NPO法人 湘南鎌倉猫ほっとさぽーと 活動ブログ

鎌倉・逗子・葉山で飼主のいない猫の不妊去勢手術をサポートしています。

逗子市小坪TNR

2015年04月29日 | 日記
逗子市小坪です。漁港の後ろに広がる住宅地の一角。

ここはご近所から保健所に通報がありました。
餌をやっていたお宅で確認できたのは成猫4頭(オス2、メス2)と生まれたばかりの子猫2頭です。
子猫2頭は家の中に入れてもらっていて母猫が授乳していたので、まずほかの成猫の捕獲・手術をすすめ、最後に母猫の手術と子猫の保護をすることにしました。


猫はこの餌やりさんが頑張ってキャリーケースに入れてくれました。
キャリーケースを使う場合でも捕獲器を使う場合でも、餌やりさんが捕獲するのが一番です。
捕獲名人はいないかと考える人がいますが、毎日猫と会っている餌やりさん本人が一番の名人なのです。
 

そして捕まえたら猫が来なくなるのではないかとの心配も無用です。
私たちの経験では餌場に必ず帰ってきています。手術をしないのが一番かわいそうですね。

鎌倉市長谷TNR

2015年04月29日 | 日記
4月は活動が大忙しで、ブログのアップが遅れてしまいました。

まず長谷のTNRです。ここも山の中に伸びる細い路地の奥。
一戸建てに住む高齢のご夫婦と、集合住宅の男性が手術せずに餌を与えており、毎年多数の出産があるとのこと。
ご近所の方が市役所に相談してこられました。

餌を与えている方に手術の必要性をお話をして捕獲作業を開始しましたが、
日ごろから置き餌状態のため、猫は好き勝手な時間にやってきます。
また夜間も餌を置いているので、アライグマや狸も餌場にやって来て不衛生で危険です。




ご高齢のご夫妻のお宅には市外におられるご親族が猫餌を買って来ていたそうです。
毎年多数の子猫が死んでいてご近所の方も迷惑しているのに、なぜこんなことを続けていたのか不思議でした。







結局8頭(オス3、メス5)を手術しましたが、1頭のメスは出産後でした。
その子猫3頭は4mほどの高さの崖の中腹の穴の中にいました。
土に埋まったトタンを雨避けにしていたようですが、これではアライグマなどの野生動物に襲われる可能性が高く育たたないと思われたので保護しました。
  




迷い猫・・・

2015年04月10日 | 日記
1年と4ヵ月ほど前のことです。
以前全頭手術を実施した葉山町の漁港に突然、小さなメス猫が現れました。

迷って来たのか捨てられたのかは不明ですが、捕獲して不妊手術をしました。
ところが体重1.5kg程度なのに子猫ではなく成猫であることがわかりました。
そして貧血がひどく体調も悪いので、リリースせずに通院させることに・・・。






一時は2.8kgほどに回復し、会員宅で元気に暮らしていたのですが、
結局亡くなりました。。。体重は1.5kgに戻ってしまっていました。


治療の甲斐なくかわいそうでしたが、多くの猫は体調不良になればそのまま外で死んでいくしかありません。
助けが必要な猫の数は多く、それに比べると保護できる猫の数はほんの少しです。