NPO法人 湘南鎌倉猫ほっとさぽーと 活動ブログ

鎌倉・逗子・葉山で飼主のいない猫の不妊去勢手術をサポートしています。

事故猫の里親さんが決まりました!

2017年02月28日 | 日記
2年ほど前、ブログを始めた頃に保護した事故猫に里親さんが見つかりました。

あごの骨を複雑骨折しており、骨が露出した状態でそのまま手で捕まるほど弱っていました。

動物病院では「後から車にはねられると顔を道路にぶつけてしまい、このような怪我になりやすい」との説明を受けました。

事故は一瞬でも治療は大変です。
ワイヤーで骨を繋いでなんとか下あごの形に戻して頂きました。

その後もよだれが止まらないなどたくさんのトラブルがあり、長期間の治療・療養が続きましたが何とか乗り越え・・・

この度、素敵な里親さんが見つかり、元気に暮らしている様子を知らせて下さいました。


ちょっと不思議な表情ですが・・・とっても我慢強く人懐っこいかわいい子です!

お別れ

2017年02月01日 | 日記
私たちは原則として里親さんを探す目的以外では猫の保護を行っていません。

ただしTNR等の活動の中で重い病気や怪我でリリースが難しいケースがあり、やむなく会員宅で保護した猫もいます。

諸般の事情で下の2頭は10年以上会員宅で過ごし、先日息を引き取りました(画像は元気なころのものです)。
保護した際の情報から、両方とも死んだときには15歳以上だったことが分かっています。


この猫はもともと重い病気でやせ細っている状態(成猫なのに体重が2kgに満たない)で保護しました。


こちらは背中に大きな傷(一部表皮が無くなってしまった状態)を負ってしまっていました。

元気になったら里親さんを見つけたいのですが、健康不安や障害を抱えた猫の場合は簡単ではありません。

ただ保護した猫には、最後の瞬間まで安全な環境と適切な餌・水、必要に応じた治療や苦痛緩和措置などが提供できます。

しかし保護される猫は保護を必要としている猫の中のほんのわずかにすぎません。
保護という手段ではまったく対応できないほど多くの野良猫が生まれている状況だからです。

そして病気や怪我、障害などで苦しんでいる猫はあまりにも多く、ほとんどが手を差し伸べられることなく死んでいます。

無責任な野良猫の繁殖は猫に無意味な苦しみを与えている行為です。
餌を与える方は、必ず不妊去勢手術をしてください。