NPO法人 湘南鎌倉猫ほっとさぽーと 活動ブログ

鎌倉・逗子・葉山で飼主のいない猫の不妊去勢手術をサポートしています。

鎌倉市寺分 TNR

2015年07月31日 | 日記
続いて、寺分です。

長年にわたり手術せずに餌をやり続けていたお宅がありました。
このお宅で生まれた猫はほとんどが前面道路で車にひかれて死んでいるそうです。

そのため、不妊・去勢手術をしなくてもふえないので、
お金をかけて手術するつもりはないとのこと。

今回はたまたま近所の老夫婦のお宅に猫の親子(母1子猫2)が立ち寄るようになり、
どうしたらよいかとその老夫婦から相談がありました。

捕獲できるように決まった時間に餌をやって下さいとお伝えしたところきちんと実行してくださり、
3頭とも捕まえて手術をすることができました。





 


鎌倉・逗子・葉山では、のら猫はかわいそうと言いながら、
手術せずに餌だけ与えて子猫を産ませる人が後を絶ちません。

生まれてきた子猫は生きる場所を探さなければなりませんが、
そんな場所が多くあるはずもなく、あっても強い猫にすぐに取られてしまいます。
交通事故も多く、本当に悲惨です。

手術をしない餌やりは人にとっても猫にとっても最悪の行為です。

鎌倉市梶原&手広 TNR

2015年07月25日 | 日記
TNRが続きます。

まず梶原の住宅地で猫の繁殖です。
ご近所が保健所に相談しました。

今年生まれの子猫が4頭、そのうち3頭が三毛(メス)です。
とにかく捕まえないと。。。ということで捕獲開始です。
母猫1と子猫4頭ですが、まず子猫4頭が確保できました。






残りは母猫1頭ですが、行方不明になったとのこと。
このままだとまた秋に出産してしまいますが、ご近所の方にも気を付けて見ていただくようにお願いしていったん中断です。

続いて、手広です。
「母猫が子猫2頭を連れている。痩せていたので餌をやっているがどうしたらいいか。」との相談でした。
捕獲を開始したところ母猫は捕まりましたが、今度は子猫が見当たらないとのこと。。。


ここも中途半端ですが仕方ありません、見つかるまで中断です。

捕獲・手術は早く行動することが大切です。
餌をやる方は何とか少しでも早くそして確実に捕獲・手術を実施して、
かわいそうな猫をふやさないようにして下さい。

1.発情・妊娠前に手術
   猫の負担が軽いです。
2.出産前に手術
   頭数の増加を防げます。
3.子猫が小さいうちに保護して母猫を手術
   子猫が小さいと貰い手が見つかり易いです。
4.母猫・子猫共に手術
   それ以上の繁殖を防げます。

1または2なら母猫1頭の手術で終わります。

逗子市山の根 TNR

2015年07月18日 | 日記
今週は逗子山の根でTNRです。
保健所経由の相談ですが、周囲では有名な場所でした。

手術をせずに繁殖をさせていて、現在は母猫3頭と子猫9頭という状況です。

一つの餌場で生きていける猫の数には限りがあります。
その数を超えると周囲に散っていくしかありません。

周辺では交通事故やケガ・病気で多数の猫が死ぬことになります。
ここも今手術をしなければ、子猫を中心に毎年数十頭が死ぬでしょう。
(もちろん、ここではこれまでに多くの猫が死んでいることでしょう。。。)

無責任な餌やりは動物愛護どころか虐待なのです。

こうしたことを餌やりさんご本人がしっかり自覚しなければいけないのですが・・・


3日がかりで全12頭の捕獲ができましたが、
小さくて手術のできない子が5頭いたので、これらは短期間保護してから手術します。




命を大切にする人は早期に何とか頑張って捕獲して手術をしています。
かわいそうな猫をふやすのが一番かわいそうだからです。

餌をやる方は、周囲の子供たちに恥ずかしくない行動を。。。どうかよろしくお願いします。

相談が多すぎて。。。

2015年07月06日 | 日記
「近所で子猫が産まれている、何とかならないか。」
こんな相談がたくさん寄せられていて、対応がまったく追いつきません。

電話で状況を確認して調査に伺うと、
必ずご近所で無責任に(=不妊・去勢手術をせずに)餌をやっているお宅があります。

訪問して手術の必要性をご説明するのですが、
  餌なんかやっていない
  餌をやっているのはうちだけではない
  野良猫の手術に払うお金はない
  どうせすぐ死ぬ、今までもそうだった
こんな答えが返ってくることがほとんどです。

1頭のメス猫が出産しているだけで、4~5頭の子猫がいます。
2頭が出産していれば8~10頭の子猫が産まれています。
親猫と合わせて十数頭の大変な捕獲・搬送作業になってしまいます。

かわいそうだから餌をやった(自分は良いことをしている)
野良猫に餌を与えるのは違法ではない(自分は悪いことはしていない)

このようにおっしゃる方もよくおられます。

こういう方は、自分の無責任な餌やり行為でかわいそうな猫をものすごい勢いでふやして、
猫の生存環境も人の生活環境も悪化させているのに責任を自覚していません。

こうした状況なのでTNRが実施できるまでの対話に膨大な時間がかかり、大きな負担になっています。

先週末は七里ヶ浜でTNRを行いました。
捕獲準備、捕獲器の設置、監視、保管、病院への搬送、引取り、保管、リリースを行いました。
猫は5頭(メス1オス3子猫1)です。


当会のスタッフ4名で3日がかりの作業でした。
スタッフはもちろん無報酬で自分の仕事や生活の都合をつけて自分の車で移動・搬送をしています。

餌をやっている猫の不妊・去勢手術は、本来は餌やりさんがやるべきことです。
大人がやっていることですから、動物を苦しめたり近隣に迷惑になる状況を回避する責任はご自身にあります。

これはしっかり自覚していただきたいと思います。