の動物や子供がけがをする場合も考えられますので、仕掛けている間は目を離さないでください。
⑤ 重要:複数の子猫を捕獲する場合
子猫が複数いる場合は、1頭が入り口付近にいるのに別の子猫が踏み板を踏んでしまうケースがありえます。
成猫は通常1頭しか入れませんし、ゲートのバネはそれほど強くないので誤作動でゲートが体の上に落ちてもけがをすることはありませんが、
子猫にゲートが当たると大けがをしたり死亡したりする場合もありえますので、必ずすぐ近くで監視し、危険があれば子猫を追い払ってください。
子猫は洗濯ネットなどで捕獲できれば、その方が安全です。
⑥ トラップの保管
雨の当たらない場所で保管して下さい。
*** *** ***
文字で書くと長くなりましたが、使い方は比較的簡単です。
餌をやる人が真剣に取り組めば捕まらない猫はいません。
猫に餌をやるなら、必ず手術をしてください!!
捕獲器を貸し出すケースもあるので、ここで当会で実施している使い方を紹介します。
私たちが一番多く利用しているトマホーク社の捕獲器です。
まず捕獲する場所と時間ですが、もちろん餌やりの時間に餌場に仕掛けるのが基本です。
何らかの理由でそれができない場合は猫の通り道に置きます。
猫が入ってもぐらつかない場所に設置してください。
また、捕獲器はすぐそばで監視しているのが基本です。
餌の時間など、猫が来ているときに設置して使ってください。
① 餌を用意し、セットする。
餌は猫缶やドライフードも使えますが、鶏のから揚げ(骨なし)は経験的に成功率が高いです。
焼き物やガラスの皿は割れる可能性があり危険です。必ず柔らかい紙の容器等を使用してください。
ケージのできるだけ奥の位置に置いてください(猫の体全体がトラップの中に入ってからゲートが閉まるように、餌は奥以外には絶対に置かない)。
マタタビの粉をふると、猫が踏み板に体をすりつけて誤作動させてしまうケースがあるので、使用しない方が無難です。
捕まりにくい猫(踏み板を踏んでくれない)には、上から餌をを吊るすと効果がある場合があります。この場合もケージのできるだけ奥の位置に縛ってください。
アリが多い場合も餌を吊るとアリがたかりにくいです。
捕獲器の内側の床の部分にペットシート等を敷いて置く方が、踏み板を踏みやすいです。
(捕獲器は金属ワイヤー、踏み板は金属板で出来ており、感触があまり好きではないようです)
② 布等でトラップを覆う
捕獲の際は、あらかじめ捕獲器を布等でくるんでおいた方が猫が安心します(入りやすい)。
猫は捕まった瞬間に捕獲器の中で暴れることがあり、複数の猫を捕獲している場合にはそれを見て他の猫が一旦逃げてしまいます。
捕獲器をくるんであると比較的静かに捕まり、また捕まっている様子が見えないので、ほかの猫が警戒しにくいという効果もあります。
トラップは安定の良いところに設置してから、ゲートを上げてフックをしっかりかけてください。
当会では布でくるむ際に、捕獲器の下に新聞紙とペットシートを敷いています(一番上の画像参照)。
猫がオシッコやスプレーをしても家(一時保管)や車(病院搬送など)が汚れないようにするためです。
③ 猫が捕獲できたら、すぐに布で包んで縦方向を縛る
捕まった猫は脱出しようとして暴れる場合があります。ケージの網にぶつかって怪我をしないように、布で包んでください(包むとおとなしくなる場合が多い)。
必ず縦方向(長い方)をくるむように布を結んでください。
スプレーされても被害が少なく、またゲートが開いて猫が出てしまうことが防止できます(過去に実際にありました)。
呼吸が楽にできるように一部布を開けておくと安心です。
④ 仕掛けたまま放置しない
トラップの中で動物が放置されると、暴れてけがをしたり日照や気温の上昇・低下などによって問題が発生する可能性があります。
また、対象外の動物や子供がけがをする場合も考えられますので、仕掛けている間は目を離さないでください。
⑤ 重要:複数の子猫を捕獲する場合
子猫が複数いる場合は、1頭が入り口付近にいるのに別の子猫が踏み板を踏んでしまうケースがありえます。
成猫は通常1頭しか入れませんし、ゲートのバネはそれほど強くないので誤作動でゲートが体の上に落ちてもけがをすることはありませんが、
子猫にゲートが当たると大けがをしたり死亡したりする場合もありえますので、必ずすぐ近くで監視し、危険があれば子猫を追い払ってください。
子猫は洗濯ネットなどで捕獲できれば、その方が安全です。
⑥ トラップの保管
雨の当たらない場所で保管して下さい。
*** *** ***
文字で書くと長くなりましたが、使い方は比較的簡単です。
餌をやる人が真剣に取り組めば捕まらない猫はいません。
猫に餌をやるなら、必ず手術をしてください!!
あと一匹です。今日は捕獲きに入りませんでした。
唐揚げやパウチ、ササミいろいろ試しています。
マタタビの粉もふりました。なかなか難しいです。
別の場所のママ猫もずっと捕獲していますが、入りません。
何か相談がありましたら下記のアドレスにメールしてください。
nekohotspprt@gmail.com
湘南鎌倉猫ほっとさぽーと
現在猫が逃亡し探している最中です。
別の場所にて、2匹の親子猫に1日置き(半年前)餌やりをしていましたが今年の初めに親(18歳位)の状態が悪くなり20Km離れた場所から家に連れてき、加護に入れ餌やりを4日ほど過ぎたころ、子猫(13歳位)を首輪をし日向ぼっこさせようと連れ出したのが仇になり逃亡致しました。近所の方が見かけますよと連絡を頂いたのですが、捕獲器を設置にて複数の猫の中から捕獲しようとすると捕獲された猫を見て捕獲器へ入らなくなる可能性は無いのか?また対処方法が有るのか教えてもらえないかと思いコメント致しました。宜しくお願い致します。
ご心配かと思います。下記のアドレスにメールいただけますでしょうか?よろしくお願いいたします。
nekohotspprt@gmail.com
湘南鎌倉猫ほっとさぽーと