NPO法人 湘南鎌倉猫ほっとさぽーと 活動ブログ

鎌倉・逗子・葉山で飼主のいない猫の不妊去勢手術をサポートしています。

逗子市新宿1丁目 TNR

2015年12月21日 | 日記
ここも住宅地の中で猫が繁殖していました。
分かっているだけで、キジサビ母猫+子猫4の家族と黒白母猫+子猫数頭、他にも若い猫が何頭もいます。
餌をやっているお宅も少しずつですが、分かってきました。

住宅地の中の心ある方が周囲のTNRに取り組むことになりました。
まだ進行中ですが、これまでに母猫2頭、未経産のメス2頭、オス6頭の手術ができています。
手術以外に、キジサビ猫家族の子猫4頭の保護と里親さん探しもされています。

 

 

 



こうした繁殖の相談は多数ありますが、あまりに件数が多く私たちだけではとても対応できません。
TNRにかかわる主な作業は下記のとおりです。

① 予備調査: どんな猫がどこに何頭いるのか(写真を撮る)?餌やリは誰か?
② 捕獲準備: 捕獲器などの準備と餌やリのコントロール(捕獲前に餌を止める)。病院の予約など。
③ 捕獲作業: 捕獲器の設置や捕獲できた猫を安全な場所に保管する。
④ 病院搬送: 病院への搬送。
⑤ 引き取り: 病院から猫を引き取る。必要な場合は安全に覚醒させる。
⑥ リリース: 記録写真を撮ってリリース。捕獲器などのあと始末。

場合によっては
⑦ 保護譲渡: 子猫は譲渡先を見つければ、猫にとっても地域にとっても最善。
⑧ 治療  : ケガや病気で治療が必須の場合は、保護・治療を行う。

ご近所や町内会などへの報告や寄付のお願いなども含めると、相当な時間がかかります。
私たちの会は人件費はゼロ、すなわちまったくの無報酬で、活動時間は仕事の休みなどを充てています。

TNRにかかわる上記の作業を(一部でも)町内の方が行えば、問題の解決に大きく前進することができます。
そして町内の方のほうが地域の事情に精通していて、調査・捕獲などの作業効率は格段に良くなります。
逆に町内の方がかかわらないと、全頭手術に至らず問題が再発してしまうことが多いです。

この場所では相談者が猫を助けたいとの思いで頑張っておられます。

勇気をもって行動を起こすことで、多くの猫が救われます。

逗子市池子2丁目 TNR ①

2015年12月13日 | 日記
池子2丁目の一か所目。

線路に近いお宅で猫を繁殖させていました。
ご近所の方が耐えかねて保健所に通報しました。

つい最近も、今年生まれの黒猫1頭が車にはねられて死亡していたとのこと。
そして今度は若い茶白が動けなくなっており、すぐに病院へ搬送しました。

 
ただじっとうずくまっています。

大腿骨が完全に折れています。

激痛だったはず・・・

ここでは7頭を捕獲して6頭の不妊・去勢手術を行いました。
6頭の内の1頭は「おそらく強い打撲によって起こった網膜剥離」によって片目がほとんど見えていませんでした。
状況からすると交通事故の可能性が高いでしょうね・・・。
そして残りの1頭が入院中の茶白です。

 





そしてTNRが終わった直後に下のキジ白が交通事故(多分列車)で死亡していたそうです・・・。


手術をしない餌やりは行き場のない猫を際限なく増やすたいへん残酷な行為です。
そして多くの猫が交通事故で大けがをしたり、死んだりしています。

猫が好きな方が野良猫の世話をする場合は、必ず不妊・去勢手術を徹底しています。

無責任な餌やり(手術をしない餌やり)こそが最大の虐待です。

逗子市池子2丁目

2015年12月08日 | 日記
池子2丁目の住宅地です。
複数の方から猫が繁殖しているとの情報が寄せられています。

町内に問題の場所は何か所もあるようです・・・

簡単な初期調査を行いましたが、多くの猫&子猫に出会います。
 
 

もちろん、周りのお宅は猫よけだらけです。
 

なんとか一か所ずつ繁殖を止めていくしかありませんが、
そのためには餌やりさんを見つけることが必要です。

何度か書いていますが、そこら辺を歩いている猫を捕獲するのではありません。
餌場を把握して、そこに餌を食べに来た猫をキャリーケースや捕獲器等で捕まえるのです。

そのためには、周りで餌をやってしまったり置き餌があったら失敗です。
餌を止めて捕獲器の中だけに餌があるようにします。

また人によく馴れている猫は、かえって捕獲器に入りにくいことが経験で分かっています。
そうした猫は人が手でキャリーケースに入れて捕まえます。


ここは範囲が広く頭数も多いので、もう少し調査しながら作戦を立てる必要がありそうです。。。