NPO法人 湘南鎌倉猫ほっとさぽーと 活動ブログ

鎌倉・逗子・葉山で飼主のいない猫の不妊去勢手術をサポートしています。

師走なのに・・・

2016年12月28日 | 日記
今年も年末にもかかわらず、あちこちでのTNRと保護・譲渡活動に追われています。

この場所は私たちの活動地域範囲外でしたが、秋生まれの4頭の子猫の保護譲渡をお手伝いしました。
猫がいる場所は交通量の多い道路沿いで、厳しい生存環境です。


 


別の場所でも去年生まれの猫が2頭、今年生まれの子猫が5頭、母猫父猫と合わせて9頭の大集団になっていました。
不妊去勢手術後にリリースしても全頭が生存していくのは難しそうな場所です。

やむなく5頭の子猫を保護しました。



まだ警戒しています。

猫はとても繁殖力の強い動物で、2頭のオスメスが10頭になるのはあっというまです。
それに反して子猫を保護して里親さんを探すのは大変な労力、時間、そして費用がかかります。
問題を作るのは簡単で、解決は大変です。


野良猫を繁殖させると周囲の人の生活環境も猫の生存環境も悪化させます。
野良猫に餌をやろうとする方は、まず不妊去勢手術が必要です。

鎌倉市玉縄5丁目 TNR

2016年12月13日 | 日記
玉縄5丁目お宅から相談がありました。

「猫が来るようになったので餌をやっているが、手術がしたいので捕獲器を貸してほしい」とのこと。



このように、餌をやっている方が捕獲しようとする場合は必ず捕まります。
捕獲した5頭のうち、メスが3頭・・・若い未手術のメスでした。








これは周囲のどこかに手術をしない「無責任な餌やリ」=「発生源」が存在しているはずですね。
そこから猫が拡散していると考えられます。

鎌倉・逗子・葉山で野良猫が繁殖しているのを確認したら、
是非「鎌倉保健福祉事務所 環境衛生課」に連絡してください。

電話をしてもすぐには解決に至らないかもしれませんが、
「猫問題がどこで発生している」という情報を一か所に集めておくのは意味があるのです。

この玉縄のケースでも、猫の発生源が分かれば保健所が指導に行くことができます。
また、周囲に問題が飛び火している状況ですから、
ボランティアや町内会が協力して発生源と対話を試みることができるかもしれません。

声をあげる人がいなければ、発生源がどこにあるか誰も知ることはできません。

***

よく誤解があるのですが、そもそもTNR(捕獲・手術)の主体は餌やリです。
この玉縄のお宅のように、餌をやるなら自分が主体となって責任をもって捕獲・手術をすることが必要です。

もちろん本件では私たちもできる限りの補助は致しましたが、
捕獲手術の作業と責任は餌をやる方が負うべきなのです。

私たちの様な団体が主体にならざるを得ない状況というのは、
このような責任を認識しない無責任な餌やリがかかわっている場合です。

鎌倉市笛田5丁目 TNR

2016年12月06日 | 日記
笛田5丁目の狭い小道を進んだ奥の奥・・・
外からはまったく見えないお宅で猫を繁殖させていました。

近所で農作業をしていた方からの相談でしたが、
餌やリのお宅はご近所との対話を拒否している状況とのこと。。。





何とか生存していた猫10頭を捕獲・手術しました。
半分の5頭は出産済みのメスですが、子猫はほとんど死んでいます。







手術をしない無責任な餌やリの特徴ですが、
どんなに猫が死んでも苦痛に感じることがありません。

猫に餌をやる人は「猫好き」と思われていることが多いのですが、
「猫好き」は毎年周囲で多数の猫が死んでいく状況を自分で作ったりはしません。

猫問題は「猫好き」と「猫嫌い」の対立ではなく、
「無責任な餌やリ」とそれを「問題と思う人」の対立です。

今回も一応TNRはできましたが、餌やリの方が考えを改めたわけではありません。
一旦鎮静化できただけで、火種があればいつでも再発する状態です。